雪香の星月夜日記

山口雪香の歌がたり、ささやき、ひとりごと

海鳴りのかがよふばかり月出づれば遠野原野も遊びはじめる

2008-06-15 20:12:08 | Weblog


 月夜に。


 今夜はどうだろう。


 薄雲のなかに、おぼろ月のまるい影。



  


   遊びをせむとや生まれけむ

   たはぶれせんとや生まれけむ

   遊ぶこどもの声きけば

   我が身さへこそ揺るがるれ



                梁塵秘抄から



 




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くちびるに暑き午後ふとけざやかに果実感じる夏日をわすれ

2008-06-15 16:18:26 | Weblog

 主日ミサ。


 神父様三人総出。

 祭壇にならばれて、かわるがわる司式される、壮観。


 緑色のお衣。おふたりは萌黄、主任司祭さまのは翡翠いろ。


 
 その青みがかったつめたい緑が、この蒸し暑い季節にこのましい。


 三島由紀夫の「奔馬」、鬼頭槇子の、夏の帯止め、こんな色だったと思う。

 飯沼勲の裁判で、証人として立つ槇子の姿、いずまいの描写が清冽だった記憶がよみがえる。あれは、たしか鮎をかたどった翡翠の帯止め。


 女性の衣装の描写が、三島さんの作品はどれも詳細で。




 知人に杏を分けていただいた。まだ硬い。果皮をかるく噛んでみる。

 うぶげの密生した皮膚のような、しっとりしたなめらかさ。



 暑い午後、西陽のなか自転車で戻る。

 鎌倉駅周辺は観光客でいっぱい。







 


 


 


 


 
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水無月の牛乳の朝は地に浸みてちひさき家の時間いとしむ

2008-06-15 08:10:14 | Weblog

 毎朝呑む牛乳。


 つめたさが気持ちいい季節。


 


 岩手・宮城で大地震。被災された方々を思う。


 雨の時期、被害がひろがらなければいい。


 北陸、東北で立て続け。高齢者や病人の方の苦しさはどんなだろう。


 こちらがわの静かな朝の輪郭が、鮮明に見える。

 関東だって、不意になにがおこるかわからない。



 救援活動など、どうなっているのかしら。

 


 


 
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