見えない景色

ここに、たとえば大きな仕事、難題、事件、もしくは山があったとする。これは何度もここで書いているバースくんの持論だけれど、それらを片付けたり、攻略したり、解決するためには、まず全体をキチンと把握しなければならない。乗り物を運転する人がその乗り物の大きさを実感把握しているように、将棋の棋士がまず大局観を持つようにだ。おおよそ、概略みたいなものを鳥瞰、俯瞰して実態をまず見渡すことが肝要。
ことはそこから始まり全体像をつかんだ上で、目の前の瑣末なことからわき目もふらず、こつこつと一つづつ解決処理をしていくのだ。そうすればあら不思議?!とんでもなく大きかったはずのものが、ぜーーんぶ片付いていましたとさ、となるのだ。
昨日ボクは野次馬根性だけで、一日中テレビをつけっ放しで「証人喚問」を流していた。始まってすぐ「目の当たり」が「めのあたり」だったり「金子」だ「お人払い」だという言葉に芝居かがったものを感じたりと、重箱の隅をつつくようなことばかりが気になって仕事もいくぶんそぞろになっていたのたが…。
聞くともなく聞いていても、延々この事と次第が見えてこないのだ。結構手練手管の籠池という役者相手に、入れ替わり立ち代り相手役者が出てくるけれど、みんなそれぞれ自分の創ったシナリオどおりに演出しようとするものだから、はなから舞台は成立するわけがない。てんでんばらばらのまま日が暮れた。結局ボクには何の景色も見えなかった。
一つ思ったことは、確かに籠池氏一人を喚問したって意味はないなということ。関係者一同がしゃべらねば!!まあそんなこと無理なんだけどね。よしんば話したとて、これまた真実はいくつもあって、ラビリンスぅーーーだろうけれど。
さあこれからどうなるんだろう。誰が得?なのかな。土地は国有地すなわちボクたちみんなのものだったんだけどねー鳥取のイベント情報サイト　ジャングルズームノマップ鳥取