バースくんの今日も発車オーライ♪

小さな町の広告代理店。働く「バースくん」の日々のおしゃべり

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2015年08月20日 | Weblog
人には何でもない日常の一瞬の風景が深く記憶に留められていることがある。幼い日買い物をする母を待っていた市場の裸電球の明るさとか、子供の頃のある夏の午後、いまでいうゲリラ豪雨に襲われて一瞬にしてスブ濡れになり目の前が膝辺りまで浸水したこととか、とるにたらないけれど自分自身にはいつまでも忘れられない記憶。
大学からの帰り路、駅を降りて預けた自転車を取りに行く道。つきあたりには行きつけの甘味処、左に曲がればそこにしか売っていないボールペンがあったバースくん御用達の文房具屋。卒業式の前日、そこには「ルビーの指輪」が流れていた。別になんてことないけれど、ボクには大切な道の記憶。
それがここ数日、毎日ニュースの度に防犯カメラの映像として映る。信じ難い惨い事件。自分のすぐそばで起きたような気がして、ただただ無言でテレビを見つめるしかない。誰が…、今どこに…、何で…
ニュースではグーグルの地図が使われている。ボクの生まれ育ったところ、消防署、通った小学校、スーパー、児童公園、そして祖父母や父が眠るお墓などなどなど、全部目に入ってくる。事件なんて無縁の地だと思っていたのに。
映る地図、あと1㎝も左に振れば先日話題をさらった芥川賞作家又吉氏の実家やら、彼が通った中学校やら、そしてボクの母の実家だったりが映りこんでくる。そんなそんな本当に平凡な町。ボクのふるさと。
なにがどうなっているんだろう。どうなったんだろう。想像を絶する事件の有様、男の子は…。
むしょうにかわいそうで、むしょうに怖くて、むしょうに不安で、むしょうにハラが立って、なんだか腰が据わらない。一日も早い事件の解決をなんてうそ臭い気がしてくるほど重たいけれど、やっぱりそれしか言う言葉はないのが現実・・・・・・鳥取のイベント情報サイト ジャングルズームノマップ鳥取