ちょいスピでセラピー的なKizukiの日々

色んな世の中の出来事、セラピーなどから気付きを得て、ありのままの自分に還ることを目指して生きてます。

「べき」を止めた方がいいのはわかってるけど、ではどういう言い方をしたらいいの?

2017-11-24 09:01:05 | 身辺雑事
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 <12月のご予約について>

11月、12月は新メニューを充実させるためのわたくしの準備期間として
  おやすみをさせていただきます。

  新年度からは大幅にメニュー変更する予定です。
  それに伴い価格設定も値上げを予定しておりますので、

  12月については
    「オーラソーマ セッション」をご希望の方についてのみ、
  以下の日程内でのみ、
  お受けいたします。

  現在の価格設定のなかでの最後のセッション、
  お考えの方はお早目にどうぞ!



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先日チェロのレッスンに行った時に思わぬ気付きがありました。
「左腕はこのくらいの角度で」
「弓はなるべく弦に密着させて」
など、私の演奏に対していろんな注意点を述べたあとの「ではもう1度」と言われたときの私の演奏がガチガチだったことから、
「う~ん、“左腕はこのくらいの角度にすべき”、“弓は密着させるべき”って、“べき、べき”で考えちゃうと苦しくなっちゃうからさ、そうなったらいいな~くらいでやってみて。」
と先生がおっしゃいました。



このときハッとしました。
オーラソーマやいろんなスピリチュアルなワークショップでも、「べき」と考えるのは「思い込み」や「決めつけ」の元であるからよしましょう、とよく言います。
では「べきはよしましょう」とは教えてくれるものの、「では、代わりにどのような言葉を使ったらいいのか?」はどこも教えてくれなかったのではないか?
実際、自分でも「べき」の言葉が出てくるような発想はよそう、とこころがけていただけで、「○○はよそう」という発想は、脳に「○○」をイメージさせてそれを「取り消す」という二重の仕事をさせるだけで決してヴィジュアルワークとしても有効なものでもなんでもないことをしていただけだったのでした。
でもチェロの先生はそれを教えてくれた。
「べき」をやめて「そうなったらいいな~」と思おう、と。
「左腕の角度はこのくらいで保てたらいいな~」
「弓がなるべく弦に密着していたらいいな~」  って。
そして実際にそのくらいの感覚で弾いてみたら、良かったんです!
今までのなかで1番良い音が出ました。



続けて先生はこうもおっしゃいました。
「“べき”は、自分に監視人を置くようなものじゃない。」
一瞬意味がわからず、「ん???」という顔を私がしたので、先生はさらにこうおっしゃいました。
「ほら、刑務所の囚人たちの檻のなかには監視カメラが設置してあるじゃない。ああして、四六時中自分が何をしているのかを誰か他人に見張られているっていうのは、たとえそのなかで何も悪いことをするつもりがなくても、なんか緊張するでしょう、きっと。緊張するってことは疲れるじゃない。それを“べき”っていう発想でいると、自分の行動をもう1人の自分が監視カメラでずっと見張っているようなものだと思うんだよ。それは緊張しちゃうだけで何にも良い結果を産まないだろうからね、やめたほうがいいってこと。もっと自由にしてやろうよ、自分を。」



なぁ~るほどねぇ。
「“べき”は、自分に監視人をつけるようなもの」、かぁ。
その通りだなぁ。
この言葉、ぐっときました。
自分の言動に対して、もう1人の自分が高見から見下ろしているような鳥瞰で物事を考えるのは時に、冷静に自身を見つめてみるには役立ちます。
でもいつもいつもそうしていたり、そうしないほうがリラックスできて物事スムースに運ぶのにね、というときにもそれをやっちゃうと息が詰まっちゃいます。



私は時に、趣味やお遊びのことにさえ“べき”の姿勢をとってしまうことがあります。
例えばこの前は、キリム織の教室の帰りに
「先生、わたし、家でも少しやってきますね。」
と言って糸を少しもらってきました。
先生は、
「それだけで足りる? これくらい持って行きなよ。」
と一巻きどんとくれました。
なにせ手仕事好きなくせに手が遅いので、この調子じゃあ、全6回となっているなかでランチョンマットを仕上げられそうにないな、と自分で思ったからです。
そして、「わたし、家でも少しやってきますね。」と言ってきたからにはそれは“宣言をしたんだ”くらいに思ってしまうんです。
実際にはなかなかそんな時間がとれず、何にもやらないで次の教室の日を迎えてしまいそうでした。
それならそれでいいじゃないか、別に趣味なんだし。
仕事の納期が迫ってる、とかそんな話じゃないんだから。
それなのに私は先生に対して“宣言”をしたからには家でやっていく“べき”と思ってしまう。
ましてや先生に「それで足りる? もっと持って行きなよ。」なんて言われると、先生はこの一巻きがなくなるほど私に家でやってくることを期待しているんだな、なんて思ってしまう。
これは何が何でも時間をつくりだして、多少なりとも進めなくちゃ、とよけいに自分で自分にプレッシャーを与える。
せっかく楽しい趣味として、自分の余暇を彩るものとしてはじめたキリム織なのに、「余暇を彩る」どころか、「ほかの時間を削ってまでやらねばならぬこと」になってしまう。
つくづくソンな性分だなぁ、と思いながらもくもくと針を動かす。
ま、やりはじめれば楽しいんですけれどね。
でも、「多少なりとも進めることが出来ればいいな」くらいの気構えにしたらもっと楽しかったことでしょう。
「must」より「maybe」。



そして私は「~であればいいな」という先生がおっしゃった言い方をさらに肩の荷が下りる言い方に変えてみました。
「そうなりゃ儲けもん」。
うん、これが自分にはしっくりくるな。
「左の肩がさがらずに演奏できりゃ儲けもん」
「弓が絃に密着したまま演奏できりゃ儲けもん」
「キリム織を家で進めることができりゃ儲けもん」
これで行くわ。
だいたい、「人生、生きてるだけで儲けもん」の姿勢で生きてるので、この「なるようになるさ」的なほうがさらにリラックスできていいね。ケ・セラセラ。
皆さんも、いかに「べき」を自分らしいしっくりくる言葉で言い換えられるか、考えてみてくださいな。
そして今日より早速、「べき」の代わりにその言い方に変えましょう。



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