プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★安全の対価

2012-05-06 09:16:29 | 日記・エッセイ・コラム

 北アルプスで3件の遭難事故が起き8人が犠牲となったが、なかでも6名の死者を出したグループの行動は理解し難い。

 安全を期して、下山した他のグループもあるのに、登山経験豊富なメンバーが、春山登山では天候が急変する常識を知らない筈がない。ましてや、人命を預かる職業に従事する人達にしては、余りにも軽率な行動だと驚きを禁じえない。

 さて、不注意で落命した事故というと、8年前のロシア旅行がトラウマになっている。同じツアーに参加した老人が、路上に無残に横たわっている光景が、今なお目に焼き付いて離れない。原因は、教会見学を「バスで休憩する」と辞退しておきながら、単独行動をとり交通事故にあったもの。

 細心の注意を払っても、回避出来ない事故もあるが、自己の不注意の場合、悔いても悔やみきれない。安全・安心はタダと思っていると、想定外の高い対価を払う誤りを犯すと、自戒している。