植民地戦争+α

歴史テーマの中量級のボードゲームを制作し、ゲームマーケットに出展しています。
なので歴史とボドゲの話が多いです。

ゲームコンセプト2 ポルトガル・スペイン

2007年10月09日 12時02分32秒 | ゲームシステム
 では、各宗主国の大航海時代(1500年頃)から、第一次世界大戦以前(1900年ごろ)までの400年間を、3つの時代に区切って見ていきましょう。

ポルトガル 【総生産7/6/5】
●大航海時代をどこよりも先駆けて突入したエンリケ航海王子の国で、1498年には喜望峰周りのインド航路を発見し、アジアとの香料交易を独占し、ポルトガル海上帝国築き上げた為総生産を7としました。
●1580年にはスペインに併合され海外の植民地を失い衰退します。しかし1640年ブラガンサ王朝がスペインから独立を果たし、また植民地ブラジルから多量の金が流入したため、バロック文化が花開きます。この時代、一時期の勢いは無いと考え総生産は6にしました。
●18世紀に入ると産業革命を達成した英国との対英貿易赤字がかさみ、政治的にも英国の従属的な関係になります。また、ナポレオン戦争により王宮がブラジルに避難し、これがきっかけでナポレオン戦争後にブラジルを失うことになり、小国へと転落します。この為、この時代の総生産は5と落としました。


スペイン 【総生産7/6/5】
●ポルトガルに続き大航海時代に突入し、新大陸中南米を発見しアステカ王国・インカ帝国を滅ぼし植民地化します。また、フェリペ2世の代にはポルトガルを併合し、『太陽の没することなき帝国』を築いた為、7としました。
●オランダ独立戦争に敗北し独立承認し、またポルトガルも独立するなど一時の隆盛は無くなりましたが、依然植民地を保持した大国であった為、総生産を6としました。しかし、この時代区分の末期、スペイン継承戦争によりブルボン朝になると共にナポリ・シチリアを失うなど衰退の影を見せます。
●18世紀にカルロス3世が国力の回復、対外的にはナポリ・シチリアの奪還、英国からフロリダの奪取など中興を果します。しかし、ナポレオンの侵攻を受け半島戦争に突入、再独立後王政復古しますが、自由主義勢力によるリエゴ革命が起き、これに乗じて中南米の植民地が独立してしまった為、総生産は5と落としました。
次回は、オランダ・英国を見てみましょう!


ゲームコンセプト1
ゲームコンセプト2 ポルトガル・スペイン
ゲームコンセプト3 オランダ・英国
ゲームコンセプト4 ロシア・オスマントルコ
ゲームコンセプト5 フランス・ドイツ
ゲームコンセプト6 イタリア・日本

オリジナルカードゲーム 植民地戦争
コメント
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