楽天のCSを強烈にアシスト

小宮山が現役引退を発表しました。
正直なところ来季もプレーをするものだと諦めが入っていただけに、かなり驚いています。
この件については別の記事にしようと思っていますが、ドロドロの退団劇ではないことを願っています。

さて今日の試合ですが、西武ファンの怨嗟の声が聞こえてきそうな見事な逆転負けで3タテを食らいました。
チームの勢いの差、CSを目指す選手の気持ちの差と言ってしまえば簡単なのですが、何だか後味が悪い試合であったことだけは確かです。
仙台まで足を運ばれたロッテファンの嘆きの声も聞こえてきそうで、シルバーウィークの前半は重い雰囲気となってしまいました。

小野は7回を2失点、勝ち投手の権利を持ったままの降板でしたが、中継ぎ陣が打たれて8勝目を手にすることができませんでした。
とは言え、何となく抑えてしまう小野らしさは随所にありましたし、立ち上がりの失点で崩れることなく中盤をしっかりと抑えたことが味方の逆転を呼んだわけですから、充分に先発としての役割を果たしてくれた、そんな今日のピッチングでした。
もう少し大胆にストライクを取れれば球数を減らして8回ぐらいまでは投げられたのではないかとも思いますが、まあこれまでを考えれば7回で107球での継投はいつもどおりで、本人は納得をしていないとは思いますが、予想のできた交代でした。
今季最終登板となるであろう次の日曜日に、地元でしっかりとシーズン勝ち越しを決める白星を手にすることで、まずまずのシーズンだったと思える試合にしてもらいましょう。

小野の白星をフイにするピッチングとなってしまった内、荻野の中継ぎ陣は、来季に向けて自分に何が足りないのかを、しっかりと噛みしめることを忘れないでもらいたいです。
そのポイントさえ分かっていれば秋季キャンプで鍛えることができますので、ただ漠然とメニューをこなすのではなく、目的を持った練習ができるようにする必要があります。
内についてはメンタル面の強化はもちろんのこと、肩肘のケアをしつつ足腰を鍛えること、荻野についてはとにかく縦のカーブの復活を目指して投げ込みをしてもらいたいです。

打線は中盤に逆転をして8連敗はしないとの選手の気合いのこもったコメントも聞かれましたが、その気合いも虚しく1点差での敗戦に終わりました。
やはり目立ったのはチャンスでの今江の初球打ちで、あまりの空気の読めなさには呆れてしまいます。
青野が2軍でサードを守っているようですし、故障さえなければ細谷のレベルも上がってきていますので、西村次期監督にはこの3人を競わせることを願いたいものです。
ミスターロッテの称号を掴みきれないまま来季は9年目の27歳と若手とは呼べない年齢になってきますので、いい加減に尻に火をつけなければ取り返しがつかないことになります。
逆に打撃好調さが維持し続けている塀内は今日もホームランを含む2安打と打率も3割を大きく越えており、あまりに意外な展開に戸惑っています。
ホームランが出てしまうのは塀内にとってはマイナス材料だとは思いつつも、打率が残せているのであれば長打が出るに越したことはなく、ここにきていったい何が塀内に起こったのかには興味があります。
ようやくバレンタイン監督の呪縛から逃れることが出来る、なんてことを思っているわけでもないのでしょうが、今度こそ秋季キャンプでしっかりと基礎を身につけさえすれば、素質はあるだけにラストチャンスのブレイクに期待をしてもいいかもしれません。

明日からはソフトバンクとの3連戦、ここでソフトバンクに勝ち越しをするようですと楽天の2位もありますから、毒を食らわば皿まで、楽天のアシストを続けてもらいましょう。
多村に後悔もさせたいですし、是非とも3タテを食らわして借金20の恐怖からも逃れたいものです。

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計 安 失 千葉ロッテ 0 0 0 1 3 0 0 0 1 5 7 0 楽天 1 0 0 0 0 0 1 4 X 6 11 2

◆9月20日（日）　楽天－千葉ロッテ22回戦（楽天12勝10敗、13時、Kスタ宮城、20,428人） ▽勝　福盛　29試合7勝8S ▽敗　内　29試合3勝1敗1S ▽本塁打　塀内4号（福盛） ▽バッテリー 千葉ロッテ　小野、内、荻野―橋本将、里崎 楽天　ラズナー、佐竹、川岸、有銘、福盛―中谷、嶋