バースくんの今日も発車オーライ♪

小さな町の広告代理店。働く「バースくん」の日々のおしゃべり

詰まるところ

2013年08月26日 | Weblog
詰めが甘い、これでもう詰み、詰まるところ、の「詰む」は、将棋から来ているというのは知られた話。王将がどこにも逃げられなくなった状態のことだ。土曜日、羽生対佐藤戦はなかなかに詰むことができないで222手で投了、羽生の勝ちとなった。普通プロ棋士のタイトル戦は、平均して120手前後で決着がつくことが多い。それが222手とは、いかに両者が詰めに苦しんだかということだ。確かに「詰む」というのは勝算ゼロということ、退路が絶たれているということ、その状況に追い込むのも追い込まれるのも命掛けであることには間違いない。バースくんにいたっては、常に逃走の道を確保することにおさおさ怠りなく、詰む状況から全力で逃げている毎日だ。
おっと話がそれてしまった。今朝は「詰まるところはやっぱり人だ」というあまりに当たり前の現実に行き当たった件。先週の水曜日の帰宅時のこと。乗るバスが待てど暮らせどやってこない。台風でも大雪でもないのに、定刻から20分も遅れてバスはやってきた、本来もうその時間ともなれば帰宅している時間だ。憮然とした顔をしてバスに乗る。空いているシートは運転手のすぐそばだけ。そこに座ろうとしたときだった。運転手さんが丁寧に帽子を取って振り返り、一人乗ってきたボクに「すみません大変お待たせしました。駅付近がもの凄い渋滞で動けなかったものですから」と言ってくださった。遅れたバスで詫びを入れられたのは初めてで、かえってこちらが恐縮した。でもその一言でボクの機嫌はすっかりよくなった。
翌日どうしてそんなに駅前が渋滞していたのかを知る。地元サッカーチームのホーム試合で、対戦相手がガンバ大阪だったからだ。いつもなら観客動員数は千の単位なのに、その日は1万人を動員したのだという。そりゃ車も詰まってしまう。ガンバのファンがどっと押し寄せたのがその理由だった。
ふむ、選手の魅力が人を運んでくる、運転手の一言が遅延の不快を拭い去る、詰まるところは「人」なんだ。あったりまえのことなんだけど、なんだか詰まるとこ「人」というのに久々に遭遇したような気がした鳥取のイベント情報サイト ジャングルズーム ノマップ鳥取

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