プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★善幸寺まいり

2012-05-25 08:56:10 | 日記・エッセイ・コラム

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21日朝、長野駅前から約1.8㎞続く参道を歩くと、桂並木の新緑と古い建造物が調和して心を和ませた。秋には、落ち葉が甘い芳香を放つという桂の木は、本堂の柱に使われる。

047_2 境内は、修学旅行生や外国人グループ等、老若男女を問わず、「牛にひかれて 善光寺まいり」さながらの光景を呈していた。054
静寂さ漂う庭のつつじは、今が見ごろで、しばし「身は何処に 心は信濃の善幸寺 導きたまへ弥陀の浄土へ」の心に浸った。

 山門に登ると、本尊の文殊菩薩像と四方を守護する四天王像のほか、四国八十八か所霊場ご分身仏などを見学出来る。059_3
内部の写真撮影は禁止だが、去年から外部を撮るのは許可されたので、登楼記念に門前町の光景をカメラにおさめた。


★救護車vs収容車

2012-05-24 08:48:59 | スポーツ

 20日の「カチューシャふるさとマラソン」大会で、私がお世話になったのは、「救護車」で「収容車」ではなかった。

 救護車は、レースの途中で異変が生じたランナーをサポートする。そのため、車には看護師(救護士)が同乗している。私が車に乗り込むや否や、「どこか不都合なところは?吐き気は?手のしびれは?寒くないか?」等々、矢継ぎ早の質問攻めにあった。どこも悪くなく、走る気力が失せただけだったので、返答に窮した。

 一方、収容車は、救護車の役割もするが、最後尾のランナーにつけて走行し、制限時間オーバー(レース打切り)時点で、ランナーを回収し、ゴールへと搬送する。

 参加者にとって、いずれの車とも無縁にこしたことはないが、ゴール後、熱中症で倒れ、担架で運ばれる若いランナーがいた。無理をして主催者側に迷惑をかけるよりも、恥を忍んで(?)、勇気ある撤退も市民ランナーのマナーだと自らを慰めている。


★第23回カチューシャふるさとマラソン大会

2012-05-23 08:48:56 | スポーツ

 長野電鉄の中野松川駅の改札口を出ると、スタート地点の中野小学校は目の前。校庭には、テンポの良い中山晋平の曲が流れ、ランナーの士気を鼓舞する心憎い演出。

 ハーフを皮切りに、10㎞・5㎞の部と間をおかずにスタートし、しばらく混雑したが、5㎞を過ぎるとハーフのランナーだけ。妻に先行を許したが、設定ペース(7分/㎞)に徹した。それでも、レースになったのは、8㎞までで、10㎞過ぎからの上り坂で、前のランナーが歩くのを見たら、緊張感が切れ歩いてしまった。

 あとは歩いたり走ったりで、とうとう12㎞地点でスタッフに途中棄権を申し出た。ところが、「まだ大丈夫。頑張って下さい!」と笑って取り合ってくれない。振り返ると、ランナーも回収車も視界になく、重い足取りでまた、走りだした。しかし、一旦、弱気になるとあとは知れており、14㎞地点でゼッケンを外し歩道に上がった。

020 一方、妻は10㎞からの上りで、いつも走る大乗寺の坂を思い浮かべ、「ナンダ坂 こんな坂 大丈夫」と、リズムをとりながら、5人を抜いて登り切ったそうだ。女子の部で、2番目に高齢の妻が、今期初のハーフを見事に完走した。

 二人の気迫の違いが結果にあらわれたレースだったが、快晴・無風・気温25度は、カチューシャのように可愛くはなかった。「おれは河原の枯れすすき、、」と、つい愚痴ったが、「おなじお前も」とは、歌えなかった。


★カチューシャの里へ

2012-05-18 10:52:04 | 日記・エッセイ・コラム

 5月20日に中野市で開催される「第23回カチューシャふるさとマラソン大会」に参加するため、明朝、出発する。大会名は、作曲家中山晋平(生誕地)の代表作「カチューシャの唄」にちなんで名付けられた。

 作曲した流行歌は、「船頭小唄」や「波浮の港」、「東京行進曲」等、400数十曲。真骨頂は童謡で、作品数は800をゆうに超え、今なお多くの人に愛唱されている。

 「シャボン玉」、「砂山」、「背くらべ」、「あの町この町」、或いは、「雨降りお月」、「肩たたき」等々、枚挙にいとまがない。作詞は、野口雨情・北原白秋・西條八十ら、一時代を築いた人が顔を揃えている。

 中山晋平が、故郷のために作曲した「中野小唄」は、実に軽快で、楽しい民謡だ。あいの手の「カナカナカノカ なんせかっせ ドッコイサノ セッセッセッ」は、40数年前、後輩が宴席で披露したのを聞いて憶え、未だに忘れない。

 次回更新は、23日予定。


★禁を破る

2012-05-17 10:07:40 | 日記・エッセイ・コラム

 昨夕、甥が、新聞記事とビデオテープを携えてやってきた。金沢市とバッファロー市の姉妹都市提携50周年記念事業の訪問団(22名)の一員として、4月12日~19日の日程で訪米した際の記録だった。

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 金沢能楽会の有志とバッファロー・フィルハーモニーが演奏する「Eine kleine Nachatmusik」に合わせて、甥が「中の舞」を披露した映像で、能楽とフィルのコラボに新鮮な感動を覚えた。

 さて、我が家では、つい最近、20年振りにビデオ・レコーダーを購入したばかりだった。家に居る時間が長くなるに連れて、TVを観る機会も増えてきたのに、興味をそそる番組の時間帯が合わないのが、購入の理由。

 長年の禁を破ったからには、この文明の利器を上手に活用して、心豊かな生活を送りたいと思っている。