植民地戦争+α

歴史テーマの中量級のボードゲームを制作し、ゲームマーケットに出展しています。
なので歴史とボドゲの話が多いです。

北特法可決!

2009年07月03日 12時59分08秒 | 国:ロシア
 北方四島を「我が国固有の領土」と初めて明記した改正北方領土問題等解決促進特別措置法(北特法)が可決しました。

 と言うか、いまだに明記されていなかった事実の方に驚いた!

詳細は、こちらこちらの記事ですが、その中の「<写真で見る>北方領土のいま」に、3枚の北方領土の帰属に関する地図があるので、そのことを紹介します。

1855年

まず、最初の地図ですが、1855年って言うと江戸時代末です。日本とロシアとの間に締結された「日露和親条約」によって、千島列島は4島を日本に帰属させ、それ以外をロシアとしました。しかし、樺太の帰属は特に決めなかった為、曖昧のまま日本人とロシア人が進出する状況でした。

1875年

次の1875年が、明治に締結された「樺太・千島交換条約」です。樺太への進出の激しかったロシアに対して、このままでは無条件に樺太を取られてしまうという危機感から、樺太を手放す代わりに千島列島を日本に帰属させた交換条約です。

1905年

次の1905年は、日露戦争後に締結した「ポーツマス条約」によって、日本が南樺太の所有権を得たものです。

そして、その後太平洋戦争に敗戦し、「サンフランシスコ講和条約」で樺太と千島列島の所有権を放棄します。

日本の見解では、放棄した中には4島は含まれておらず、また南樺太と千島列島については、日本は放棄したが、ロシアが所有するのは認めていない為、帰属する国が無い地域と言うことです。
よく地図で、千島列島と南樺太が白色になっているものを見かけますが、それはこの為です。


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