WBC星野監督だけは勘弁してくれ

WBC体制検討会議なるものが開かれ、王特別顧問の「現役は難しい」の一言により、各紙は監督には星野が最有力と報道しています。
当の星野もどこぞの講演会でWBCでの球数制限に触れるなどやる気満々のようで、一気に星野監督誕生の流れになりつつあるように見受けられます。
どうやらこの検討会議は星野の監督就任を世間に納得させるための儀式でしかないようですが、しかし私は星野だけはWBCの監督にはしてはならない、そう考えています。

北京五輪での惨敗の原因の一端を担った星野の力量不足については、以前もここで書きました。
またそのこと以上に私が星野を嫌がるのは彼の不遜な態度、そこに尽きます。
惨敗直後は「いかなる批判も受ける」との態度を見せながらも、実状はその態度から「潔い」との評価を引き出すためでしかなく、意に反して批判が集中すると「批判するのは時間が止まった人だ」と反省のかけらもない言動を繰り返しました。
挙げ句は敗戦の理由を選手の調子に求めるなど、自身の無能さ、最初に立てた作戦に固執して臨機応変に立ち回れなかったことに気づくこともありません。
こんな星野にWBC監督を任せても、選手が頑張って勝ち進むことは出来ても、監督の采配で勝利を得ることはできないでしょう。

そもそも強い言葉を発することでマスコミの注目を浴び、そのことで闘将という評価を得てきた星野ですが、冷静に見れば愚将であることはその成績が物語っています。
また巨人を批判することでのし上がってきながら、自らもドラフトやFAで巨人と同じ手管で選手を集めるなど、とにかく見ていて反吐が出ます。
しかもここにきてその巨人にすり寄るなど、なりふり構わぬ姿勢には尊敬に値するところは皆無です。
一癖も二癖もある代表選手たちがこういった星野についていくのか、頑張っても勲章は星野が独り占めすることは明らかなだけに、辞退する選手すらでてくるかもしれません。

現役監督が無理なら、選手の選出にも制限を加えるべきではないか。

代表監督の選考方法を考え直して欲しいと思います。
現役監督が開幕前の大事な時期にチームを離れることは確かに厳しいことはわかりますが、それであれば選手も同じです。
もし開幕を大事に考えるのであれば選手も同様に考えて、1軍枠に入る28人を代表選手から外すべきですし、あるいはチーム毎の選出人数を制限しなければ論理破綻します。
監督はだめだけど選手は代表のために無制限に選考する、そんなことは許されることではないと思います。

ロッテとしては厳しくなりますが、星野を監督にするぐらいであれば、本人も意欲を見せているバレンタイン監督を快く送り出したいと思います。
とにかく反省しない者に進歩はなく、かつ不遜な態度をとり続ける星野のWBC監督就任だけは阻止しなければなりません。
WBCを星野の名誉欲のための道具にしてはなりません。