透き通った覚悟

陛下のお体の調子が芳しくないとの報、最期まで座布団の上と執念を燃やされた歌丸師匠の訃報、そしてサッカーと次からつぎへと大きな話題が続いて、あれあれまあまあそわそわとなんだがここ2日ほどはひゅーっと過ぎてしまったような気がする。そんな中であった高円宮家の三女の絢子さまとお相手の守谷慧さんの婚約内定記者会見は、いろいろな意味で気持ちを動かされたもので、書き留めておこうと思った次第。
生中継は、ちょうど来社していた某美人奥様と二人で見た。二人でまず異口同音に「品って大事だね」と。「品」というものが備わった絢子さまは、大変にご立派だった。テレビの前、二人してほーっと声を出す。お話を聞いていると、若いお二人の明るく幸せな喜びが伝わってきて、こちらまでつかの間ほんわりとした気持ちにさせられた。いいよねー、毎日毎日見たくない聞きたくない考えたくないニュースが氾濫する中で、こんな心温まる会見を見ることができてホントよかった。
そして「どのような家庭を築いていきたいか」という質問に絢子さまが「今日あることが明日も必ずあるわけではない、という共通の認識を持っております。日常に慣れすぎず、日々の何気ない出来事にも喜びや楽しさを二人できちんと感じていきたいと思っております」と答えられた。バースくんはここで思わずぐっと詰まってしまった。そうそうおっしゃるとおり!!ボクもそうあらねばと思ってはいても、やっぱり人は日常に流されてしまうもの。今日あることが明日もあるとどこかで思ってしまっている。さらに悪いことにはそれを前提として、その先の未来を不安で真っ黒に塗りつぶすことさえあるのだからたちが悪い。それをきっぱりと、透き通った覚悟さえもってお話になった絢子さまは本当に魅力的でした。
思えばお母様の婚約内定記者会見もとても爽やかなものだったなぁーと、改めて自分の歳も思いましたとさ。それだけ年を重ねても、うっかり日常に流されて暮らしてしまうんですよーーとほほのほ鳥取のいべんと情報サイト　ジャングルズームノマップ鳥取