交流戦の後半戦は前半戦のそれと同じく両リーグの首位チームの激突で1点差の競った開幕となりましたが、辛うじて逃げ切ったロッテが30勝一番乗りです。
今月は17勝5敗1分と貯金を12に増やして自称解説者たちを焦らせる好調ぶりで、しかし昨年のこの時期も貯金は11でしたので油断はできません。
接戦ではありましたが今日の9人野球のように徐々に輪が小さくなりつつある不安が無いわけではありませんので、ここからどういう違いを出して翔破を目指すかに注目です。
今日にお立ち台に呼ばれることはありませんでしたが、鈴木も間違いなくヒーローの一人でした。
すくい上げるようなスイングから意外な伸びを見せてのライトポールに直撃のツーランはもちろん貢献度が大でしたが、それよりも特筆をすべきはその存在感でしょう。
とにかく声を出して投手への声かけだけではなく内野陣のリーダーとしての動きができていますし、それに相応しい軽快な守備は投手の背中を守るに足るものがあります。
2年目にして今江や根元より前に出てチームを引っ張る姿は期待をされているキャプテンシーそのもので、その面での西岡の穴は完全に埋まったと言ってもよいと思います。
もちろんこれだけ動けばスタミナが続くのかが心配になりますし、シーズンを通してプレーをしたことがない鈴木ですからぶつかる壁も低くはないでしょうが、既に5月にして昨年の数字のほぼ全てを塗り替えてキャリアハイな鈴木は例え苦しんだとしてもきっと乗り越えてくれるでしょう。
まさかここまでやってくれるとは思っていなかった自分の不明を恥じつつ、もっと恥をかかせて欲しい鈴木です。
いきなりの一発で流れを引き寄せた井口は今月に9本目のアーチで打率も.315ですので、.341の5本塁打の今江とともに月間MVPの最有力候補の一人でしょう。
鈴木に触発をされたわけでもないでしょうが昨年までとは別人のようにマウンドを気にかける素振りを見せてくれていますし、一塁へのコンバートは大成功です。
清田と荻野貴も今月は3割を超えるバッティングでレギュラー争いから抜け出しつつありますし、懸案のDHも今日はサブローがきっちりと結果を出してくれました。
それでもようやくに布陣が固まりつつある一方で今日は川本がスタメンマスクを被るなどチーム内の競争は続くでしょうから、選手たちは気持ちを緩めている暇はありません。
その緊張感こそが翔破の鍵だと考えますので、ベンチにはグラウンドも含めた一体感のある選手起用をお願いします。
先発の唐川は8回途中までを3失点と先発としての責任を果たし、QVCマリンでは今季初勝利での3勝目を手にしました。
最後を決めきれないもどかしさで球数が増えての苦しさがありましたが、コーナーのコントロールが抜群だったことで紙一重で逃げ切った感じです。
八回から継投に入るかなとも思ったのですが続投はあるべき判断だったと考えますし、そうなればそこを乗り切れなかったことが唐川にとっての今後の課題でしょう。
ややスライダーに頼り過ぎな感じがあったものの要所で三振、ゲッツーと思い通りのピッチングができたのではないかと、お立ち台に相応しい今日の白星でした。
唐川の後はお約束の関西国際大リレーでしたが、もうお疲れ様としか言いようがありません。
今日で26試合目の登板となる松永は昨年の益田を上回るペースですし、益田はさらにその上をいきます。
松永は16ホールドポイントでリーグ2位、益田は17セーブでリーグトップと数字が出ていることが救いではありますが、やはり心配は心配です。
益田の鉄腕稲尾に並ぶリーグタイの月間18試合の登板、小林雅を抜く球団記録の月間10セーブは素晴らしい記録ですしスタンディングオベーションもので拍手を惜しみませんが、JFKの藤川と久保田の今を見れば喜んでばかりもいられません。
結果を残している服部やロサらもいるのですから、是非とも組織としてのリリーフ陣であってもらいたいです。
その松永はタイムリーは浴びたものの左打者をきっちりと抑えて流れを断ちきり、益田も前回のリベンジでのセーブで一区切りです。
巨人からすれば今日は最後の打者となった坂本の5タコが全てだったかもしれず、明日も長野とともに徹底マークです。
また守備のちょっとしたミスが試合の流れに大きく影響をすることは身に染みたと思いますので、TPOを考えたプレーをお願いします。
二死から必要のないダイビングキャッチを試みてピンチを作った松本哲を救ったのは長野のファインプレーでしたし、鈍足の走者で何を焦ったのか打球を奪い合って落球をした清田と角中を救ったのはドンピシャのタイミングで跳躍をした根元でした。
明日は風が強くなるでしょうからなおさらに適切な判断が求められますので、地元の利を活かして成瀬を盛り立ててもらいましょう。
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監督の仰るとおり
贅沢は言えませんが、ホームラン以外でも点が取りたかったですね。
清田と角中は、
どちらも定位置というほど守ってない不慣れの弊害が出ましたね。
終盤はセンター岡田にしておけばいいのに。
交流戦ではリーグの順位に変動がないんですかね。
伊東監督の言う「ホームラン打って、調子崩す奴がいるからな」とは誰でしょうか。やらかし1番でしょうか。ナゴヤドームに見に行った時も、ちょろちょろ荻野と守ってるときニヤニヤ合図送ってましたね。集中力・落ち着きがない!喝だ!
松永、益田には、本当に頭が下がります・・・他の選択肢とも思いますが、巨人相手には、さすがにそれをチャレンジできないのは理解できます。
正直、今年の唐川では、ジャビのバッティングピッチャーになってしまうのでは?と心配してましたが、よく投げてくれました。序盤は変化球が高めに抜けたりしていたのですが、ここぞ、という場面でストレートがいいところに決まっていた印象です。
球数多かったですが、いつの間にか8回まで投げてましたね。残念ながら投げきれなかったけれど、その意気込みは「買い」です。きっと西野達に触発された部分もあるのでしょう。
ライバル心を燃やして、次回以降も期待したいです。
ちょっと気になったのは、守備ですかね。
清田・角中は言うまでもありませんが、8回裏は荻野で終わったこともあり、9回は岡田でよかったかな?と思います。相手も岡田を意識するでしょうし。ジャビだけに、延長戦も意識したということだったのかな・・・?
それと、試合前の練習で、岡田はライトをやっていたように思います。背番号まで確認できませんでしたが、左投げの外野手、岡田だけですよね?
連勝中で動きにくいところは十分理解していますが、伊志嶺・岡田も、もっと活躍してくれると、◎かなと。まぁ、贅沢な悩みかな。
PS 昨日はお休みだったので、午前中は映画を見てました。
特に意識もせず、コーヒーとキャラメルポップコーンを買って食べてたんですが、映画が始まる瞬間に、先日のオリオンさんのエントリーを思い出しました。すみません、私は周りに配慮すればOK派です(笑)
清田&角中のブサイクなプレーは…笑いました!選手同志が交錯するプレーはヒヤヒヤいたしますが、バリバリな体躯を誇る両名が衝突しますと…笑えました。まー、春先だからいいよ別に。秋の勝負ドコロでこんなプレーしなきゃ。そして根元選手が救ってくれました。春先の送球関係でミスが有りましたが、こうやってコツコツ返してくれればイイんですよ、別に。トータルで見れば。
さて本日はシャキーン成瀬会長の投げっぷりを楽しみに、午後を待ちます。。。(TVで観ます)