当時日本を襲った第1次世界大戦後の反動不況は、マルクス主義が強調する資本主義の危機をあたかも裏づけているかのようだった。一部の資本家と地主だけが豊かになり、困窮する労働者や農民との格差の拡大は深刻さを増すばかりだった。そのため、経済不況を克服し、社会の経済的な平準化に、多くの知識人たちは賭けてみる気になったと考えることができよう。 . . . 本文を読む
自戒を込めて創(つく)ってみたいのは、「老害指標」とチェックリスト。人間だれしも歳をとると、少しずつ脳の機能低下が起こる。個人差はあるが、自覚症状がないものも多い。酔っ払いが「俺はちっとも酔ってないぞ……」とくだをまくのと同じ類で、「今の若い者は……」と始まる。 . . . 本文を読む