オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
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日本一から最下位へ

2011-10-09 22:11:43 | 千葉ロッテ

ついに13年ぶりの最下位が決まりました。
日本一の翌年に最下位となったのはパシフィックでは史上初で、両リーグを合わせても3度目という不名誉な記録です。
もっとも日本一とは言ってもロッテの場合はペナントレースを3位で通過をしての下克上ですから、同列で語るのは違うかもしれません。
それでも情けないことに変わりはなく、これでようやくに重い腰を上げて消化試合モードに入ってくれればまだ救われるのですが、今日に発表をされたフェニックスリーグのメンバーを見れば新たに一軍に合流をする可能性が残されているのは小林と奇跡を信じての荻野忠ぐらいですから、あまり期待をしない方がよさそうです。

CS出場を争っているチームですら若手をぽちぽちと使い始めている中で、ロッテの先発が渡辺俊であったことは今のチーム事情を考えれば仕方がないのでしょう。
しかしそのベテラン投手があっさりと初回から失点をしてしまうのですから頭が痛くなりますし、やはり足を使ってくる楽天を相手にするには荷が重すぎたとも言えます。
毎度のごとく試合後の反省の弁は聞き飽きましたし、もっともこれだけ貧打が続くと点を取られないようにと意識をすることが逆効果になることもあります。
それでもここのところの渡辺俊は目に見えて好不調が分かるといったことがなくなってきただけに、かなり使いづらくなってきました。
重光ジュニアの放言のおかげでドナドナの危機は去ったであろう渡辺俊が、来季もローテーションの鉄板であれば多くを期待できそうにもありません。
願わくば渡辺俊が5~6番手を争うぐらいの、そんな若手の台頭を心待ちにしています。

その渡辺俊を先発に起用をしたのであればその責を負わせなければならないはずが、球数が多かったとは言っても5回で降板では中継ぎ陣も大忙しです。
そんな中でようやくに課題克服かと思えた古谷はまたしても左打者に弱いところを露呈してしまい、やはりショートリリーフぐらいの立ち位置が適任なのでしょう。
こうなると大谷とロサのお疲れ登板も惰性でしか見られなくなってきましたし、かと言って中継ぎ陣は誰もが疲弊気味ですから今日の面子は非難すべきものでもありません。
要は準備不足、例によって代打でしか使わない大松などは無意味ですから、早急に投手との入れ替えをすべきだと考えます。

それにしてもその大松は浦和で何も変われなかったようで、力みまくってのスイングには悲しささえ覚えます。
コーチがどういった指導をしていたのかは分かりませんが、あれでは来季も期待をするのは厳しいような気がします。
犠牲フライでも同点の場面で力が入るのは分かりますが、まるでボールを叩き潰すかのような力任せのバッティングではバッテリーの思う壺でしょう。
逆方向にも運べる柔らかいスイングが大松の持ち味だったはずなのですが、あまりに打てないことでパワーの意味をはき違えているようにも思えます。
どうせ低反発球なのですから遠くにはなかなか飛びませんので、まずは打率を上げることを優先すべきです。
ホームランはヒットの延長線上、語り尽くされたこの言葉が今の大松には一番に必要なものだと思います。

明日からはフェニックスリーグが始まりますので、来季のことを考えれば意識は宮崎に置くべきなのかもしれません。
とりあえずは現状のスタッフでと後手後手の球団の不手際のためにチームは高橋二軍監督と二軍コーチが率いることになりますが、それを既成事実とするのもよいでしょう。
もっとも二軍スタッフこそ充実をさせるべきですので入れ替えたいスタッフもいますが、しかし現場を分かっていない林新球団運営本部長の判断がかなり不安です。
予想どおりにゴシップ紙には球団経営からの撤退の可能性を報じられていましたし、球界全体がロッテの一挙手一投足に注目をしていることを忘れてはなりません。



  1 2 3 4 5 6 7 8 9
千葉ロッテ 0 0 0 0 0 1 1 0 1 3 11 2
楽天 1

0

0 2 0 1 0 0 X 4 10

1


◆10月9日(日) 楽天-千葉ロッテ21回戦(楽天14勝6敗1分、13時1分、Kスタ宮城、17,140人)
▽勝 長谷部 7
試合1勝
▽S ラズナー 33試合3勝4敗17S
▽敗 渡辺俊 24試合7勝9敗

▽バッテリー
千葉ロッテ 渡辺俊、古谷、大谷、ロサ―田中
楽天 長谷部、スパイアー、小山、片山、青山、ラズナー―伊志嶺

 

コメント (18)    この記事についてブログを書く
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18 コメント

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最下位が決定 (246)
2011-10-09 23:47:41
13年振りの最下位だと言うことで、日本一の翌年にこの成績はないだろうと、全く期待はずれの一年でした。毎試合レベルの低い試合を見せられ、不満だらけです。今後、各選手のレベルアップを死に物狂いでやってもらわないと、来年もこの低レベルな試合を見せられることになるので、勘弁してもらいたいです。今日の渡辺はあまりやる気が感じられず、打線も相変わらずの拙攻。九回の大松はいったい何なんですか?相手がミスでチャンスくれて、無死一三塁でしょ。一気に逆転までもっていかなくてはいけない場面なのに、ロッテ全体として勝負弱い。今見たいなあと思うのは角中だけ。ところで、今年マリーンズのバッターで二桁ホームランの打者が出そうにないのですが、過去チームトップのホームラン数が10本いかなかった例ってありましたか?どなたかしりませるか?
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史上最低の潰走 (くろべえ)
2011-10-09 23:52:49
「史上最大の下克上」から一転して「史上最低の潰走」になりましたね。どう言い訳しようと積み重なった敗戦の山は消えません。いや惨めなシーズンでした。今日の9回が象徴しているように、野球が下手くそです。似たようなシーンをどれだけ繰り返せば気が済むのか…。勝負の世界ですから歴史的大敗をした将として辞表を提出して沙汰を待つのが筋だと思います。

小野、里崎、俊介、福浦、井口らの限界の闇が完全に見えた上に、彼らを一気に引退に追い込むべき中堅である大松、今江、成瀬、根元、荻野貴、細谷、大嶺らが期待外れもいいとこ、という惨状ですから、せっかくの伊志嶺、角中、山徹らの台頭という希望も霞む程の暗黒ぶりですから。本格的に出直す覚悟が必要だと思います。

敗退を繰り返す中で来期への布石を打ちながらであれば我慢もします。負けにも負け方があるはずですが、伊藤、ロサや大谷の酷使や今更な正人の重用に現れるように大局感や長期的視点を有さない数値の大きいカードを順番に並べるような采配では厳しい意見が出るのは当然です。異様な怪我人の多さやテギュン離脱など戦力が整わなかったのは誰もが知っているのに…。
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Unknown (N.S.ボウラー)
2011-10-10 00:04:58
9回は、最低同点にしなくちゃなぁ…。

ま、それができないから最下位なんだろうけどね。

いまのところ、来季への光明も見えません。
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あれから1年 (かもめ野郎)
2011-10-10 00:20:06
現実逃避をする為なのか、去年のことを思いだしてしますが、10月9日の9回表の攻撃も格好の比較材料です。

去年は8回に4点入れられたのを繋ぎの野球で見事に、見事に追いつてくれました。そして、福浦の芸術的な一撃で勝利。猫屋敷で驚喜したのが昨日のことようです。あれから下克上が始まりました。

今年はエラーで1点差になり更に無死1・3塁。あと一本が出ない、勢いを感じられない今年を象徴しています。やっぱりなといった感じです。

来年の今日はどうなっていることやら。さっぱり分からないのがこのチームの魅力だったりします。来年はほんの少し、ちょびっとでも光が見えることを願うばかりです。
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Unknown (JF)
2011-10-10 00:29:15
開幕11連敗した10年前でさえ最下位ではなかったんですから、借金を20以上抱えたダントツ最下位の今年がいかにひどいかという話です。
西岡の穴や相次ぐ故障者というマイナス要素はあったものの、各場面でやるべきことをやらなかった結果ですから、同情はしません。
長いシーズン、優勝チームでもどうしようもない試合が年に何回かはあるものですが、金返せと言いたくなる試合が5~6試合も続くのは異常です。
内・伊藤を壊してまで目先の一勝にこだわり続けた結果が借金20の最下位。
ふざけてます。

もはやロッテの勝敗に興味もなく、ヤクルトの応援に神宮へ出掛けてみたら割と楽しめました。
優勝を争うチームがサヨナラ勝ちで盛り上がるのは気持ちの良いものですね。
サヨナラ負けなら昨年から慣れっこですが…。


そういえば、土曜の試合の記事(ニッカン)で

伊志嶺、岡田の1、2番コンビに代打を起用。「(前略)控え選手にチャンスも与えないといけない。チームの人数は9人だけじゃない。次につながる戦いをしていかないと…」

という西村監督のコメントが出てました。
今更気付いた!?
しかも、なぜ福浦やカスティーヨや井口を代えるという選択肢はないのか?
何を考えてるのかもう意味わかりません。
何も考えていないのでしょう。
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恥さらしもいいところ (マカロン)
2011-10-10 00:44:07
今日は猛烈に怒っているので言葉が汚くなるのでご容赦ください。

最下位失速の原因が故障?トレード?関係ないよ。どのチームだって常にベストメンバー組めてないけど、バックアップが遜色なく活躍している。選手の不信感?知るかそんなもん!一般企業の雇用契約じゃないんだよ!終身雇用じゃないんだ、活躍しなけりゃ自分たちが食っていけないだろ、言い訳ばっかりすんな。年俸は観戦しているファンが出しているものもあるのを忘れてるのか?もっと真面目に試合やれよ、ポロポロポロポロ草野球みたいなミスばっかりしおって、観てるこっちが恥ずかしいわ。
監督さん、何が『和』だよ。口当たりのいいこといって甘えてるんじゃないよ!采配の妙を感じさせるものもなく、「選手がやってくれないと、明日です明日」とだけコメントしてればいいんだから世間からすればロッテの監督は楽に見えるでしょうな。そんな監督なら私でもできるんで、西村の年俸5分の1でいいから雇ってよ(笑)
選手諸君。ソフトバンクや日ハムといったところはいうに及ばず、他球団と比べても明らかな戦力差(技術、状況対応力、観察力、集中力、度胸、選手層)があるんだから、君らにできることは彼らの5倍練習することからだよ。キャンプからやっても遅すぎる。下手な人間はその分努力する。どこの世界でも一緒。プロなら当たり前に実行してファンを失望させないように、来年はギラギラした戦う姿勢をみせてほしい。
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西村采配はもう結構! (ナインボール)
2011-10-10 01:05:45
>チームトップのホームラン数が10本いかなかった例
ということですが、他球団のことは分かりませんがロッテでは一度もなかったように記憶しています。落合が去った翌シーズンから暗黒のアリトー政権がスタートしましたが初年度に確か2桁本塁打選手の皆無がシーズン後半騒がれましたが、高沢 秀昭がギリギリ到達して難を逃れたようです。
昨年の日本一はランカー外のボクサーがラッキーパンチが命中して世界チャンピオンになったのと同じ。故障した選手の代役が運良く活躍する、というパターンが連続しました。しかし、今年は…。
 いい加減に西村、袴田らの“終身雇用”は何とかならぬものか(嘆)
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現実逃避・・・ (東京鴎)
2011-10-10 01:19:26
袴田さんは村田兆治あってこそ。
さあ村田さんを入閣させましょw

ああ、それから闘争心のジョニーだな。
教養・知識面で小宮山教授も必要だ。
守備走塁コーチとして楽天から小坂を引き抜きたい。モロも編成部から現場に戻そう。
あと監督は現状誰がやっても大差ないレベルだからせめて神輿の役割を果たしてもらわないと。
その役に適任なのは?
・・・幕張のファンタジスタ初芝清しかいない。
さあ、90年代半ばから00年代前半、弱かったけど輝いていたあの頃のマリーンズを支えた男達が再集合だ。
来季が楽しみだぜ!


・・・・・・・・・・・・はぁ(泣)

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極めて個人的な雑感 (ぽんたろうアルトマン)
2011-10-10 03:02:49
個人的には、現監督の采配etcを責める気はしません。BV組撤退後のスクラップ&ビルドを、現ロッテ選手を現場的に最も良く知る人として精一杯やっていると思います。
ただ、それはあくまでも「つなぎ」の役割としてです。

次のステップが大切なことは言うまでもありません。しかし、長期的な球団スキームがなければ、その一歩が適切な方向を向くことはないでしょう。

マカロンさんがおっしゃる「五倍練習」、私も同感です。
かつてカネヤンはそれを「走りこみ」という単純な訓練を選手に課し、ジプシー球団の足腰を鍛えて日本一に導きました。

あるいはBV体制も、ショック療法的な大シャッフル采配で瞬間的な結果を出すことに成功しました。

しかし、しかしです。本気で強い球団を作りたいのであれば、こんなやり方では中長期的に困難です。

ロッテとして球団を今後どうしたいのか。
今回こそは真剣にロジカルに考えて欲しいものです。極めて個人的には、私が存命中の30年計画ぐらいで。
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Unknown (傾奇者)
2011-10-10 06:27:55
最下位かぁ~
主力が抜け、怪我人が続出し、期待の大砲が仕事をせずにボイコット。
これでは、当たり前。

是非、要らない二軍選手や実績を残す事を期待できない若手を切って、多少お金が掛かっても、実績のある選手の補強を考えて欲しい。



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