電脳筆写『 心超臨界 』

良い話し手になるゆいつの法則がある
それは聞くことを身につけること
( クリストファー・モーレー )

自分のための人生 《 “社会通念”で自分を小さくするな――ウエイン・W・ダイアー 》

2024-10-08 | 03-自己・信念・努力
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「なすべきこと」という表現が不健全なものとなるのは、そのために健全で効果的な行為が妨げられる場合だけである。自分が「なすべきこと」に従った結果、個人迷惑な、でなければ自分の意に反する結果を招くようなことをしているとしたら、それはみずから進んで選択の自由を放棄してしまい、外的な力の支配に身を任せているということになる。


◆“社会通念”で自分を小さくするな

『自分のための人生』〈原題:Your Erroneous Zone(錯信帯)〉
( ウエイン・W・ダイアー/渡部昇一・訳、三笠書房 (2011/7/21)、p203 )

  人間は、自分が心がけたとおりになるものである。
  あごを引いて頭をまっすぐに立てよう。

7章 状況打開の柔軟思想
1 “社会通念”で自分を小さくするな

世の中には、よく考えもしないで自分の行為に対して使う、「……すべき」という表現がごろごろしている。この「なすべきこと」を全部集めるとまちがった生き方の大群になる。自分が認めてもいない規則や主義にひきずられているかもしれないのに、そこから抜け出せず、自分にとって有益なものと無益なものを自分で見分けられないのである。

絶対と言えるものなど何もない。常に理にかなった、あるいはどんな場合にも非常に有用な規則とか法律などはあり得ないのだ。柔軟性があることのほうがはるかに人間として優れているのに、役にも立たない法律を冒し、愚かしいしきたりを破ることさえむずかしい。いや、現実には不可能だと思えるだろう。

社会に順応する、つまり自分の文化に組み込まれることは、うまく生きていくうえで、ときには役に立つかもしれない。しかしそれが極端に走ると、ことに「なすべきこと」に従おうとした結果、不幸や憂鬱や不安が生じた場合、神経症におちいることがある。

法律をばかにするとか、規則は破るためにあるようなものだから破るとか、そんなことを言っているのではない。法律は必要だし、秩序も文明社会では重要なものである。しかし、因習に盲目的に固執するのはまったく別問題である。事実、それは個人にとっては規則を冒すことなどよりもはるかに破壊的と思われる行為である。

往々にして、規則がばかげているとか、しきたりに今や何の意味もないという場合がある。ばかげた規則に従わなければならないために自分を効率よく機能させることができない、こんなときこそ、その規則と自分の行為を考え直してみるべきである。

かつてリンカーンはこう語った。

  どんなときでも応用できるような政策を立てたことは一度もなかっ
  た。自分はその時点で最大の意義のあることを試みてきたにすぎな
  い。

たとえその政策が、どんな場合にも適用できなければいけないという意図で成文化されたとしても、リンカーンはそういうたった一つの政策の奴隷ではなかったのである。

「なすべきこと」という表現が不健全なものとなるのは、そのために健全で効果的な行為が妨げられる場合だけである。自分が「なすべきこと」に従った結果、個人迷惑な、でなければ自分の意に反する結果を招くようなことをしているとしたら、それはみずから進んで選択の自由を放棄してしまい、外的な力の支配に身を任せているということになる。

この自分自身の内的支配力 vs 外的支配力について、さらに詳しく見ておくほうがよいだろう。その後で、自分の人生を狂わせかねない、まちがいだらけの「……でなければならない」に目を転じることにしよう。
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