そんなわけで癒された次の日は、朝食をとったらもう解散。
私とダーリンは、紅葉を愛でながら近くを少しのんびりと巡りながら帰ることにしました。
まずは、旅館のまわりを散策。
ちゃんとお散歩コースA,B,Cというのが作ってありました。
濡れた林道をしゃくしゃくと落ち葉を踏みながら歩いていると、ほうば味噌に使う朴の葉がいっぱい落ちていました。
落ち葉のなかでもとくにこの葉っぱをみていると、古代人はそりゃあお皿に使おうって考えるわなあ、というのが合点がいくほどのしっかりした肉厚で大きさもたっぷりの葉です。
幸い、お天気には恵まれましたので、山の木々の葉の1枚1枚までがくっきりみえるほどのすがすがしさです。
旅館からはボンネットバスで2時間ほど近くを回ってくるというプランがあり、風情のあるボンネットバスに惹かれて、申し込もうとしたら定員25名ですでに予約でいっぱいでした。
残念!
いちおう、どんなコースを回ってくるのか尋ねてみると、金山巨石群に行くのだ、と聞いて同じコースを行ってみました。
ここは縄文時代の人が時期を知るために使ってのではないか、と言われているところです。
秩序なくごろんとしているようにみえる巨石の特定の間から太陽の光が漏れて見える位置がちょうど秋分の日になっていたり、夏至の日になっていたり、冬至の日になっていたりするので、縄文時代の人はこの巨石を利用してこれらの時期を知っていたのではないか、となっているのですが、私は、そうなっているのではないか、と言うことを発見した現代の人のほうがえらい!と思ってしまいました。
だって、なにか秩序だって石を動かしたような位置にあれば、これは何か意味があるのだろうか?と気づくかもしれないけれどただ、整列しているわけでもなくただそこに存在しているだけなんだもん。
おまけに秋分の日や夏至の日や冬至の日、その当日に来てはじめて「ほんとだ!」と確認できることなので、なんでもない日にここを訪れても「ふーん、そういうことらしいわ」と言うだけで、それがほんとなのかどうか自分が体験できないんだもん。(一応、写真はあったけどさ)
それから岩屋ダムに行きました。
世の中には「ダムマニア」と言う人がいるらしいですね。
その工法を愛でたりして全国のダムを回るらしいです。いろんなことが好きな人がいるんですねぇ。
確かに壮大なスケールのものに触れると気分がよいですし、自然と人間の叡智の合体みたいなものをみると男の人なんかは特に征服欲をかきたてられて、興奮するのかもしれません。
ま、私は「そうですかぁ。これが岩屋ダムね。」くらいでおしまい。
徳山ダムのように沈む村の物語なんかがあると、またそこに色々な人間の息吹を感じるけれど、ここははい、ロックフォールね、はい、わかりましたぁ、ってくらい。
それから和良村の「道の駅」によって、そこにあった近くのガイドマップを見ていると「御手洗の滝」というところがあるらしいので、滝好きの私とダーリンとしては行ってみよう、ということになり、道の駅の人に「ここ、近いんですよね」と聞くと、「う~ん、近いですけど、ここは道が狭いからねえ。」とあまりお勧めしたくない様子。地元の人がお勧めしたくないほどの狭い道。ますます惹かれます。天邪鬼のダーリンと私は、トーゼン、御手洗の滝に向かいました。
確かにここからは車では無理、というところまで車で行ってから残り300メートル。
この300メートルは、道なき道のようなもんでした。絶対すれ違えないし。
地元の人がお勧めしないだけあって、本日ここへ来たのは私たちが最初じゃないの?と言う雰囲気。帰るまで誰にも出会いませんでした。
おかげで自分たちでひとりじめ!という気分でなかなかよかったです。
滝も立派なものでしたよ。
ちなみに和良村というのは、男性の日本一長寿村だそうです。
なんでだろー・・?
理由はわかりません。逆に女性はどのくらいなのか気になってしまいました。
ダーリンに「なんでかね~?」と言うと、
「知らんけど、女の人は働かせられてんじゃね~の?」と言います。
そうかな~? 働いたほうが寿命が長くなる気がするんだけど・・
とにかく、かなり裕福な村のようにお見受けしました。
だって、どこの家も立派で大きな家ばっかなんだもん。
これまたダーリン、「ほかに金の使い道がないだけなんじゃね~の。」って。
こら、失礼だってば。(でも、確かに自然がごちそう、という以外は何もなさそうな村ではあります・・)
旅館の朝食でごはんを3杯もおかわりしたダーリンは、さすがに12時ではおなかが減らないかと思いきや、11時をまわり、道の駅で「奥美濃カレーマップ」を見たとたん、「腹減った・・」
なんでもカレーのルーに郡上味噌を隠し味に使うのが文字通りミソってことみたいです。
マップを検討した結果、白鳥町にあるお店のがおいしそうだ、ということでそちらを回ってカレーを食べて帰ろうということになったのですが、ナビで検索すると、1時間以上もかかることがわかりました。
するとダーリンが「そうだ!思い出した。カレーはフランス料理に変更。」と言って、大和町にある「フィールドミュージアム」という園内にある「ももちどり」というかわいらしい名前のフランス料理店に行きました。<msnctyst w:st="on" addresslist="04:大和町;" address="大和町"></msnctyst>
ダーリンは、前にここの前を通りかかって来てみたかったんだそうで・・
急に思いついて、急に行動するところがダーリンらしい。
まあ、なんせ誕生数「11」の人なんで、なんでも直感で行動するんですわ。
全面ガラス張りで全席から前の池、そして池のまわりの紅葉したもみじが見られるとても感じのよいレストランでした。
観光地にありがちな雰囲気だけは作ってあるけど、お料理はおいしくなく、暴利!ということもなく、1890円のランチコースはどのプレートもとてもおいしかったです。
満足した私たちは、フィールドミュージアム内にある和歌のオブジェが立ち並ぶ公園を散策してゆっくりと帰ってまいりました。
あー! 朝早くから活動すると一日が有意義で長いわ~
わかっていても、普段の会社勤めじゃなかなかできない贅沢なひととき。
とても良い1日でした。
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