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オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
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四度ボーン

2016-10-22 02:45:52 | 映画

今ごろは早朝から広島に旅立つために早寝をしているはずだったのですが、週末の予定が無くなってしまったので時間を気にすることなく三ヶ月ぶりのレイトショーです。
シリーズ5作目、前作はスピンオフでしたのでマット・デイモンとしては4作目の「ジェイソン・ボーン」はそのまんまのタイトルで、ようやくに記憶を取り戻したボーンが自分探しと言いますか、なぜトレッドストーン計画に加わっていたのかを探るべくCIAとの戦いに身を投じていきます。
タイトルがそうなのもCIAエージェントとしての生い立ち、ジェイソン・ボーンとは誰なのか、がテーマだからなのでしょう。

ジェイソン・ボーン

NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン

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前作から9年、第一弾から14年が経っていますので年輪を隠せないマット・デイモンはさすがに引き締まった体をしていましたが全体的に大きくなっているのは仕方がないのか、得意の早歩きもどこか熊のそれのようで俊敏さと言いますかしなやかさと言いますか、そういったものが感じられませんでした。
しかし圧倒的な強さは相変わらずで、ちょっと強すぎるんじゃないの、もっとぎりぎり感があったほうがよかったんじゃないの、なんて思ってしまうほどで、「悪」に立ち向かう痛快さはありながらもどこか暗い雰囲気があるのはテーマがテーマだからなのでしょう、勝手にライバル関係と目しているミッション・インポッシブルとは対極にあります。
くすっ、とでも笑えるシーンはありませんし、久しぶりに映画酔いをしてしまった目まぐるしい展開はバイクチェイスあり、カーチェイスあり、肉弾戦ありと息もつかせぬスピード感が最初から最後までで手に汗握る、123分の長さを感じさせない面白さでした。
目立ってはいけないはずの逃亡者、そしてCIAとの戦いが町中でのど派手なものだったのはいかがなものか、また日本人にはイメージがあれなトミー・リー・ジョーンズが強面で出てくるのには違和感があったりもしましたが、これまでの作品を観たことがある人には逃す手はないでしょう。
逆に言えば一見さんには厳しいような、人間関係が繋がっていますので、予習としてアイデンティティー、スプレマシー、アルティメイタムを観ておくことをお薦めします。
ちなみにプロローグに日本語が、棒読みのようなセリフがありますので、ストーリーとは全く関係ありませんが聞き耳を立ててみてください。


2016年10月21日 鑑賞  ★★★★★(5点)


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姉さん女房

2016-10-21 01:04:06 | 映画

ドラフト会議のつぶやきのための早帰りは早出早帰りでもよかったのですが、そういうときに限って間際に何かがあって帰れなくなったりもするので、思い切って午後半休としました。
ただそれではさすがに早すぎるので久しぶりのTOHOシネマズ、観るつもりはなかったのですが評判があまりにいいので観る気になった「君の名は。」です。
似たような邦画が昔にあったようですが関係は無いようで、そして評判どおりに素晴らしい、娯楽としては一級品でしょう。

君の名は。

東宝

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新海誠の作品は初めてでとりあえず傾向をリサーチ、その背景の美しさが特徴とのことで注目をして見たところこれまた評判どおり、これでもか、と迫ってきます。
登場人物の描写もモブも含めて手抜きなし、それだけでも観る価値はあるでしょう。
これといったメッセージがあるわけでもなく、またそんなことを娯楽には求めていませんので、江川達也の「売れる要素をぶちこんだだけでプロからしたら全然面白くない」との評もある意味ではその通り、でも映画ってそんなものだろうと、とにかく楽しめればそれでいいです。
ストーリー的にはやや展開が読めてしまいましたがオープニングからしてそこを隠そうとしているわけでもなく、水戸黄門的な要素もプラスに働いているように思います。
老若男女、子どもから年配の方まで惹き付けているのはそれが理由でしょうし、興行収入が150億円を超えて200億円を目指す勢いとのこと、さすがに300億には届かないでしょうから千と千尋の神隠しに次ぐ邦画として歴代2位になるわけで、そうなれば次回作にかなりのプレッシャーになることでしょう。
ちなみに細田守とは違ってキャラの作画がまちまちなのが個人的にはちょっと引っ掛かっていて、過去の作品に手を出すかどうか、思案中です。


2016年10月20日 鑑賞  ★★★★★(5点)


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晩飯が不味い

2016-08-21 01:12:49 | 映画

雨が心配ながらもTOHOシネマズでの二本立て、興味本位のチョイスでしたが、予想に反して面白かった、つまらなかった、となかなか見込みは当たりません。
不安だった行きに降られずに大丈夫だろうと思っていた帰りに降られるのも同じ、まあそんなものです。
そんなこんなで来月ぐらいから楽しみにしている作品が立て続けに公開をされますので、それらも含めて手当たり次第でいってみようかと思います。

ジャングル・ブック

ウォルト・ディズニー・ジャパン

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ジャングル・ブック、は名前を聞いたことはあるものの内容は分からず、またさして興味もありませんでした。
ただ幕間の予告編での動物たちの動きがあまりにリアルで、それだけでも観るに価値があるかなと思い直した次第です。
実際のところ背景や小動物も含めて全てがCGで作り上げられているとは驚きでしかなく、子犬のような狼が可愛かったですし、心変わりは正解でした。
ここまで技術の進歩があれば「火星人を発見」なんて映像が流れても信じてしまうのではないかと、そこは罪作りと言えなくもありません。
またジャングルに取り残された人間の子どもであるモーグリが黒豹に助けられて狼の群れで育ち、執拗に命を狙ってくる虎に対峙するといったストーリーは動物と人間との共生、といったメッセージも込められているのでしょうが、そこが押しつけがましくないシンプルな作りになっているのもよかったと思います。
もっとお子ちゃまが多いかと思えば大半は年配の方だったのが意外でもあり、老若男女を問わずにお薦めです。


2016年8月20日 鑑賞  ★★★★☆(4点)

 

秘密

松竹

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気持ち悪さだけが残ったのが秘密、こちらは大ハズレでした。
死者の脳内に残された記憶を電気信号を介して映像化する技術、犯罪被害者の記憶から犯人を特定するといった設定は面白かったのですが、そこからの肉付けが足りません。
帰ってきてから調べてみれば原作は漫画で登場人物の背景などがあってこそでもあり、149分の長丁場ながらもそこを描ききれずに上っ面だけをなぞったのではないかと思います。
法医第九研究室のトップである薪警視正の親友でありかつての同僚でもあった鈴木がなぜ自らの命を賭してまで28人連続殺人犯である貝沼の記憶を封じようとしたのか、明かされてみればそこには納得も共鳴もなく、絹子の最後も理解できず、なぜ?のクエスチョンマークだけが飛び交ったのが正直なところです。
意味深な「あっち側に行ってしまう」もただの思わせぶりで、そこここにグロい映像を見せつけられただけでした。
こちらは中途半端にメッセージを塗り込めようとしたのが大失敗だったような、エピローグがそれを象徴していたかなと、とにかく晩飯が不味かったです。


2016年8月20日 鑑賞  ★★☆☆☆(2点)


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普通に面白い

2016-07-26 01:53:06 | 映画

 

会社の福利厚生でTOHOシネマズは時間帯に関係なく1300円で観られるようになったので翌日を考えてレイトショーはここのところ敬遠をしていたのですが、アニメともなるとお子ちゃまを避けるには入場制限のかかるレイトショーの一択、久しぶりに夜の映画館です。
土曜日に公開をされて二日間で80万人を超える動員はさすがにワンピース、ただ平日の夜ともなると1/5ぐらいしか席は埋まっていませんでした。
出足の二日間ではフィルムZの114万人には及ばず、ストロングワールドとほぼ同じぐらいですので着地点は400万人弱ぐらいか、そうなれば来場特典で先着200万人のトランプを確実に手に入れるためには今月中に、先着500万人の七七七巻だけでよければ都合のいいときに、といった感じでしょう。

ONE PIECE FILM GOLD

ポニーキャニオン

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普通に面白かった、シンプルな感想です。
やや設定に無理があるかなとは思いましたがそこはアニメですから気にせずに、やや雑なところもありますがストロングワールド以前とは別世界の絵柄はコミックスのファンでも入り込めるのではないかと、どれだけストーリーがよくても「誰?」では興ざめですのでなかなかの出来映えでした。
麦わら海賊団の面々、それぞれに見せ場があるのも嬉しいですし、最後ばかりは読めてしまいましたが二転三転する展開も息をつかせません。
あまり深く関わってはきませんがサボ、コアラ、スパンダム、ロブ・ルッチ、ここにクザンが出てくれば満点でしたが、まあこんなところでしょう。
いつも気になるゲストな声優陣は、メインどころで濱田岳、ケンドーコバヤシ、菜々緒、北大路欣也、豪華なちょい役に竹中直人、三村マサカズ、古田新太、コロッケ、そして小栗旬にはエンドロールまで気がつかず、それほどに、意外なぐらいに自然にとけ込んでいた感じでした。
ただ唯一の例外は満島ひかり、これは酷かった、これまた最後まで誰かは分かりませんでしたが、間違いなくゲストだと分かる浮きっぷりにはげんなりです。
メインどころでも一番に出番があっただけにこれだけで★一つマイナス、Blu-rayでは差し替えて欲しいぐらいとは申し訳ないながらも、偽りなき本音です。


2016年7月25日 鑑賞  ★★★★☆(4点)


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その結末は是か非か

2016-07-11 00:00:11 | 映画

原作を読んでいるものはその違いにガッカリとすることが多いので映画は敬遠をしていたのですが、しかし今回は怖いもの見たさの64(ロクヨン)です。
主人公の三上広報官、D県警シリーズながらもさすがにそのままではいかずに群馬県警が舞台となっていますが、そのストーリーはほぼ原作に忠実でした。
しかし最後の最後にそれかよと、確かに放置とも言える終わり方では映画としては厳しいとの判断だったのでしょうが作者には作者なりの考えがあってのそれだったはず、この結末を作者は納得をしているのか、渋々に認めたのか、後味が悪くともそのままであった方がよかったとは個人的な感想です。

64-ロクヨン

TCエンタテインメント

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原作では県警内部の刑事部と警務部の対立、そして幼女誘拐殺人事件の二つのテーマのうち前者に重きを置いていましたが、映画では後者が中心です。
これは前者が主人公たる三上広報官の独白に負うところが多かっただけにそれを本人に語らせるわけにもいかず、またその三上広報官を中心とした人間関係を描ききれていなかったのも同様で、そうなれば事件そのものに主眼を置かなければならなかったのは仕方がありません。
二渡調査官の存在が軽くなってしまったのもそれが理由で、せっかくの赤間警務部長のイヤらしさの熱演も活かされず、どっちつかずの中途半端になってしまっています。
そのためか安っぽい感動物語になってしまった嫌いがあり、付け加わった結末がとどめを刺してしまったような気がします。
また14年間の月日が流れても年齢を重ねない、これも仕方がないとは言え、三上広報官に松岡捜査一課長、雨宮に日吉と、その差がありすぎました。
豪華なキャストで演技もよかったですが年齢設定もしんどく、その説明がなかったので映画では問題はなかったにせよ、三上広報官と二渡調査官が同期というのもあれすぎです。
それでも映像ならではの小物の使い方は見事、しっかりとその伏線も拾い上げましたし、まずまず評判がいいのも分かります。
原作を読んでいるからこそ前後編240分もの超大作ながらも表現しきれなかったところを理解でき、しかしそれもあっての失望もあり、トータルでは不満の残った昭和&平成でした。


2016年7月10日 鑑賞  ★★★☆☆(3点)


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原作とは別物か

2016-06-12 00:22:47 | 映画

チームが低迷をして客入りに影響をするのを避けるためか、毎年のようにシーズン前半に地元での開催を週末に集めるロッテです。
さらには個人的に今年は札幌、横浜に足を伸ばしたことで球場に行かなかった土日はまだ2回だけ、この後も水道橋、所沢に行く予定ですので映画を観に行く時間がありません。
そんなこんなで今日は野球、映画のダブルヘッダー、今月初めてのTOHOシネマズでした。

探偵ミタライの事件簿 星籠の海

ポニーキャニオン

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島田荘司の御手洗潔シリーズをベースにした「探偵ミタライの事件簿」は、原作とは別物と思った方がよいかもしれません。
そもそもその原作はまだ一冊しか読んでいませんが、御手洗潔は少なくとも脳科学者ではなかったはず、またこんなクールなイメージでもありませんでした。
どうやら大人の事情らしいのですがワトソン役も不在で、理路整然とした探偵役にボケに徹する女性ともなれば「ガリレオ」の二番煎じのようにも思えます。

そういったところを抜きにすれば、映画である必要があったかどうかはさておき、まずまずな出来映えでした。
多くの死体が引き寄せられる島、猟奇的な誘拐殺人事件、東南アジア系の外国人による犯罪、幕末の老中・阿部正弘の遺した黒船撃退策、などなど多くの謎が複雑に絡み合っていくストーリーがテンポよく展開されて、やや詰め込みすぎかと感じてしまうぐらいのボリュームがあります。
それらを小気味よく解き明かしていく探偵ミタライ、あまりに一直線で起伏がないのがどうかとは思いましたが、まあこんなものなのでしょう。
やや残念だったのが映像化をすれば仕方がないのですが謎に深みが無くなってしまっていたことで、友情出演という贅沢な無駄遣いをするのであれば配役にもう少し気を配ってくれればと、また石田ひかりはあんなに下手くそだったっけ、要潤も今ひとつ、とメインどころの役者の演技が寂しくもありました。


2016年6月11日 鑑賞  ★★★☆☆(3点)


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超映画祭り

2016-05-06 01:17:57 | 映画

どうしてもシーズン中はなかなか映画館に足を運べないので、このGWで地元に試合のない3日間で何とかしようと思っていたのですが、雨と強風にずるずると出不精になってしまったのを奮い立てての今日、思い切って自己最多の4本を立て続けに観てきました。
ここのところは映画酔いもしなくなってきたので不安だったのは尻と腰、476分はさすがにきつかったです。
それでも大ハズレが無かったのでラッキー、幕間の紹介映像で興味のある作品もありましたから、徐々にまた気合いを入れていこうと思います。

フィフス・ウェイブ

ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

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まずは「フィフス・ウェイブ」は侵略ものです。
異星人の4段階に渡る攻撃で人類は滅亡寸前、その最後となる第5波に立ち向かう若者たちの活躍と言ってよいのか、その抵抗ぶりが描かれています。
緊張感がありますしテンポも悪くなく、中盤まではそれなりに楽しませてもらいました。
ただ第1波が電磁波攻撃により通信網や電気などを破壊する「暗黒」、第2波が津波など気候変動を操る「崩壊」、第3波が鳥インフルエンザの症状を重くする「感染」、第4波が人間に寄生していく「侵略」と派手な攻撃ではなく真綿で首を絞めるようなじわじわ感がむしろ現実味はありながらも、肝心の第5波がチープすぎます。
第4波までの技術力があればドローンを飛ばして生き残りを探した上でのスナイパーによる狙撃ってのも摩訶不思議ですし、回りくどい第5波も説得力がありません。
まさか続編があるのか、と思わせるような終わり方も中途半端、世間的な評価が今ひとつなのも分かります。


2016年5月5日 鑑賞  ★★★☆☆(3点)

 

スキャナー 記憶のカケラをよむ男

東映

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あまり期待をしていなかった「スキャナー」は、意外にも面白かったです。
物や場所に残された思念を読み取る能力を持つ元漫才師が、失踪をした音楽教師を追う過程で連続殺人事件に巻き込まれていくといったストーリーです。
科学では説明の付かない思念、ですのでご都合主義は否めませんが、それでも無理のない展開にまとまりのよい人間関係、最後のそれには感心をさせられました。
ただ意図的なのでしょうが狂言チックな野村萬斎のセリフ回しがしっくりこなかったのと、宮迫の雑なしゃべりが自分にはもう一つだったのが残念、またこれは本人がどうのではないのですが杉咲花の中華料理を頬張るイメージが浮かんでしまったのが罪作りだなぁ、といったところです。


2016年5月5日 鑑賞  ★★★★☆(4点)

 

アイアムアヒーロー

エイベックス・ピクチャーズ

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ぶっ続けの三本目は「アイアムアヒーロー」、ジャンルとしてはホラーなのでしょう。
ここのところ漫画では多いらしいゾンビもの、ゾキュン、と呼ばれる噛まれることで感染をしていく死体がゾロゾロ、思わずビクつくスプラッタはその漫画が原作らしいのですが、申し訳ないながらも読んではいませんし、そもそもこの作品も観るつもりはありませんでした。
ただ知人から強く薦められての、また大泉洋が好きということもあってのチョイス、気弱な英雄が他人を守る気持ちを育てることでHEROになっていく成長物語でもあります。
有村架純が可愛いだけではなく表情で演技ができるのを知ったのも収穫、その役どころが中途半端でこちらもいかにも続編がありそうな、無ければあまりに撒いたネタを拾わなさすぎですから評価が下がりそうですが、そのエンディングはあるいは元祖ゾンビへのオマージュなのかもしれません。
あとTOHOシネマズさん、あまりリアル感のないスプラッタではありますがR15+の指定なのですから、見るからに小学生を放置はまずいでしょう。


2016年5月5日 鑑賞  ★★★★☆(4点)

 

スポットライト 世紀のスクープ

VAP,INC(VAP)(D)

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人肉をむさぼるゾキュンを観た後に遅めの昼食、マクドナルドはなかなかにヘビーでしたが、1時間半ほどの休憩の後は社会派ものの「スポットライト」です。
神父の子供への性的虐待をスクープした実話がベースになっているとのこと、アメリカでは大きな影響力を持つ協会に立ち向かう記者たちが描かれています。
アカデミー賞で作品賞と脚本賞の2部門を受賞しましたが、ただ自分にはそれほどのものとは思えませんでした。
地道な取材活動が丹念に描かれているのには引き込まれましたが、作中で何度も「協会に潰される」的な圧力を口にしながらも、実際は関係者が口を閉ざすぐらいで目に見える圧力で苦労をさせられるような描写がなく、そこを露骨にすれば協会からクレームがつくのを避けたかったのかもしれません。
周りがあまりに物わかりのいい人たちばかりで、物足りなかったのが正直なところです。


2016年5月5日 鑑賞  ★★★☆☆(3点)


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あっけない

2016-03-23 00:53:57 | 映画

新しいパソコンのセッティングに手こずってはいますが先が見えてきましたし、シーズンに入ればどうしても足が遠のいてしまう映画ですので、思い切って今月の5本目です。
もっともシーズンクーポンと同じく自らを追い込む、そこまでしなければならない理由はないのですが出不精を何とかしたいこともあり、会社が契約をしている福利厚生の一環でTOHOシネマズのチケットをレイトショー価格で購入できるサービスを利用して7月末までに10本、回数券のようなものを購入しました。
月に2.5本ペースですのでシーズン中にはかなりハードルが高いですが、それよりも何よりも観たい作品がなければどうにもなりませんので、配給会社さん、よろしくお願いします。

僕だけがいない街

角川書店

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そんなこんなで今日は「僕だけがいない街」です。
原作の漫画をコミックスで途中まで読んでいるのでどうしようかと迷ったのですが、続きをいつ読めるかも分からず、その結末を知りたくてのチョイスです。
原作とは違った手仕舞いとするケースもありますから何とも言えませんが、その途中までのコミックスに比べればほぼ原作どおりに丁寧になぞっていましたのでこれがそうなのか、もしそうであればあっけないと言いますか、そっか、としか言いようがなく、個人的にはあまり後味のいいものではありません。
直後に起きる悪いことの原因を取り除くまで同じシーンが何度も繰り返される、そんな不思議な能力を持つ主人公が母親を殺した罪を着せられてしまい、その遠因が小学生のときに起きた幼女連続殺人事件と見極めてそれを防ごうとする、18年前にリバイバルして悪戦苦闘をするストーリーとなっています。
原作を短い時間に閉じ込めていますから抜かなければならなかったシーンもありますし、登場人物のそれぞれの挙動、思いなどが描き切れていなかったのは仕方がない中で、藤原竜也も有村架純もまずまず好演だったのではないかと、子役たちもけなげさが爆発、藤原竜也の母親が石田ゆり子ってのにはひっくり返りましたが、トータルではまずまずでした。
それだけに繰り返しになりますが説明をすっ飛ばして駆け足のような終わり方が残念、実のところ誘惑に負けてテレビでそのあたりをアニメでチラ見してしまったのであるいは映画独自の展開だったのかもしれず、モヤモヤとしたものがありますが、これでコミックスの残りを読む動機付けができたとでも思うことにします。


2016年3月22日 鑑賞  ★★★☆☆(3点)


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サプラ~イズ

2016-03-19 01:37:52 | 映画

火星に一人だけ取り残された主人公が知恵と科学の力で生き残り、そして地球に生還するといったシンプルなストーリーですので、実のところあまり期待はしていませんでした。
しかしその苦労と感動が描かれているだけだろう、との予想を裏切って、なかなかに秀逸な作品に仕上がっています。
派手なアクションがあるわけではなく、未知の生命体が襲ってくるわけでもなく、とにかく地味に生きているだけだったりもしますが、それだけに丁寧さに欠くようであれば興ざめなところを適度なウィットを散りばめながら飽きさせずに見せてくれる、お粗末だったプロメテウスと同じ監督とは思えない「オデッセイ」でした。

オデッセイ

20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン

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142分の長丁場でしたが、それを感じさせなかったのはストーリー展開の巧みさがあってこそでしょう。
順調にいっているかと思えば難題が持ち上がり、それを乗り越えたら次のハードルが立ちはだかる、そのメリハリに一瞬たりとも気を抜くことができませんでした。
ドキドキ、ハラハラ、とはやや違いますが手に汗握る、スクリーンに没頭してしまうだけの引力があります。
マッチョなマット・デイモンがやせ細っていくところなどはアングルの工夫で違和感はありませんでしたし、ここのところは太り気味だったところでダイエットもしたのでしょう。
悪い人が誰もおらず、また予定調和な締めくくりではありますが知らず知らずのうちに拍手をしてしまう、登場人物の一人になったような気分にもなれます。
帰りに雨に降られましたが観てよかったと、ジェイソン・ボーンの次回作も決まったとのこと、次のマット・デイモンも楽しみです。


2016年3月18日 鑑賞  ★★★★☆(4点)


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リーマン・ショックの裏側

2016-03-09 01:03:01 | 映画

それに近い業界で飯を食っていますし、それなりに予習はしたのですが、やはり難しかった「マネー・ショート」です。
劇中でもところどころに説明シーンを入れていますから制作側としてもそのハードルは意識をしていたはずで、ただ細かなところは分からずとも全体の流れに影響はありません。
アメリカのみならず日本を含めた世界経済に大きな影響を及ぼしたリーマン・ショック、なぜそれが起きたのか、そんなドキュメンタリータッチな作品です。

マネー・ショート

パラマウント

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しかし残念なことに、その中途半端さは否めません。
モーゲージ証券の危うさに気がついたファンドマネージャーらの視点で描いたことでドキュメンタリーに徹しきれず、そこに家族愛や正義感、食の安全までをも持ち出す必要があったのか、サブプライムローン問題が顕在化しても下がらない債券価格、格付けに一喜一憂するなどドラマな側面は余計だったように思います。
若くて細い麻生太郎、胡散臭い日本食、バックに流れる徳永英明に村上春樹の引用、銀行の担当者に黒人や女性、インド人が表に出てくるのも何らかの意図を感じざるをえず、そもそものテーマとして金融界の顧客軽視の儲け主義、不正を訴えるかのようなエピローグもありましたが、主人公らが勝ち抜けている時点で説得力がありません。
ただグリーンスパンやベアー・スターンズなどをそのまま出しているところなどはアメリカらしいなと、そして自ら蒔いた種ながらも作品に恵まれないブラピでした。


2016年3月8日 鑑賞  ★★★☆☆(3点)


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一見さん大歓迎

2016-03-08 02:34:33 | 映画

先日に続いてドラマのスペシャル版、しかも最終回スペシャルのようなものですので敷居が高いかと思いきや、一見さんにもかなり優しい「信長協奏曲」でした。
導入やところどころで背景をほどよい感じで説明をしてくれていますし、もちろんドラマを見ていた人には分かるのだろうな、とのシーンもちょこちょことはありましたが、あまりに有名な信長の生き様ですので戦国史にある程度の知識があればさして問題はないでしょう。
おちゃらけたところもありますし役者の格、重みからすれば足元にも及ばないながらも、三谷幸喜の清須会議よりも面白く、ドラマも見てみようかと思えるコンツェルトです。

信長協奏曲

ポニーキャニオン

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戦国期にタイムスリップをしたサブローが、そっくりの織田信長と入れ替わるストーリーです。
晩年の信長を30代の小栗旬がそのままで演ずるなど年齢設定はかなりいい加減ですし、その時々の武将の居場所も適当ですが、それでいて大きく史実から逸脱をすることなくその隙間を独自の発想で埋めているバランスがよく、原作がそうなのか、脚本で彩ったのか、いずれにせよ無理のない仕上がりとなっています。
信長と帰蝶のラブストーリーがやや多めながらも、柴咲コウのこぼれそうな目の動きがなかなか、ルパン三世でも意外に良かった小栗旬をちょっと気に入ったかもしれません。
その結末は好き嫌いが分かれそうですし、さすがにそのアイテムはどうよ、と思わず突っ込んでしまいましたが、まずまずな落としどころではあります。
原作の漫画はまだ連載中とのことですからまた違った展開になるのか、ただ絵柄が好きではないので読む気はありません。


2016年3月7日 鑑賞  ★★★★☆(4点)


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一見さんお断り

2016-03-05 04:06:03 | 映画

先日に車両故障で1時間ほど電車に閉じ込められたことでチケットを無駄にした「シャーロック」を、意地になって観てきました。
そもそもが予定になかったものを本命に間に合わずに選んだものですのでこだわる必要もなかったのですが、これも何かの縁、といった感じです。
ただテレビドラマのスペシャル版ですから一見さんには厳しいかな、との危惧がドンピシャで、ちんぷんかんぷんなところもままあったベーカー街221bでした。

シャーロック 忌まわしき花嫁

角川書店

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ロバート・ダウニー・Jrの斬新なホームズもよいですが、こちらのステレオタイプなホームズも落ち着きがあります。
自殺をした花嫁が生き返って連続殺人事件を起こす、その謎に挑むホームズとワトソン、メインのストーリーも悪くはありません。
ただやはりドラマを見ていなければ分からない、そう思えるシーンが少なくありませんし、そもそものドラマが現代に生きるホームズですのでそこにまず違和感があります。
ホームズがドラッグ常用者、とは定説になっているようで、そのトリップぶりが縦横無尽に活かされているのも引っ掛かりがあるかなと、結局はホームズは何を解決したのか、あるいはワトソンの方が活躍をしたのではないか、と思ってしまうのも正直なところではあります。
プロローグとエピローグ、というわけでもないでしょうがメイキングやインタビューのおまけ映像が30分ぐらいあったことで本編は90分前後だと思われ、それであれば映画にする必要があったのか、それよりも何よりも全てを楽しむにはドラマで予習をせずに、その世界観に触れないままに映画のみを観ることはお奨めできません。


2016年3月4日 鑑賞  ★★★☆☆(3点)


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覚醒!

2016-01-16 01:29:56 | 映画

朝方から熱っぽかったのでどうしようかと迷いはしましたが、そこは貧乏性、午後になってかなり楽になりましたし、チケットを無駄にできずに今年初の映画館です。
その一歩目は「スター・ウォーズ」で、できれば年内に観たかったのですが混雑ぶりが半端でなく、とにかく混雑が嫌いなので一ヶ月遅れとなりました。
さすがに話題作、5スクリーンを占有してMX4Dを投入するなど力が入っており、ただ座席が揺れたり風が吹いたりするらしいMX4Dは+1000円のオプションが高すぎますし、そこに3Dが加われば映画酔いは必至、それならばDOLBY-ATOMSの大音響をと思ったもののこちらも3Dでしたので、大人しく2Dのノーマルスクリーンでの鑑賞です。

スター・ウォーズ フォースの覚醒

ウォルト・ディズニー・ジャパン

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ルーカスフィルムからディズニーに変わっての一作目ですので不安もありましたが、まさに「スター・ウォーズ」そのものでした。
文字が流れていくオープニング、画面の切り替えなどは懐かしくて身震いをするほどで、耳に馴染んだサウンドや効果音も古い人間にはたまりません。
撮影技術は今となれば斬新なものはありませんが、「スター・ウォーズ」があったからこそ今がある、と考えればその凄さがスクリーン狭しと迫りくる感じです。
そして肝心のストーリーは記念すべき1作目、エピソード4の焼き直し、リメイクとの声もありますが、これはJ.J.エイブラムスによるオマージュなのだと思います。
にやり、と笑みが出てしまうようなシーンが多々あり、これは確信犯以外の何ものでもないでしょう。
エンドロールにハリソン・フォード、マーク・ハミル、キャリー・フィッシャーを先頭に持ってきているところからもそれが窺えますので、評価にもプラスをしての満点です。
そのルークやレイア姫の劣化も話題になっているようですが、しかし劇中としてはおそらく30年後ぐらいで実年数と同じ時を刻んでいるわけですから、このためにかなりダイエットをするなどの努力もしたようですし、面影を残していてきれいに歳を重ねたように思います。
もちろん不満がないわけではなく、あまり隠すつもりはないようですが微妙に絡み合う人間関係、その登場人物の巡り会いがあまりに偶然に過ぎますし、あれだけルークが習得に苦労をしたフォースをまるで超能力のような発動に描いてみたり、ダース・ベイダーの役どころながらもあまりにヘタレな悪役など、そのあたりも批判の対象なのでしょう。
それでも次回作が楽しみな、10年ぶりですので肩慣らし、共和国の完全勝利で終わったかのようなエピソード6をひっくり返す帝国改めファースト・オーダーと新共和国の力関係、また登場人物の立ち位置などをくどい説明なく自然に受け入れられるようなストーリー展開になっていますから、前6作を観たことがあれば予習をせずともすっと入っていけるはずです。
気になるとすればピッコロ大魔王の存在と、あれだけでいくらもらったのかが激しく知りたいマーク・ハミル、といったところかなと、フォースと共にあれ!


2016年1月15日 鑑賞  ★★★★★(5点)


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弱っちい

2015-12-19 00:32:56 | 映画

季節労働者にとっての年末年始は繁忙期で、早く帰れるときはとっとと帰ってゆっくりとしたいのですが、久しぶりに映画館に足を運びました。
今日に公開となったスター・ウォーズの客入り状況はどんなかな、とチェックをしたところ007の最新作が最終日だということに気がついた、ことが理由だったりもします。
そんなこんなで巷で話題沸騰の、ではなく静かに幕を下ろしつつあるジェームス・ボンド、スペクターを観てきました。

007 スペクター

20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン

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前作から3年弱、そのエピローグをすっかりと忘れていました。
そこから始まる新たなストーリーはお馴染みの息をつかせぬカーチェイス、などテンポのいい展開に148分の長さは感じませんでしたが、しかしその内容はもう一つです。
まるでお釈迦様の手のひらの上で右往左往する孫悟空のように、常に一歩も二歩も先をいく犯罪シンジケートのボスに翻弄をされるボンドがどう対していくのか、そこが見どころだったはずが、え?と唖然とするぐらいに突き詰めてみれば弱っちい存在だったのにガッカリとさせられました。
きっとボンドであれば、九四式拳銃でB29を撃ち落とせるのでしょう。
そもそもダニエル・クレイグにプーチンのイメージが被ってしまい、ロシア人にしか見えないのが自分にとっては致命的です。
どこか全体的に暗いのは原作に近い、との評があるようですが、ロジャー・ムーアやピアース・ブロスナンの軽めのウィットに富んだボンドが好みだったりもします。
これも売りの一つであるはずのQの兵器も上滑り気味で、エンドロールを見つつ「ボンドは戻ってくるのか」と不安にもなった24作目でした。


2015年12月18日 鑑賞  ★★★☆☆(3点)


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チャレンジは不発

2015-11-02 01:01:18 | 映画

今日はファーストデーでTOHOシネマズは1100円、チャレンジにはもってこいで三本立てに特攻をしてみました。
昼過ぎに最寄り、とは言ってもさほどに近くはありませんが普段に観ているところで一本、そこでは既に上映が終わっているものを観るために7キロほど離れたところまで移動をして夕方から立て続けに二本、中学生のときに三本立てを観たことがあるような気がしますが当時は一本が短かったですから、おそらくは人生最長の映画デーです。
ただ幸いなことにやはり体が鈍っているせいか映画酔いもせずに済んだものの肝心の内容が今ひとつなものばかりで、チャレンジは不発といったところでした。

メイズ・ランナー2

20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン

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まずは「メイズ・ランナー2」で、三部作の第二弾です。
前作で迷宮から抜け出した少年たちが今度は砂漠で自分たちを追ってくる組織と戦う、そんなストーリーになっています。
副題に砂漠の迷宮とありますが無理矢理感がもろ出しで原題はThe Scorch Trialsですから灼熱の試練、とでも言いますか、よって迷宮はどこにもありません。
あまりに意外すぎる物体も登場をしますし、どこが迷宮なのか、いや謎が謎を呼んで頭の中が袋小路になってしまっていることこそが迷宮なのでしょう。
スリリングな展開に信ずるものが人それぞれ、という奥深さもあり楽しめはしましたが、どこか設定についていけなくなりつつあるのも正直なところです。


2015年11月1日 鑑賞  ★★★★☆(4点)

 

ファンタスティック・フォー

20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン

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次は「ファンタスティック・フォー」です。
これは10年ぐらい前にありましたのでその続編かと思いきやリブート作品とのことでしたので、予習をせずに観ることとしました。
テレポートで異次元の世界に足を踏み入れた主人公ら4人が、その影響で特殊な力を手に入れるといったストーリーです。
本人たちの望んだことではありませんし、その見てくれからして手に入れるという表現は違うような、それを受け入れるまでの懊悩もテーマになっています。
それだけにその力を発揮するシーンはおまけみたいなもので、絶対的な悪が存在をしませんし、最後はわけの分からない展開でのハッピーエンドですから単なるプロローグに過ぎないのかなと、このままで終わってしまえば消化不良どころの騒ぎではありません。
調べてみればやはり来年に続編が公開予定とのこと、次こそは縦横無尽に胸のすくような活躍ぶりを期待します。


2015年11月1日 鑑賞  ★★★☆☆(3点)

 

ダイバージェントNEO

ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

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最後はやはり三部作の第二弾、「ダイバージェントNEO」です。
前作で五つの派閥の抗争と言いますか勢力争いと言いますか「博愛」の征服と言いますか、そんな中でダイバージェント、異端者と呼ばれる主人公が仲間とともに世界から抜け出すところで終わりましたが、今作はその主人公らを執拗に追う「博愛」との戦いとなっています。
やはりテンポはよくスクリーンに引き込まれはしますがその展開がピンとこず、最後のオチが中盤ぐらいで読めてしまいましたし、実験と言われてしまうとまるで「メイズ・ランナー」の亜流のような、もう一つ何を描きたいのかがよく分かりませんでした。
直前まで観ていた「ファンタスティック・フォー」の主人公が脇役で出ていたのはこの作品が悪いわけではありませんが、個人的には勘弁です。
あまりタイプではありませんがシェイリーン・ウッドリーの目力が一番の見どころかなと、今後に注目でしょう。
しかし納まりがいいかなと思ったところでの三作目は前後編とのこと、思わせぶりなエピローグから話が展開をするのか、二作目で止めておけばよかったのにと悔いを残すのか、来年、再来年とかなり間が空きますので興味が続くかは分かりませんが、とりあえずは待ちたいと思います。


2015年11月1日 鑑賞  ★★★☆☆(3点)


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