プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★格安のリスク

2012-05-02 10:54:23 | 日記・エッセイ・コラム

 楽しい筈のGW初日の朝、金沢から東京ディズニーランド行きのバスが死者7人の大事故を引き起こした。直接の原因は、運転手の居眠りだが、その背景には業界の事情が見え隠れし、気が重くなる。

 私が名古屋に単身赴任した昭和62年に、金沢~名古屋間の高速バスが開通したので、二週に一度のペースで利用した。途中2回のトイレ休憩をいれても、所要時間がJRと大差ないうえ、お土産代の費用が賄える程、バスの方が安かった。

 一方、時間を切って見物・買い物・食事と日程をこなす発想が嫌いなので、バスツアーは利用しない。旅行社が安く上げる背景を考えれば自明の理で、ゆっくり観光気分に浸れないのが致命的だ。

 国内・海外を問わず、格安ツアーに共通なのは、出立の準備をして食事をしている光景で、見るたびに、「疲れるだろうな」と、気の毒になる。最近、格安航空会社の新規参入が相次ぐが、格安にはそれなりの理由があり、リスクを含めて考えておくことが肝要だ。