昨日の日曜日は、ダーリンと早朝ゴルフに行きました。
朝7:00~のプレイです。
ゴルフというものは、プレイ開始の30分前にはゴルフ場に着いていなくてはいけませんので、6:30にゴルフ場に着くためには、家からせいぜい30分程度で行けるようなゴルフ場でないと5:00前の4時台起きというのはさすがにつらい。
逆に言えば、家から30分程度で行けるゴルフ場であるなら、7:00からのプレイが可能なわけで、そうなるときっと昼すぎくらいにはホールアウトして、1日が長く有効に使えるのでは、という思いもありました。
早朝プレイは初めて。
しかし、ゴルフ好きというものはゴルフは朝早くて当たり前と思っているのか、まるでゴルフ場はAM9:00くらいの岐阜駅前くらいの様相を呈していました。
そのなかで私たちは1番のスタート。
気持ちい~い!
自分たちの前には誰もいない、というのがこうも気持ちがいいものか!
後ろの組は4人なので、私たちに追いつくことはなく、振り返ってもいつも後ろもいない。
すごぉ~い!!
ゴルフ場を自分たちだけで貸しきっているような気分!
ダーリンとこうして日曜日に時々ゴルフに行くようになってからというもの、日曜日というのは混んでいて当たり前なので、詰まり詰まりで回るのが当たり前だと思っていました。
日曜日だとたいていハーフを回ってくるのに2時間半は当たり前。
3時間かかることもざらじゃありません。
ゴルフ場というものはたいてい2時間15分プレーを推奨しています。
それくらいで回れるはずだから、それ以上遅いっていう場合はちょっと気をつけて意識してよ、って意味です。
それでも3時間になっちゃうのが当たり前の日曜日。
それに30分~1時間のランチ休憩をはさんで後半のハーフをまた3時間かけて回って、となるとほんとに丸1日のレジャーでした。
それがなんと!
この日のハーフは、1時間45分で回ってきちゃいました。
特に急いだわけではないけれど全然前が詰まることなく回るとこんな感じなんだな~ということを味わいました。
その時点で8時45分。
食事休憩しろ、って言われても・・と思っていると、そのままスルーで回ってもらってもいいですよ、とのこと。
そうする、そうするとそのまま回って上がってきたら後半のハーフは前が詰まったのでちょっと時間がかかりましたがそれでも11時半にはホールアウト。
ゲーム終了。
ダーリンも私もとてもスコアもよく、いつもスコアがまとまらないのは「前が遅い」とかイライラしているメンタルのせいもあるんだな、と思いました。
そうしてゆっくりとランチを楽しみ、お風呂に入りあがってきて午後1時。
まだ半日たんまりあるではありませんか!
「これからどうする?」と言うと、ダーリンが「Hさんのお墓参りに行きたい。」と言います。
Hさんというのは、去年亡くなった、ダーリンの会社で働いていた人。
独身で一人暮らしというのは知っていましたが、亡くなっても全く身寄りがない人とは知りませんでした。
そういうわけで、Hさんは無縁仏の墓に入れられたのでした。
「そのHさんが昨日、たぶん夢のなかに現れたんだと思うんだよ。」とダーリン。
「なんで、そこで“たぶん”なのよ?」
「Hさんなのかどうかよく判別がつかないんだけれど、胸のあたりが重くて重くて・・ なんだかすごく嫌な感じがしたんだ。あんなことは初めてでさぁ。それで気になって聞いてみたら、無縁仏っていうのは1年で墓のなかから遺骨を取り出されてもう処分されちゃうんだってな。
Hさんも1年経ってもうあのお墓には入ってられなくなる期限が近づいているから、知り合いに早くもう1度いるうちに会いに来てくれよ、って言いにきたんじゃないのかなぁ。」と言います。
そうなんだ・・
無縁仏のお墓っていうのはいわば知り合いでもない人たち大勢が1つのお墓に入れられるわけで、毎年毎年無縁仏になる方っていうのはいるわけだから、そりゃあ、いくら大きなお墓でもいっぱいになっちゃいますねぇ・・
それで毎年毎年ところてんのように押し出されるかたちで新しく入ってくる人たちのために、もう遺骨って処分されちゃうんだ・・
初めて知りました。
「ばあちゃんに聞いたら(義母のことです。)ばあちゃんのところにもHさん、来たっていうんだよぉ。ばあちゃんは胸の上に乗っかられたんだって。」
あれまぁ。
いくら肉体をもたない存在になったからといって既婚の婦人の胸の上に乗っかるってそりゃあいかんでしょう、Hさん。
「んでさぁ、ナルくん(ダーリンの会社の人のことです。)も最近Hさんのすっごくリアルな夢を見たんだって。」
「わかった、わかった。Hさんの墓参りに行こう。」
そう言って、それからHさんのお墓参りに行くことにしました。
そしてついで、と言っちゃ悪いですが、ダーリンのお父さんと、私のおばあちゃんと叔母さんのお墓参りもすませました。
そしてそれから「道の駅」に寄って野菜などを買って、帰ってきてビール片手にテレビでゴルフ中継を男子、女子とはしごして見て・・
日中に飲むビールはおいしいですなぁ。
そのすべてが終わって時計を見たら17時半。
初夏の夏はまだ日は高く、全然夕方って感じじゃありません。
「何て長い1日なの・・」
しみじみと“日曜日”を満喫した、心地よい疲れが身体をおそってきました。
それにしても朝の1時間というのは、こうも1日の密度の濃さを左右するものでしょうか。
今日の朝1時間早く起きた、ということは、ゴルフ場そのものが一番混み始める9時台スタートを避けることができたためにすーっと回ってこれたということが大きいのは間違いないですが、それにしてもたった1時間の差がこれほどまでに後の行動に影響を及ぼすとは!
そういえば、この前友人も言っていました。
その友人は仕事で朝は6時には家を出る、夜は8時過ぎ9時過ぎでないと戻ってこられない、という日常だったのがたまたま残業もなく17時半ごろに帰ってこられたときがあったそうです。
そうしたら、早く夕食をすませてまだ19時。
ご主人と一緒に、「これから最終の映画に行けるね・・」と言って、久々のデートを楽しんだそうです。
ほんの1時間いつもの日常のなかでゆとりをもった時間が出来ることで、実際には1時間以上の時間を創出することができる。
これはまったくもって不思議なことです。
とくに午前中にさっさと用事や仕事を済ませることが出来たときにこの充実感を味わうことが多いですね。
少し眠いけれど、時々1時間早く起きてみて、何か自分のための充実した時間を創出する、というのは心にとても豊かなものを創り出してくれるようです。
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