巣窟日誌

お仕事と研究と私的出来事

「ネコ」ポリス その59

2005-10-12 17:51:36 | ノラネコ
「ネコ」ポリスはいつも平和なわけではない。

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まず、わが家の2階の主(ベランダをテリトリーとする右側の黒い「ゴキリョウ」)と、1階の主(濡れ縁をテリトリーとする左側の白い「キリリ」)が、玄関先でにらみ合う。20分ほどにらみ合う。どちらも一歩もひかない。しかし、どちらかといえば視線をはずし気味なのは、体の大きなキリリである。

小柄なゴキリョウに気迫負けしたか、「こんなチビ相手にしても仕方ない」とおもったか、キリリはネコのプライドを保ちつつも、そろりそろりと退却をはじめる。

しかし、この2匹がにらみ合いを続けている間に、キリリのテリトリーである濡れ縁の近くには、別の白っぽいネコが入り込んでいた。(このネコは目のふちがただれているので、ひそかにわたしが「メヤミ」と呼んでいるオスネコである。)

自分の居場所に入ってこられて、キリリは怒る。(右側がメヤミ、左がキリリ。キリリの前にみえる黒い物体は、母の作業用長靴。)
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まずは、両者とも戦いやすい場所に移動する。一触即発。
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戦いが始まる。両者の白い毛がフワフワと宙を舞う。真剣勝負の取っ組み合いが続く。
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最終的に、戦いに勝ったのはキリリで、メヤミを追いかけて庭の外まで追い出したのち、いつもの濡れ縁にもどった。わたしは異様な声にあわててデジカメをもって飛び出したため、ストロボ強制発光モードのまま、シャッターを切り続けてしまった。(すんません。メヤミの目が光っているのは、ストロボのせいです…)