プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★LCCの常識

2012-05-08 08:31:04 | 日記・エッセイ・コラム

 3月1日に、日本初の格安航空会社「ピーチ・アビエーション」が運行開始し、平均搭乗率83%と好調な滑り出しをみせている。今後、LCCが次々に参入する予定で、航空業界の競争はますます激しくなる。

 LCCは、大手航空会社より運賃がべらぼうに安いが、LCCの常識を看過してはいけない。シートの窮屈さや搭乗の不便さは言うに及ばず、機内食・機内ビデオ、或いは、預ける荷物の重さなどに追加料金がかかる位は誰でも知っている。

 さて、過般、ピーチの長崎発関西行きの便が欠航した時、「他社便に乗れないのか」とか、「宿泊費を負担しろ」、「福岡からの新幹線代を払え」等々、苦情が相次ぎ混乱した。しかし、LCC利用の大原則は、一貫して「自己責任」である。

 たとえ、機材故障で欠航しても自社便の中で振り替えるか、払い戻しの選択肢しか無く、大手のように他社便を手配して貰えない。また、滞在費や、他の飛行場への移動費用も勿論、自前だ。ましてや、海外旅行ともなると、言葉の壁も立ちふさがる。

 安いのには、それなりの理由があるのが当然で、LCCによって利用条件が異なる点も留意したい。正しい情報に基づき、旅行の目的にてらして上手に利用しないと、後悔することになり兼ねない。