雪香の星月夜日記

山口雪香の歌がたり、ささやき、ひとりごと

離れゐて海はささやく雨音を含める月の睫毛おろさむ

2008-06-22 18:37:35 | Weblog



 海に降る雨。

 それだけのことなのに、不思議。

 それもメリーベルの台詞だった。単純なことがふしぎ。



 



 さかもと未明さん、ブログにわたしのことを書いてくださった。

 多忙なスケジュールなのに……。たくさんの言葉。


 さっき訪問して一読、あまりに過分な賛辞、とまどう。


 いろいろと至らないこと、自分がいちばんよく知っている。


 「雪の会」では、わたしの宮沢賢治への想いだけが演出かもしれない。


 青い幻想。


 ストーリイがあるようでないような。


 この作品にゆたかに溢れるゆらめく光を、声で表現できるかどうかと。


 いっときの夢ものがたり。



 ありがとう、未明さん。あなたといつかコラボレーションしたいです。








 



 
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水星に生(あ)れなば我も尾を持ちて美(うま)し雨呼ぶ異形ならむか

2008-06-22 14:36:15 | Weblog


 歌誌『玲瓏』70号がとどいた。


 


 早朝のミサのあと、そのまま職場のミーティングへ。

 
 教会を出たときには陽射しがほのめいていたのに、会議中からほぼ土砂降り。


 レインコートの準備もなく、なんとか傘だけでしのぐ。


 このごろ自分の歌について、また迷い始めたみたい。


 言葉の技巧を凝らして、現実ではない言語空間に遊ぶ。

 
 それはたのしい「遊び」「タマフリ」だったし、今も。


 そのいっぽうで、主情をくきやかに詠いとる抒情表現でもありたいと願う。


 歌誌掲載の自作をもういちど眺めて、おもうこといろいろ。


 無理しているかも。




 心はさまざまに揺れて、歌に対する姿勢も視線も、今はまた違った景色のなか。




 お名前をあげていいものかどうか迷うけれど……、


 『玲瓏』の誌面のなかでしか存じ上げない、梶尾操さんという方の作品にひかれる。歌、というよりきっちり彫り上げられた「作品」という印象。

 女性だろうか、男性だろうか。どんな方だろう?


 才気と抒情。古典和歌の巧緻な技巧……。


 




 


 




 


 


 


 






 
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たまはりし裸身は恥ぢず天翔(あまが)ける海は響(とよ)みて歌ひやまねば

2008-06-22 00:01:07 | Weblog

 生かされている、という想いに。


 花々は素のままできれいだ。海も、空も。


 装わない原野の花……聖書のなかで、好きな言葉の一つ。



 サモトラケのニケと。







 
 
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