しかし、あまりの豊富さと安価が、よくあるように、われわれを勤勉でなくしてしまってはいないか。またわれわれが、見栄えがする豪勢な食事を目の前にして通常の活力がでる栄養素を遠ざけるよう命じ、よく料理されてはいるが滋養になることの少ないものを大食する食客に似てしまっているのではないか、と私は恐れている。( 『学問の研究』ジャンバッティスタ・ヴィーコ ) . . . 本文を読む
貨幣経済が確立していても、物々交換もまた盛んであった中世・ルネサンス時代では、ごく普通の支払いの方法であったのだろう。4本のフィアスコをさげて製本屋へいき、皮か布地かできちんと製本ずみの『ローマ史』を小わきにかかえて製本屋を出たであろう人こそ、17歳になっていたマキアヴェッリであった。 . . . 本文を読む