電脳筆写『 心超臨界 』

ものごとの意味するところはそれ自体にあるのではなく
そのことに対する自分の心構えにあるのだ
( サンテグジュペリ )

従軍慰安婦という嘘 《 「嘘つきおばあさん」――西岡力 》

2024-11-06 | 05-真相・背景・経緯
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東京裁判史観の虚妄を打ち砕き誇りある日本を取り戻そう!
そう願う心が臨界質量を超えるとき、思いは実現する
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■緊急拡散宜しく『日本を崩壊へ導く「選択制夫婦別姓」問題』
■『小樽龍宮神社「土方歳三慰霊祭祭文」全文
◆村上春樹著『騎士団長殺し』の〈南京城内民間人の死者数40万人は間違いで「34人」だった〉
■超拡散『移民受入れを推進した安倍晋三総理の妄言』
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日本と保守陣営などが「李容洙おばあさん」を「ニセ被害者だ」などと攻撃したが「李おばあさん」は公開の場で「言われたとおりに証言してきたのになぜ、保護してくれないのか」と正義連に不満を吐露したこともある。


◆性奴隷説裏づけ役

内ゲバ始まった韓国・慰安婦運動
――西岡力・モラロジー研究所教授/麗澤大学客員教授
『月刊正論』2020年7月号、日本工業新聞社 (2020/6/1)、p194 )

しかし、尹(美香)氏と挺対協(現・正義連)を批判している李(容洙)氏にも実は罪がある。李氏はこの30年間、尹氏らと共謀して慰安婦強制連行、性奴隷説といった虚構を作り上げてきた張本人でもあるからだ。いくら尹氏らが日本批判を展開しても、元慰安婦のおばあさんが隣に立っていなければ、その主張は力を持たない。ところが、元慰安婦の中でも挺対協のこうした政治優先路線に反発して一緒に活動しなかった者たちも多いのだ。

1995年、村山富市政権下に設立された「アジア女性基金」について挺対協は強硬に反対した。元慰安婦らが、基金から支給された慰労金(償い金)を受け取ることを激しく妨害したのだ。韓国政府に登録された元慰安婦236人のうち、償い金を受け取ったのは61人。そのとき、既に4分の1が挺対協から離脱したことになる。

2015年の日韓両政府による慰安婦に関して取り交わされた日韓合意にも挺対協は元慰安婦に事前相談がなかったことを理由に無効を叫んだ。しかし、合意時に存命だった元慰安婦47人のうち、約8割にあたる36人が、日本が出資した財団からの金を受け取っている。

李氏は尹氏らと共に日本糾弾を続け、日本の金を受け取らなかった数少ない元慰安婦だった。2007年2月の米国議会証言、2018年3月のフランス議会証言など活発な国際活動を李氏は尹氏らと共に展開してきた。文在寅大統領にも2012年の前々回の大統領選挙の時から選挙応援を行い、「朴槿恵弾劾デモ」や「サード配置反対運動」にも参加している。2017年、トランプ大統領訪韓時には、元慰安婦として1人だけ晩餐会に呼ばれ、トランプ大統領に抱きつくパフォーマンスも見せた。

◆「嘘つきおばあさん」

しかし、2018年頃から尹氏らは李氏を運動の正面には出さなくなった。それがちょうど、同年4月に韓国の勇気あるジャーナリスト、黄意元記者が彼女の証言を詳しく調べて、彼女の証言が信じられないという長文の記事「『従北』文在寅のための『嘘つきおばあさん』、日本軍慰安婦李容洙」をネットニュース「メディアウォッチ」に書いた時期に重なる。

黄記者は2014年、尹氏をはじめとする挺対協幹部らが北朝鮮に近い活動家だという告発記事を書いた。慰安婦問題そのものに触れることは「その時はまだ怖かった」と述懐している。それに対して2016年に挺対協と尹氏が刑事と民事で名誉毀損だと訴えたが、黄記者は今年2月、最終的にどちらにも勝訴した。挺対協との裁判を続ける中で、黄記者は2018年、慰安婦問題そのものが虚構だという内容の李氏に関する記事を書いた。

黄記者は、李氏が1993年以来、様々な場所で行った証言20を集めて①慰安婦になった経緯②時期③年齢④慰安所に連れて行った主体⑤慰安婦生活をした期間―を比較し、それが全部異なっており、でたらめだと告発したのだ。

《前と後とで一致するものが一つもなく、内容が全てちがっていた。期間など「1944年に連れていかれた」といいながら「3年間慰安婦生活をした」という。1945年8月に韓国は植民地から解放されている。話にならない。すると1944年は1942年にかわったが、また1944年に変わって今度は期間が「8カ月」と言い出した。

2007年2月に米国議会で証言し、2018年3月にはフランス議会で証言した。ところが、2つの議会では証言がちがっていた。米国議会では「1944年に連れて行かれ3年間、慰安婦をした」と言った。この証言自体に先ほど指摘した矛盾をはらんでいるのだが、誰が連れていったのか、主体を何も明らかにされてない。ただ「連れていかれた」としか言わないのだ。ところが、フランス議会では「日本軍が自分の背中に刀を突きつけて連れて行った」と述べているのだ。

93年当時は「赤いワンピースと革靴に誘惑されて日本人について行った」だった。最初は日本軍による強制連行ではなかったのに、次第に発言内容は過激になり、フランス議会では完全に日本軍強制連行だと断定した。本人が自白しない限り、本当のことは分からないが、到底彼女の話は信じられない。慰安婦の証言は物証がなく、第三者の証言さえない。目撃者もいない。唯一本人の証言しかないのだから、本人証言の一貫性くらいはなければならないのに、李氏の証言は一貫しているものが何一つない。それで彼女についてニセ慰安婦疑惑を提起した》
(ネットテレビ「ペンアンドマイク」5月15日)

黄記者はその記事を挺対協と尹氏に送付し、回答せよと求めたが、挺対協から送られてきた回答文書は「挺対協の名誉を傷つけるな」だった。李氏については一切言及がなかった。挺対協は李氏の名誉を保護する意思を示さなかったのだ。

李氏が記者会見を行った背景について挺対協とも近い左派系のハンギョレ新聞に「正義連の内部事情をよく知る関係者」の言葉が報じられている。「日本と保守陣営などが『李容洙おばあさん』を『ニセ被害者だ』などと攻撃したが『李おばあさん』は公開の場で『言われたとおりに証言してきたのになぜ、保護してくれないのか』と正義連に不満を吐露したこともある」
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