オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
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札幌ドームでリベンジ

2007-09-29 22:46:05 | 千葉ロッテ

小雨降る中での優勝のかかった試合、意外だったのは立錐の余地もないぐらいに満員でふくれあがると思われたスタンドに空席が目立ったことです。
シーズンシートで来なかった人の席はともかく、内外野でも場所によっては空席があったのには驚きとともに残念さを感じました。
昨年までとは違って今年の1位通過は正真正銘の優勝、レフトスタンドをロッテファンに浸食されたことを日本ハムファンは恥と思って欲しいです。

小笠原、SHINJO、岡島と主力選手が抜けた上に大幅な戦力アップもなかった日本ハムが、同様な状況で失速した一昨年の覇者ロッテの轍を踏むことなく連覇しました。
シーズン序盤は予想通り下位に低迷しましたが、若手の抜擢やベンチの采配、そして盤石な投手陣に支えられての優勝は見習う点が多く、素直におめでとうと言いたいです。
優勝シーンを球場で見るのは初めてだったので迷ったのですが、胴上げを見ることなく球場を後にした私の想いは「札幌ドームでリベンジ」、これしかありません。

敗戦投手になり2年ぶりの10勝も達成できなかった久保ですが、今日はよいピッチングだったと思います。
久保らしくないストレートで押すもので、MAX145キロのストレートで内角を攻める積極的なものでした。
ボールにも力があり詰まった打球も多く、結果的に3失点となりましたが胸を張っていいと思います。
交代時の久保の表情にも満足感に近いものがありましたし、ベンチに戻る際のスタンドからの拍手が今日の久保の好投を物語っています。

それだけに、久保の後にでてきた投手の不甲斐なさが引き立ってしまった今日の試合でした。
昨日と同様に重要な場面で起用された藤田、その期待に応えることなく傷口を広げました。
確かに一時期の絶不調からは脱したようですが、コントロールは甘く真ん中を痛打されてだめ押しに近い3点目を失いました。
変化球にキレがなく、クロスファイヤーに決まるボールもなく、ただ左手で投げる投手でしかありませんでした。
今日1軍に復帰した小林雅も2軍で打ち込まれてもおかしくないと思える投球で、降格前と何も変わっていない姿を見せつけてくれました。
数値はでていてもキレがなく空振りの取れないストレート、苦し紛れのボールは真ん中に寄ってしまう、CSどころか公式戦で投げさせることすら躊躇させるものでした。
イニングの途中であっさりと交代させられたことからもベンチの評価も同様と思われ、YFKは辛うじて藪田のみが戦力になる状態でCSに突入することになりそうです。

久しぶりにスタメン出場した福浦は8番、ズレータが座ることもある打順ですから今となっては珍しくもないですが、8番打者の福浦には魅力を感じません。
守備では天下一品のショートバウンド処理を幾度となく見せて貢献しましたが、バッティングでは今年の不調を象徴するかのようなボールを追っかけた当てるだけのものでした。
故障もあるでしょうし調子が悪いのもわかってはいるのですが、やはり寂しさは隠せません。
5回の無死一塁の場面で自らの判断でもバントをしてチームに貢献する姿勢を見せて欲しかった、これが素直な感想です。

試合の序盤は久保の好投もあり緊張感のある展開でしたが、藤田が3点目を取られたあたりから急速に消化試合モードになってしまいました。
その最たるものがサブローと早川がお見合いをしたシーン、あれはショックでした。
まだ2位争いもありますし、CSも控えているのに気持ちを切らせた選手がでてしまう、とても残念でした。

ところで今日は今年最後のピンバッチ配布日で、最後を飾るのは黒木でした。
黒木もシーズン序盤に1試合登板したのみで、好投したにもかかわらず2軍に落とされ、その後はお呼びがかからずバレンタイン監督の構想外となってしまっていると思われます。
来年35歳という年齢を考えると任意引退の文字が現実的なものとなってくるでしょうし、さる筋からは2位争いが決着した後であれば最終戦での登板があるのではないかとの話しも伝わってきました。
黒木が万全であれば清水や小林雅らも少しは違った姿を見せられただろうにとの思いが強く、また悔しくてなりません。
まだ何も決まっていない先走りの想像でしかありませんが、もし最終戦が引退試合になるのであれば何を置いても球場に駆けつけることをここに誓いたいと思います。

今日はソフトバンクも負けましたので、2位争いはまだまだ激戦が続きます。
明日の天気は悪いですが、チケットは前売りで完売でしょうから強行するものと思われます。
二日酔いの日本ハムを相手にした方が勝ちやすいでしょうし、是非とも渡辺俊にきっちりと勝ち星を手にしてCSに向けて勢いをつけて欲しいと思います。



1 2 3 4 5 6 7 8 9
日本ハム 0 0 0 0 0 1 2 0 6 9 16 0
千葉ロッテ 0 0 0 0 0 0 1 0 0 1 6 1


◆9月29日(土) 千葉ロッテ-日本ハム23回戦(日本ハム11勝10敗2分、18時、千葉、30,014人)
▽勝 スウィーニー 21試合6勝8敗
▽敗 久保 19試合9勝8敗

▽バッテリー
千葉ロッテ 久保、藤田、小宮山、小林雅、高木、荻野―里崎
日本ハム スウィーニー、武田久、MICHEAL―高橋、中嶋

 

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20 コメント

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Unknown (スポーツ瓦版)
2007-09-29 22:55:05
久保は良かったですが援護が無いと厳しいですよね。
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それにしても… (ちょ)
2007-09-29 23:13:45
久保の好投が報われなかったのが残念でした。

それと今日の試合は今年を象徴するような試合でしたね。首を傾げたくなるような継投…。小林雅、藤田共に見慣れた姿…。大事な試合で一年の総集編を見ているような感じでした。

CSに向けて目標をしっかり定めて試合に望むことを期待します!
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お返事 (オリオン)
2007-09-29 23:35:12
>スポーツ瓦版さん
先制していれば違った展開だったかと思うと、ちょっと悔しいですね。

>ちょさん
久保の表情をみた感じでは何か手応えを感じてくれたようですから、それなりに意味があったと思います。
ただ10勝はさせてあげたかったですね。

あの場面での藤田の投入、まあ川崎酷使のツケでしょうね。
負けている展開ではありましたが、優勝を目指すのであれば川崎を投入したかったところですから。
そのあとの小林雅はCSに向けたテストでしかなく、結果は失格であったと信じたいです。

悔いのないCSにするためにも、きっちりとプランを立てた戦いぶりを期待したいですね。
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・・・ (YUKI)
2007-09-29 23:57:21
日本ハムはおめでとうと言いたいですが、自分は素直に悔しい気持ちで一杯です。
まだ1位という希望があっただけにそれを失ったのは自分にとってはなにか支えがなくなってしまった感じです。



こうなったらCSで見返してやるしかありません!!
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Unknown (49さおとめしゅ~が)
2007-09-30 00:03:34
BSで見てました。
再登録を知らなかったので小林雅の登板には
驚きました。

ファームでも打たれた事は聞いていたので、
「大丈夫か?」と思ったのですが
全然大丈夫じゃなかったですね。
本当に抹消前と何も変わっていません。

打ち取った打球も当たりがよかったですし、
自らのフィールディングで自身を救ったようなものでした。
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Unknown (けとる)
2007-09-30 00:28:49
雅 唯一の復活作戦 スピードガンは初速140キロを目指すこと。というより球の回転 伸びのみを意識すること。フォーム的には開きを我慢すること。決して力みまくって150キロの棒球放ることなかれ。とにかく終速が少しでも落ちないようにと言うことと、きっちり要求どおりのコントロール。上体の力みをいかに取れるか。
1 初速はあえて140キロを目指す。
2 開かないことと、終速が落ちないよう回転・切れ・伸びときっちりとしたコントロールを意識する
3とにかく 終速を重んじれば変わることを理解すること。
初速150を記録するのだから、復活再生の可能性はあるのだが…。わかってくれるであろうか…。
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黒木登板はちょっときつい? (hiro)
2007-09-30 00:32:19
 クライマックスは、通常シーズンと同じ登録条件のようですので、黒木やほかの選手を試しで使おうと思うと、現在の登録選手が、クライマックスで使えないことになってしまうので、多分仮にSB戦で決着がついても、日程的に厳しいでしょう。
 今日は、バッティング練習から、まるでいい当たりがなく、首をひねるような感じでした。試合がはじまると、やはり打ち上げるばかりのバッティングで、中盤までを無駄にしてしまいました。
 さらに、いいプレーもあったですが、内野守備に緩みがあった試合でしたね。
 マサは、巨人がクルーンにいきそうなので、どうなるのでしょう。
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お返事 (オリオン)
2007-09-30 01:06:49
>YUKIさん
素直におめでとうと言えたどうかは、自分もちょっと疑問です。
ただ厳しい状況の中での優勝ですから、素直になりたいと努力中です(苦笑)

まだまだ日本一という夢がありますので、それを心の支えにしましょう!

>49さおとめしゅ~がさん
これでバレンタイン監督もさすがに抑えはおろか大事な場面では使えないと理解したのではないでしょうか。
それだけでも大きな収穫だと思います。

8回のピンチを抑えた時にベンチに戻る際の小林雅が本当に嬉しそうに、でもかみ殺すような笑顔を見せていましたので、まだまだ復活する可能性はあると信じています。
ただし来季以降ですが・・・

>けとるさん
まずは緩急をつかったピッチングを覚えること。
これに尽きるような気がします。
そうすればストレートにも意味がでてきますので。

あとは気持ちの整理と言いますか、自分の置かれている立場を認識することでしょうかね。

>hiroさん
一度抹消すると10日間は登録できない、という意味ですか。
それなら清水なり小林雅なりを抹消すればよいかと(笑)
愛人を落として黒木登板後は根元を昇格という手もあります♪

小林雅は本人にとってはセントラルに移籍した方が選手寿命が延びるような気がします。
慣れていないリーグなら、あの棒球やシュートに手を出してくれるかもしれませんので。
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私も行きました (よしお)
2007-09-30 02:05:35
マリンに行ってしまいました。
やっぱりこういう日はロッテファンとして球場を埋めないといけないよね、と思ったので。

試合内容はガッカリでした。
久保が頑張っているのに、打線はサブローと里崎以外は工夫のかけらもない。
大体ピッチャーの継投をみて、
ファンは1位通過を望んでいるのに、
ボビーは2位のつもりでいるんだな、と思ってしまいました。

どうせ2位狙いなら、諦めた試合で荻野を使わないで直行を欲しくなかったですし、
西岡なんかはやはり手の状態が相当悪いようなのですから塀内にでも、幸一にでも交代すれば良かったと思います。

ズレータも福浦も全くボールが見えていなかったのですから
本当に勝つ気があるなら早々に竹原でも幸一でもつぎ込めば良かったと思うのです。

今シーズンずっと思っていたことですが、
監督とファンが期待するものとに大きな隔たりがあるようで
残念だし、こちらとすると消化不良です。
噂によるとボビーはアメリカに帰りたがって
MLBで極秘に職を探しているようですので
いっそのこと本当に帰ってくれたらいいのに、と思ってしまいます。

大して強いとも思えない、小さくまとまった、つまらない野球をする日ハムに優勝されたというのは大変悔しいのですが
それが現実ですし、ロッテがやるべきことが出来なかった結果なので
今日は素直におめでとうと言っておきたいと思います。

でも・・・やっぱり悔しいですけれどね。
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お返事 (オリオン)
2007-09-30 02:21:12
ご指摘の通り、何だか中途半端ですよね。
先発と中継ぎの使い方の温度差が激しいのもそうですし、野手の休養タイミングにしてもそうです。
総力戦かと思えば手抜きとも思えるオーダーを並べてみたり、バントを多用してみたと思ったら無策の攻撃を繰り返してみたり。
こう、ポリシーというものが見えない感じがします。

球団としてはファン獲得に絶大な貢献をしている監督だけに、本人が帰国すると言わない限りは永久監督のつもりでいると思います。
いい参謀をつけて、かつその言に耳を傾けることができさせすれば名実ともに名将になりうるバレンタイン監督だけに、物言わない動かないコーチ陣に囲まれて裸の王様になっているのが残念でなりません。

そう言えば試験期間が終わったのか、チケットが元に戻りましたね。
試験が失敗であったことを願います。
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