20日の「カチューシャふるさとマラソン」大会で、私がお世話になったのは、「救護車」で「収容車」ではなかった。
救護車は、レースの途中で異変が生じたランナーをサポートする。そのため、車には看護師(救護士)が同乗している。私が車に乗り込むや否や、「どこか不都合なところは?吐き気は?手のしびれは?寒くないか?」等々、矢継ぎ早の質問攻めにあった。どこも悪くなく、走る気力が失せただけだったので、返答に窮した。
一方、収容車は、救護車の役割もするが、最後尾のランナーにつけて走行し、制限時間オーバー(レース打切り)時点で、ランナーを回収し、ゴールへと搬送する。
参加者にとって、いずれの車とも無縁にこしたことはないが、ゴール後、熱中症で倒れ、担架で運ばれる若いランナーがいた。無理をして主催者側に迷惑をかけるよりも、恥を忍んで(?)、勇気ある撤退も市民ランナーのマナーだと自らを慰めている。