バースくんの今日も発車オーライ♪

小さな町の広告代理店。働く「バースくん」の日々のおしゃべり

始まりと終わり

2012年06月15日 | Weblog
物事には必ず最初があって、そして最後があるということ、形あるものは必ず無くなるということ、頭ではわかっていても現実を目の前にすると、体の力が抜けてゆくようだ。
かれこれ45年前、そこは鬱蒼と緑が生い茂りポツンポツンと平屋の木造の家が点在していた。国道とは名ばかりで、舗装もされず砂利道を荷馬車がゴトゴト走っていた。たまにやってくるバスは砂煙をもうもうとあげて停留所に止まった。そこに重機がやってきて、順番に大きな工場ビルを建築した。ボクには工事の音とともにその記憶がある。それでも外輪部分の植栽たちは、作られたフェンスとともに残り、見上げる大きな木の垣となった。
確かにその木は昨日の朝までそこにずらりとあった。ところが夕方、その木が一本もなくなり風景が一変していて愕然とした。何も無くなり仮設のプレハブの事務所長屋がそこには建てられていた。工場の解体工事が始まるのだ。
ホタルが群れ飛び、夜にはふくろうが鳴き、ザリガニがたくさんいた土地に大きな工場が建ち、一つの時代を作った。そして今それを終える。土地はまた更地に戻る。…何も言葉にならないバースくんだ。いろいろな思いが交錯するというのとはまた違う。どうしようもないやるせなさとでもいうのだろうか、終焉は体に堪える。
夜、幼い人の初の脳死判定、そして移植へというニュースを見る。ご両親が「息子が誰かの身体の一部になって長く生きてくれるのではないか。このようなことを成し遂げる息子を誇りに思う」とのコメントを出された。ここに終わりから始まるものを見る。でもやっぱりせつない。
しかし切ない切ないでは、終わったものに対して申し訳ない。とりあえず目の前のことをえいやっ!!とやっつけることから始めよう!!鳥取のイベント情報サイト ジャングルズームノマップ鳥取

心の痛手は・・・

2012年06月14日 | Weblog
朝から「ジュリーーーィ」と樹木希林のマネをして洗面所の鏡の前で身悶えるバースくんです。おはようございます。あらかじめ断っておきますが、ボクはジュリーのファンではありません。けれど今日はずっと頭の中で「時の過ぎゆくままに」がリフレインしているのです。♪体の傷なら治せるけれど、心の痛手は癒せはしない♪このフレーズの繰り返し。
だってそうでしょ、阪神また負けました。負けてもいいなんてことはないけれど、その負け方があまりにお粗末。ヒット2本しかでない有様、力の出しようがありません。力なくゲーム終了後、名人戦の結果をチェックしたら、羽生さんの負けで今回も森内さんが名人です。ボクとしては是非とも7局までもつれこんでほしかった。こちらもがっかりで、早々に寝てしまうことにしましたよ。とほほ、一体どこにこの怒りとやるせなさをぶつけたらいいんですか。
そして♪心の痛手は~♪とやっていたら、大変な騒ぎになっている「松田聖子の再再婚」どうでもいいじゃぁありませんかと、うそぶいてみるバースくんです。この方も断っておきますが、ファンではありません。でも久しぶりにテレビで聖子ちゃんの顔を見て、なんだかいろんなことを思い出しましたよ。デヒュー前夜の彼女が近所のスーパーで歌っていたこと、みんなでドライブ、車内で大合唱した「赤いスイトピー」、サントリーのペンギンさん…そうなんだよねー、聖子ちゃんってずっとボクらの時代とともにあるんだよね、だから再再婚もニュースになるんだぁー。納得!!
♪時の過ぎゆくままにィーーこの身をまかせー♪とりあえず仕事のエンジンをかけましょう!!鳥取のイベント情報サイト ジャングルズームノマップ鳥取

バースくんは小学生以下?!

2012年06月13日 | Weblog
ここで問題。「山」は何と読むか?答えは「やま」。では「魚」は「茶」は「章」は?簡単すぎて一体何の話よという感じ。そう「感じ」ではなく「漢字」の話。日曜の朝刊の本の広告に、漢字の読み方を問うものが掲載されていて、ちょっぴり漢字好きなボクは、鼻唄まじりに挑戦をした。新聞広告に載るぐらいの漢字なんてチョチョイガチョイだったはずなのに、思った以上に読めない。うーん答えはどこだ?と探したら、正解は本にあるとな!!思わずアマゾンでワンクリックしてしまった。
昨日帰ったら届いていましたよ「読めますか?小学校で習った漢字」。夕飯もそこそこに開いてみると…。思った以上に読めない、想像以上に小学生以下なのかもしれないボクだった。「章魚」は「たこ」、えーっボクは「蛸」しか知らなかったよ。それから「山茶」?「山茶花」で「さざんか」とは知っているけれど何?「つばき」!!「椿」しか知らなぁーーい。それからそれから「雪花菜」?へー「おから」のことかぁー。ボクはそもそも「切らず」というから「おから」は読めなくてもしょうがない?!
そういえば「切らず」で思い出したけれど「にぬき」ってわかる?これは「かたゆで卵」のこと。ボクの祖父や祖母は「ゆで卵」という語彙を持っていなかった。「にぬき」と「ゆで卵」が同じものだと理解したのは、ランドセルを背負った頃だった。
そう話はぐるっとまわって、小学生で習った漢字。本当に読めないものがたくさんあって、でもそれが全部美しい日本語でわくわくした。しばらくは夕飯のあとのお楽しみでパラパラとページをめくってみることにする鳥取のイベント情報サイト ジャングルズームノマップ鳥取

世に軽きもの

2012年06月12日 | Weblog
ー世に軽きものー
一つ、なんと言ってもバースくんの頭の中!!おバカの脳みそは軽いというけれど、あれって本当かなぁー。帽子のサイズも体重も普通なんだけどなぁー。でも間違いなく何事も深く考えないところが、いかにも軽いか。
一つ、年間に3万人以上の方が自殺をしてしまうという現実。昨日ニュースで改めてその数字をテロップで見て、ふーむとなってしまった。自分の意思でわが命を絶つ、その命の重さはどうなんだろう。命は重たいとか軽いとかで量るものではないとボクは思っている。それはすべて生命は同じ価値で存在していると考えるからだ。だのに自殺という行為…、それは自分の命を軽んじ過ぎてはいやしないか。迫りくる状況の厳しさは、これまたみんな50歩100歩、その人だけがということはないんだけどなぁー。
一つ、同じくそこかしこで起こる、歩いていただけの人が亡くなる事件。車、通り魔、どれも犯人の人生に向かう姿が軽すぎる。人それぞれに、自分なりのまじめさと真剣さをもって歩いてゆかねば!!自分を粗末にして、人様の命を巻き込んでどうする。(ってボクはここで書いてもいいけど、大阪府知事が公言するのはどうかな?!)
一つ、「田舎芝居の女形役者が楽屋で白粉を落としたような顔」という新聞の人物描写が言い得て妙な野田さん。貴方が頻繁に口にされる「政治生命」ほど、今の世の中で軽いものはないでしょう。もう聞き飽きたし、軽すぎて政治そのものも軽いことを再認識するばかり。明るい未来を信じるボクでも、弱気になるよ。
窓の外は梅雨の雨、重たいものは乾かない洗濯物ばかりなり鳥取のイベント情報サイト ジャングルズームノマップ鳥取

したたかに

2012年06月11日 | Weblog
ここ数日いたるところにぶつかったり、け躓いたりで散々だ。それは文字通りで、人間関係の壁にぶちあったたり、なにか失言をして躓いたということではない。家の中の家具や壁が相手の話だ。とうとう今朝は、ちゃんと目が覚めて起きたはずなのに、ベッドから落ちた。正直「大丈夫か?!バースくん」という気分だ。
原因はと考えるに、阪神の連敗か?とも思ったけれど、それはいつものことだし、週末の馬はまあよく走ってくれたから、プラスマイナスボクの気分の収支は何とかバランスがとれているのでそこではない。じゃあどこ?何?と不安になる。まさかこれって小さな小さな脳梗塞かなにかを起こしているんじゃなかろうか…と考えたところで、それはいらぬ心配だと気が付いた。
要は気候が良くなって、動きやすくてあれもこれもしたいことを思いつくのだ。それも性質の悪いことに、一つことをしているときにはもう次のことを考えていて、我が身の動きがついて行っていないだけの話。
それにしても、土曜日の椅子から立ち上がりざまにテーブルで膝をしたたかに打ったのには参った。大きな青あざにはなるし、今だに腫れて痛みもひかない。痛い痛いと大騒ぎをしながら水筒を洗って水を切ろうと振ったら、これまた、水筒を流しのふちにしたたかに打ちつけて壊してしまった。ふぅーっ、いくつになったらボクは落ち着いた行動というものをとれるのか、思った途端に死ぬまで無理!!の我が声が聞こえてがっくり。
さあ月曜日だ。落ち着いて、冷静に、したたかな仕事をしよう。ところで「したたか」って、この頃なんだか悪いイメージだけの言葉になってない?!良い方面に使ってもいいと思うんだけどな鳥取のイベント情報サイト ジャングルズームノマップ鳥取

右肩上がり

2012年06月08日 | Weblog
「朝から景気のいい話じゃないのバースくん!!」なんてことじゃない。先日出かけた人間ドッグの検査結果が送られてきた。おかけざまで何事もなく、経過観察もなく「健康状態は良好」のお墨付きを頂いた。
この結果表、過去5年分の数値を比較のために並べてある。ふむふむ、身長は数ミリ単位だが縮んだなと。体重、視力、聴力、胸の写真等々、きれいさっぱり何の変わりも不都合もなしだ。それで血液検査はと見やると、あれま?!5年間わずかながらも順調に数値が増えているものがあるぢゃないかぁー。何々「総コレステロール」「LDL」!!!これってまずいんじゃないのー。これは俗にいう「隠れ肥満」の道に進もうとしているのでは…。そしてまあご丁寧に、その横に線グラフで数値の変化がわかるようにしてある。なだらかーーに、右肩上がりだ。
どちらも基準値内ではあるけれど、ボク的には着実に加齢しているという事実を突きつけられたわけで、結果を見てからというもの、あと一口と別腹は控えることにした。いつまでその殊勝な心がけが続くかは不明だけれど。
それにしても「加齢」というのは、なんだかなぁー。自分のことなのに、自分の与り知らぬところで数値が増えたり、髪の色が変わったり、見えるはずものが見えなくなったり、情けないことこの上ない。でも加齢は自然の摂理なんだから、しょうがない、しょうがない抗うことなく流れていこうか。(少しは抗わないと、飛んでもないスピードで老けちゃうよー)ほんと?やっぱり…。ふーっ、がんばるのも結構大変だぁー鳥取のイベント情報サイト ジャングルズームノマップ鳥取

この一曲

2012年06月07日 | Weblog
世の中で一番好きな曲ではない。じゃあよく口ずさむ曲かと言えばそうでもない。それは何と言えばいいのか「心の支え」になってくれた曲とでも言えばいいのだろうか。
何年も前、寄せ来る状況に結構なところまで追い込まれた冬の日の朝、自分に出来ることは何もなく、ただただ時間が良い結果を招くように祈るほかなかったその日…。ボクは暖房の良く効いたタクシーの窓から降りしきる雪をぼんやり見ていた。車内にはラジオがかかっていた。
♪しあわせの扉はせまい、だからしゃがんで通るのね。百日百歩 千日千歩 ままになる日もならぬ日も♪水前寺清子の「365歩のマーチ」だ。
♪あしたのあしたは またあした あなたはいつも新しい希望の虹をだいている♪歌詞の一言一言が腑に落ちて、とりあえず思い煩うことはやめ、背筋を伸ばそうと思ったことだった。
昨日の夜、凹んだボクはふとこの歌を思い出した。ふんふんと歌い始めて…♪一日一歩 三日で三歩 三歩進んで二歩さがる♪と来て、わーーっ、歌わなきゃよかったとなった。そうだよ!!この勘定で行くと、ちっとも前に進めないんだよぉーー。この曲は2番しか歌わないようにしようと思っていたはずなのにぃーーとほほ
(バースくん、なんで凹んでいたかなんて聞かない、絶対聞かない。原因は明白!!ばっかじゃないの!ー) そこまで言わなくてもいいじゃないかぁー。AKBの総選挙の結果が気になるというへろへろ状態の田中マーくんに勝てない阪神って…。三歩進んで二歩さがるばっかりで、ちっとも勝率があがってこないよ~鳥取のイベント情報サイト ジャングルズームノマップ鳥取

木戸御免「待ってましたっ!!」

2012年06月06日 | Weblog
香川照之が九代目市川中車を、亀治郎が四代目猿之助を、香川照之の長男政明ちゃんが五代目市川団子を名乗り、猿之助は二代目猿翁を名乗る襲名公演の初日が、昨日めでたくにぎにぎしく開いた。各局が襲名口上をニュースにしてくれたので、梯子梯子で同じ映像を何度も堪能した。
歌舞伎もまた血統の芸能だ。その累々と繋がる血統役者に反抗する形をとり続ける役者人生のはずだった猿之助改め猿翁は、どんな感慨を持って口上の席の真ん中に座ったのだろう。見得とは言い難かったけれど、客席を見渡した猿翁の視界の中には浜木綿子もいた。めぐる巡る、時は巡りて綾なして、思いもよらないドラマを生んで流れていく。それぞれの人の思いもまた、思いの外であっただろうと推察する。それこそが歌舞伎そのものではないかと、画面を見ながら改めて、歌舞伎っていいよぉーと思った。
団子の口上は声もよく出ていて、ものおじすることなく大したものだった。祖父、父の血を引くのだからこれからの成長が大いに楽しみだ。子供の初舞台ほど、歌舞伎ファンにとって楽しみなものはない。そうそうアナウンサーに「だんご」と言う人があったけれど、食べちゃまずいでしょ、彼は「だんこ」と名乗るのだ。
そして中車の口上は、もう一杯いっぱいなのがこちらまで伝わって、テレビの前なのに手に汗をした。よくも悪くも歌舞伎のにおいをまとわない香川にすれば、逆にあれで上出来だろうとボクは思う。観客も歌舞伎にならないのは百も承知で、好意的に彼を受け止めたように思えた。まずは初日本当におめでとうございます。
亀次郎くんはそんな中、大名跡を名乗る気概と自信にあふれ、歌舞伎を知っているのは自分だというオーラでかわいい肩肘をはり、これはこれはでとてもよかった。どうぞご精進を!!
さてバースくんは、客席に座ることはできないけれど、ここから木戸御免にて掛け声を「よっ!!待ってましたっ澤瀉屋!!」「たぁーーっぷり」鳥取のイベント情報サイト ジャングルズームノマップ鳥取

羽は広がり

2012年06月05日 | Weblog
夕方の出の時間は、厚い雲に覆われて見られそうにもなかった満月の月食。でも夕方のニュースで「雲の合間から、時折おぽろに欠けた月が見えるかもしれません」なんてちょっとロマンティックなコメントをした気象予報士さんがいて、どれどれと、すっかり暮れた頃合いに2階へあがってみた。するとなんと、障子越しにも月明かりで部屋が明るい。これはしめしめと窓を開けると、ありました!!おっしゃるとおりの、おぼろで2割ぐらい欠けた月が。
流れる叢雲、月が顔を出したり隠れたり、ぼんやりとそのおぼろ欠け月を見ていたら、なんだか時代劇の夜の大捕り物が今にも始まりそうな感じがしてきた。ここに現れしは、鬼平こと中村吉右衛門だなと連想した途端、そうそう澤瀉屋の襲名公演は5日が初日じゃないかぁーと思い出し、中車襲名のプレッシャーの香川くんは今頃この月を見ているのだろうかと思った。数日中に出るだろう劇評が楽しみだ。
そして、久しぶりにまた池波正太郎の「銀座日記」を読もう!と方向変えて連想の羽は広がる。それにしても今読んでいる「天地明察」は噂にたがわず面白い。あっと言う間に江戸時代に引き込まれている。おぼろ月食は、すっかりボクを時代劇の世界に連れていった。
ばたばたとそんな連想の羽を広げたバースくんは、それから録ってあるTVドラマ「御宿かわせみ」の最終回、東吾とるいの婚礼シーンをしっとりと観ましたとさ。おしまい(野球のない日は、穏やかだぁー)鳥取のイベント情報サイト ジャングルズームノマップ鳥取

そして1000円の話

2012年06月04日 | Weblog
結局今週中に大飯原発は再稼働となるのか、いずれにしても節電の夏に変わりはないわけで、当社もいろいろと対策をたてなければなるまい。なんてね、猫の額ほどの事務所で、それも棚商品があるわけじゃなし、ましてや何かを生産している稼業ではないので、もうこれ以上の節電なんてないわけだ。もう冷凍庫の霜取りもやったしね。さてさてどうしたものかと思ったとき、設立以来愛用してきた扇風機がどうやら寿命に近づいているらしい動きをする。とにかくそれはお陀仏になるまで使うけれど、交代要員を準備しておかなければということで、扇風機を買うことにした。
今回はタワー型の扇風機を買おうと決めていた。場所も取らないし、高さのある風は、室内の空気をかきまぜてくれそうだからだ。予算も袖のうちで決まっていたから、電気屋に出かけても選択肢は少なくすぐに決まるはずだった。
社長と出かける。売場で一発目的の商品は見つかった。なんともうこの季節から扇風機はよく売れていて、お店の在庫はあと1台となっていた。セーフ!!これにしようと思った途端「バースくん、それにするのはやめよう。こっちがいい」と社長が言い出した。見るとその隣の商品は1000円高いのだ。千円と言えど予算オーバーだし、効力を見てもほとんど何も変わらない。差といえばリモコンとリズム風と消費電力が一時間当たり30銭安いことぐらいだ。狭い事務所にリモコンは必要ないし、リズム風なんてどうなんだかだし、まあでも消費電力が安いというのはごくわずかでも魅力か?!となり、結局1000円高いものを買った。
その扇風機が稼働を始めて1週間、なんとまあ「リズム風」というのが実によい働きで、こればっかり!!強くなったり弱くなったり気持ちいいのだ。1000円はリズム風のためにあったとさ。さあ扇風機を回して、ボクも元気に稼働しよう!!鳥取のイベント情報サイト ジャングルズームノマップ鳥取