昨夜のナイター阪神ー巨人の対戦は、先日亡くなった横田慎太郎君の追悼試合だった。観客席にも彼のユニフォームが散見された。
そんな特別なゲームでも相変わらず我がチームは先制点を取られ、テレビ前のバースくんに「何やってんだよ!!」とやじられる始末。
でも4番が4番らしく打って、ゲームをひっくり返した。で、先発は早々に崩れたけれどリリーフが踏ん張って白星をあげた。
普段表情を変えない大山が打ってベンチに帰ったところで、高々とヘルメットを空に掲げる。
頑張ったリリーフは二人とも横田の同期入団だった。岩貞はお立ち台で声が震えていた。寛美まで1点ビハインドでもいかせるつもりだったと言う。
もう何もかもコテコテの浪花節だった。でもそれでよかった。それがよかったと思う。そしてやっぱりとボクは思った。
供養とか追悼というのは、ここにまだ生きてある者たちのためにあるのだと、これからもやって行かねばならない者のためだと。
プロ野球の世界、蓋をあけたら実は選手みんなの力量なんてほぼほぼ同じなんだと思っている。でも勝ち負けになるのは
その日のコンディションやら、組み合わせやら、果ては運なんてものもあるけれど、結局はやる気と集中力の差なんだろう。
昨夜阪神の選手はみんな集中していた。いつもそれぐらい気合を入れろと突っ込みたいぐらい気迫があった。
その気迫は横田を偲ぶ一念から生まれたものだった。追悼の念に選手たちは後押しされて活躍したのだ。
本当の所、ボクの死生観では亡くなった人は星にも風にもならないし天から見守ってもいないと思っている。
ただ生きて残された者一人一人の中にあって支えられているのは間違いないとも思う。だから昨日は勝った。
まあどんな捉え方をしても浪花節だ。浪花節万歳!!鳥取のイベント情報サイト ジャングルズーム
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