28 松永昂大 投手 30歳 年俸6000万円
【2018年成績】 60試合 2勝5敗0S 防御率3.15 40回 40被安打 1被本塁打 18与四球 2与死球 35奪三振 被打率.268
いつまで経っても評価の難しい松永です。
今季は自己最多の60試合に登板をしての防御率3点台前半は充分に仕事をしてくれたと言ってよいのですが、長らく2点前後を維持していただけに最後の息切れが惜しすぎました。
それでも前の投手が残した走者をきっちりと返してしまう、というイメージを拭えた一年だったのではないかと、ここからもうひと伸びを期待したいです。
日米野球の侍ジャパンに選出をされながらも左肩違和感での辞退が心配ですが、無駄に肩を使わずに休められたとそこは前向きに考えようと思います。
抑える打たれるに関係なくボール先行でテンポが悪いのが松永の特徴ですが、今季はそれが改善をされて早めに追い込むことができたのがよかったのでしょう。
ストレートに力があったことで攻めの気持ちになれたのか、ちぎっては投げ、といった別人のようなマウンドにジョーカーとしての期待が高まりました。
ベンチもそういった起用で左対左のワンポイントでの連投が結果的には使い潰してしまった感もありましたが、左の中継ぎが松永一人だけの状況が長かっただけに仕方のないところではあり、つまりは松永を活かすためにはもう一人でもいればイニングの頭からに徹してもっと上手くはまるのではないかと思います。
先発として考えたときもありましたがストレートとスライダーが半々ぐらいでカーブやフォークがたまに、と球種が少なすぎて今となってはもう無理かなと、そうなれば通算100ホールドも達成をしましたしこのまま中継ぎのスペシャリストとして極めていくのがいいのでしょう。
ただそれにしても抜いたようなボールが欲しい、ストレートの走りがピッチングの吉凶に直結をしてしまうのでは安定感に欠きますので、是非とも一考を願います。
2013年通信簿
2014年通信簿
2015年通信簿
2016年通信簿
2017年通信簿
【オリオン村査定】 6000万円 → 7000万円 (△17%)
松永の抑えも一考か。
多少ノーコンですけど、
あのふてぶてしさ。
向かって行くスタイル。
ロッテ投手陣では最もメンタルが強そうです。
昔の江夏を思わせる感じでね。
でも、左の中継ぎは二枚ほしいので、
配置転換はないですな。
70登板をした益田と共に、今年は良く頑張ってくれたと思います。
来季はこの2人の負荷を少しでも減らせるようなイニングを食える外国人投手、タフなリリーフ外国人投手を補強したいですね。
あ、それと打線か…
それだけに日本代表選出は勿体無かった気がしなくも無いですが
休養できたのは前向きに捉えます。
ところで吉井コーチの著書にコーチング論というのがあり先日読んだのですが、彼の中継ぎの運用の考え方と難しすぎる人間性がわかりました。笑 是非読んでみては?
微妙な判定があると、田村が、これがなんでボールなんだ?あんたの目は節穴か!と言わんばかりに同じコースを何度も投げらせてカウントを悪くしているシーンを何度も見ました、左バッターのインコースにストレートで追い込み、外角にスライダーで三振させる、つぼにはまった時の松永ほどスカッとするリリーフはいません。
来期は、登板間隔にもう少し余裕を持たせて後半戦の大事な場面での活躍に期待してます。
松永投手がピシッと行くと試合が締まりますよね。(それは他の投手においても、モチロンな事柄なのですが。)
とにかく良いコンディションで、シーズン通年仕事をしてもらいたいと思います。
感覚的ですが、1回を投げるリリーフ投手の適正な間隔としては週に2回が基本で、通年でも50試合未満が妥当なのかなと思います。試合数から逆算すると使わずに我慢する試合も必要になってきます。
リリーフ投手は「勝利の方程式」というのも既に古い考えで、通年の帯同ということでなく、力の差があっても左投手、セットアッパー、ワンポイント、ロング等役割によって必ずスペアを作りローテーションさせてリフレッシュさせながら起用する発想の転換が必要と思いますね。どうせ優勝チームでも60試合は負けます。目の先の1勝にとらわれて経験の少ない選手の起用を恐れないことです。
井口監督にはそういった発想は全く期待できないのでおんぶに抱っこですが、投手陣のマネージは吉井コーチに期待します。
試合数で年棒が決まる部分もあるとは思いますが、あまりにもこのポジションは故障で力を落とし辞めていく選手が多いからですね。リリーフ投手の起用や評価の在り方は問われていると思いますね。