バースくんの今日も発車オーライ♪

小さな町の広告代理店。働く「バースくん」の日々のおしゃべり

定礎

2015年08月03日 | Weblog
まっすぐな、まっすぐに、直線1000m。内らちの攻防もなく、外枠だからといって大回りを余儀なくされるわけでなく、ひたすらその実力で一直線を走りきる「アイビスサマーダッシュ」。テレビ中継のカメラワークも抜群に、ドドドッと馬がゴールに向けて走る走る走るー。いやぁー毎年見るけどこのレースは最高だ。1位鞍上のミルコ・デムーロが言っていた「日本にはストレートがなんで少ないんだろうと思っていた」と、まったくだ。バースくんは年に一回しか見られないこのストレートコースの競馬が大好きだ。1着馬は「ベルカント」その名の意味は「美しい歌」、ぶっちぎりの1着でさしずめオペラのクライマックス、独唱・絶唱だった。すごかった!!
だから暑いのも仕方ないのだ。この「サマーダッシュ」の開催されるあたりが一年で一番暑いときと相場が決まっている。ここが頂点、ここが最高点、あとは下るだけだもん辛抱しよう。
そんなことを思いながら今朝の出勤のバスの中、道路の両脇の大工事を見ながら「栄枯盛衰」と「時間」を思う。この地にその昔大きな工場が建てられるのを目の当たりに見て育ち、しっかり稼動している工場を横目に何十年か通勤した。やがて会社は無くなり建物は取り壊され平地となった。そして今また新しい別の工場が幾つか一斉に建築を始めた。もう片側だってそうだ。ボクがこどもだった頃平地にドーンとボーリング場が出来て、近くに住んでいたボクもよく遊びに連れて行ってもらった。それが建物はそのままスーパーとなり、そしてやがてひっそりと建物全部が取り壊された。そこに今朝は見上げるような土が盛ってあった。重機が幾台も入っている。聞くところによれば、今度はパチンコ屋が建つのだそうだ。それがたった50年足らずの出来事なのだ。山あり谷あり、時間はきっちり流れていて…。
友人の趣味は、古いビルなどの定礎板や定礎石を見ることだ。そう竣工年月日等を彫り込んだ石だ。一緒にあの年月日を見ると、ふっとその時間の重さを思う。今度建つ新しい建物はどれくらいの寿命なんだろう鳥取のイベント情報サイト ジャングルズームノマップ鳥取