プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★ところ違えど、、、

2012-05-04 08:22:59 | 日記・エッセイ・コラム

 旅行会社のコスト削減策は、ドライバーにも過負荷がかかるのは日本だけではない。3年前、オーストリアからチェコ、スロバキアを経由し、ハンガリーへと旅行した時のこと。バスと運転手は、ハンガリーからチャーターしていた。

 オーストリアのバス会社が高くつくという理由だったが、ブタペスト在住の運転手は、稼ぎがいいと喜んでいた。反面、「他国のバスドライバーから嫌がらせを受ける」そうで、複雑な気持ちになるとも。

 ブタペストに着いて、添乗員がチップを渡すと、「先月、日本の別の会社のツアーで雇って貰った時と待遇 が全く違った」と、彼は満面の笑みを浮かべた。「子供にお土産を買ってやれる」とお礼を言って、帰って行った。

 彼が口にした旅行社のツアーでは、早朝にホテルを出発し、夜遅くにホテルに着く強行軍で疲れたそうだ。「全食事付き、格安」を売り文句にしているその旅行社だけは利用しないと、心に決めた。1年後、その会社のツアーがバス事故を起こした時、「やっぱり」と、妙に得心した。