プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★第23回カチューシャふるさとマラソン大会

2012-05-23 08:48:56 | スポーツ

 長野電鉄の中野松川駅の改札口を出ると、スタート地点の中野小学校は目の前。校庭には、テンポの良い中山晋平の曲が流れ、ランナーの士気を鼓舞する心憎い演出。

 ハーフを皮切りに、10㎞・5㎞の部と間をおかずにスタートし、しばらく混雑したが、5㎞を過ぎるとハーフのランナーだけ。妻に先行を許したが、設定ペース(7分/㎞)に徹した。それでも、レースになったのは、8㎞までで、10㎞過ぎからの上り坂で、前のランナーが歩くのを見たら、緊張感が切れ歩いてしまった。

 あとは歩いたり走ったりで、とうとう12㎞地点でスタッフに途中棄権を申し出た。ところが、「まだ大丈夫。頑張って下さい!」と笑って取り合ってくれない。振り返ると、ランナーも回収車も視界になく、重い足取りでまた、走りだした。しかし、一旦、弱気になるとあとは知れており、14㎞地点でゼッケンを外し歩道に上がった。

020 一方、妻は10㎞からの上りで、いつも走る大乗寺の坂を思い浮かべ、「ナンダ坂 こんな坂 大丈夫」と、リズムをとりながら、5人を抜いて登り切ったそうだ。女子の部で、2番目に高齢の妻が、今期初のハーフを見事に完走した。

 二人の気迫の違いが結果にあらわれたレースだったが、快晴・無風・気温25度は、カチューシャのように可愛くはなかった。「おれは河原の枯れすすき、、」と、つい愚痴ったが、「おなじお前も」とは、歌えなかった。