ちょいスピでセラピー的なKizukiの日々

色んな世の中の出来事、セラピーなどから気付きを得て、ありのままの自分に還ることを目指して生きてます。

母からの卒業

2019-07-25 09:01:11 | 身辺雑事
<neW 告知!>

    1か月以内に
      「太陽の自分エクササイズ 凝縮ヴァージョン」
                          をリリースします!

  「太陽の自分エクササイズ」はこちら→

   「自己受容」「自己表現」を網羅した、「This is Meと言える自分になる」 太陽の自分エクササイズ。
   それに対して、凝縮版は徹底的に自己受容について深く落とし込みます。
   

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<今後のワークショップ予定>


「色で暮らしを彩る講座」   
場所:ヒーリングサロン「些々羅」 岐阜市
追加! 7/29(月)   10:00~13:30 残席1名様参加費:¥15000(税込)
[内容]
 ・色からのメッセージ
 ・色の性質
 ・その色を使ってどんなことが可能になるの? ~五感を使って色を取り入れる~
 座学というより、楽しいワークショップ形式で自然に色のメッセージを自分に取り入れましょう!

STEP2(※STEP2はSTEP1を受講した人のみ受けることができます)
8/3(土)   13:00~17:00   満席
8/7(水)   13:00~17:00   満席

 お問い合わせは、 chakra@aura-soma.name まで

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 オルゴナイトセラピー モニター様募集!

 
 4/25(木)~  初回1回に限り

   オルゴナイトを使った「オルゴナイトセラピー」をリリースします。
   それに先立ちまして、モニター様を募集いたします。
   詳しくはこちらをご覧ください。  
     ↓
    https://peraichi.com/landing_pages/view/w51w1
   
   レギュラーリリースにあたって  1セッション(60分予定)・・・・¥11000
          を、
                   1セッション(60分予定)・・・・¥ 3000
           にてご提供いたします!

   「オルゴナイトセラピー」でわかることは、

      *あなたを取り巻く今の状態(仕事、恋愛、人間関係etc.などの現状がどうなっているか)
      *あなたの将来は?
      *自分の潜在的可能性のチェック

              などです。

   <お申込み・お問い合わせは>

         chakra@aura-soma.name 坪内恵津子まで


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母が終身保険に入るという。
つきましては、保険会社側が「契約時には出来るだけ娘さんに同席していただきたいと言っているので、アンタ、明日空いてないかい?」 と言う。
「はぁ~? なんでまた今更保険なんかに入るの?」
と私はたぶん間の抜けた声でそう聞きました。
母はもう84歳です。
これまで保険というものには一切入ってこなかったようです。
万が一のときに自分がいかに手厚い医療を受けられるかという意味ならもうそんなもの必要ないではないかと思ったからです。
すると母の言い分としてはこうでした。
「もしも自分の身に何かあったとき(もし、っていうか・・そりゃ時期が早かれ遅かれいつかはそうなるでしょうね・・)、私がすぐに手元にお金がないとそれこそ葬式代にも事欠くようではいけない。人に話を聞いていると、銀行の口座などはいったん封鎖されるけれど、保険がまだしも1番早くお金が下りやすいし、500万までなら非課税だから」
へぇ~、自分のためというよりそんなに私のことを考えていてくれたんだ。
私が母の遺産を相続するということに関しては、まったく母次第の問題であって、「こうしたほうがいいよ。こういう手があるらしい」などと母に進言することではないと思っているので、なぁ~んにも知りませんでした。



そういうことなら、「勝手にすれば」と言っている場合ではない。
「時間を作って立ち会うわ」
と出かけて行きました。
保険会社の人がひととおり商品の説明をしてくれて、最後に
「ま、こんなことがあっちゃいけませんが、万が一お嬢様のほうが先にお亡くなりになるということになったらこの限りではありませんので」
とちょっと言いにくそうにおっしゃいました。
私は明るく受け流し、
「それはもうもちろん承知しております。っていうか、ほんとに母はこう見えて(どう見えているかというととても痩せていて今にもポキッと折れそうに見える)足腰は丈夫ですし、私よりずっと自転車こいだりするのも速いんですよ~
マジで私の方が先に逝くかもしれない、って時々思いますわ~」
と笑って言うと、その保険会社の人はそんなこと言っちゃいけませんよ、というように真顔になり、
「それは、ほんとうにお母さまが一番心配しておられることなので、それはあってはいけません」
とおっしゃいました。



この保険会社の人とはもう何度か母はお会いして打ち合わせをしているようでざっくばらんな世間話などもしていたようです。
その保険会社の人には、
「娘のほうが先に死ぬようなことがあったらどうしよう・・」
なんてことを言っていたのか。
でなければ、保険会社の人が「それはほんとうにお母さまが1番心配しておられることなので」なんて言うわけがない。
それが現時点での1番の心配事なのか。
私は冗談ぽく言ったことがそんなにも2人の間では重く話されていたことだったのか、と思いちょっと悪いことをしたような気分になりました。
いやぁ・・ そりゃ年齢だけのことで誰が早く逝くかなんて神のみぞ知るだわよ~という意味で言っただけのことで、本気で、母より私の方が先に死にそうだわ、なんて思っているわけではありません。
私も今の所、おかげさまで健康ですしね。
でも、そんな軽い気持ちで言ったことが、母にそんな本気の心配をさせていたのだとしたら申し訳なかった、と思いました。
この世で1番の親不孝とは親より先に死ぬことだと言います。
私も、ずっと良い娘だとは言い難かったので、せめてこの1番の親不孝だけにはならないように何とか踏ん張りたいと思っています。
それが唯一のこれからの私に出来る親孝行だと思えばこそ、よけいに冗談でも悪かったな、と本気で思いました。



そしてその夜私は夢を見ました。
母が亡くなる夢です。
父がいました。
だから、いったいいつの時代のことでこれが夢の中では起こっている話なのか全然わかりませんでした。
ただ少なくとも私が子どもの頃、とかそんな遠い昔の事ではない。
やはり最近、って感じがしました。
そして夢のなかで私はとても悲しんでいました。
そしてその悲しみも織り込み済み、っていうか私は母が亡くなった場合はこれくらい悲しむことになると思っていた、というとおりの悲しみでした。



目覚めてから「親が死ぬ夢」と夢占いではこれをどう受け取ればよいのか検索してみました。
するとこれは「吉夢」だということでした。
心理面から見て、ほんとうに親離れできた証拠だ、というように見るようです。
なんとなく自分でもそんな気がしました。
これまでにも何度か、母との関係のことでは「気付き」があったり、それまでよりはこのワークやセミナーのおかげで改善したわ、と思うことがありましたが、今回はそのなかでも最強だ、という気がしました。
まぁ、その都度気付きがあれば、「これが1番だわ!」と思ってきたわけですが、それでもその中でやっぱり断然今日が1番だ、という気がしたのです。
なんだかこれで本当に母から卒業ができたような気がしてスッキリしました。
母が死ぬ夢を見てスッキリするなんておかしなものですが、
「母が本気で私が先に死んでしまったらどうしよう、と思っていたこと」がわかり、
「私がそう思わせてしまったことを本気で悪かったな」と思い、
そしてその晩見た夢が親離れの象徴だった、ということからスッキリしたのです。



そうしたらその日、私が自転車で買い物に出かけているとき、街中でばったりと母に会いました。
まぁ、お互い5,6分で行き来できるところに住んでいるので、こういうことも起こり得るわけです。
そうしたら母はここで私に遭遇したことをとても嬉しそうに、
「あのね、いま、市役所から来た封書を確かめていたところなんだけど・・」
と、言うことは相変わらず私にとってはつまらないことでしたが、まるでしばしの逢瀬を楽しみたい恋人かのように話し続けるのでした。
これまでの私なら、
「もう急ぐから。じゃあね」
とにべもなく背を向けたものですが、この日は「うんうん」と聞き、母が気の済むまで立ち話をしました。
自転車をこぎ、母が後ろに遠くなって行くのを感じながらなんだか
「うん、卒業できた」
とまたにまにまとしてしまう私なのでした。



・・・と思いきや、その晩、母から電話が。
「あのね、ほら、私をいつも大野町の道の駅に連れて行ってくれるお近くのマンションに住んでいる友人がいるじゃない?
あの人がね、便秘になったときに飲んだらとっても良い感じで効いたサプリがあるんだって。
それをね、誰か知らないけど友人にあげたら、その人にもすごく良かったんだって。
んで、便秘だけじゃなくて美肌にも良いらしくて、そっちの目的で飲んでる人もいるんだって。
そいで、私がこの前、少し便秘気味だ、ってたまたま洩らしたらこれ飲んでごらんよ、すごくいいから!ってそれをくれたんだよね。
でも、わたし、そういう薬みたいなの、あんまり飲みたくないし、もし飲んで、私にはすごく効きすぎて下痢になっちゃったら、それこそ1週間では体調が戻らないかもしれないくらいだと思うからありがたくもらったけど、飲んでないんだよね。
おかげさまで便秘気味だったのは治ったから、その薬、その人に返そうと思うんだけど、カドが立たないような言い方で返すにはどうしたらいいと思う?」
くど~~~~~~い!!!
この話、前半いるかぁ~?
「知り合いに便秘薬もらったんだけど、使いたくないし、便秘治ったから丁重に返そうと思うんだけど、どう思う?」
この一行で済まんのか~~~!!!
以前の私なら、せっかく母に対して優しくしてあげる良い気持ちになったわん、というところでまた水を差されるようなことがあると、結局、やっぱり腹を立てる自分がいることを思い知らされて、その事実にまた自分を責めて落ち込む、みたいな繰り返しだったけれど、
今はそうは思わない。
どれだけ母のことを大切だと思おうが、くどいもんはくどい! うざいもんはうざい!
そう堂々と腹を立てられる自分がいることにまた満足するのでした。




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