バースくんの今日も発車オーライ♪

小さな町の広告代理店。働く「バースくん」の日々のおしゃべり

11月

2012年11月21日 | Weblog
どんよりとしたねずみ色の雲が重くかかって、時雨が来てまた去っていく。山陰という名が一番ふさわしい月が11月だと、ボクは思っている。こちらに引っ越してきたとき「弁当忘れても傘忘れるな」という土地柄だと教えられ真に受けたバースくん、高校3年間一日も欠かさず学生鞄の一番底に折り畳みの傘を忍ばせていた。おバカに念が入っているのは、昔からだ。小春日の少ない11月、暗い空の下、定番に思い出すことが多い月でもある。
聞きたくなる音楽は、サンタナの「哀愁のヨーロッパ」だ。駆け足でやってくる夕暮れどき、コタツの中、綿入れ(!!)を着てみかんを食べながら、ラジオから聞こえてくるそれを聞いていた。視線を上げると、祖父がきちんと毎日ねじを巻いていた古い時計が時を刻んでいた。大きなステレオスピカーとその時計が妙にマッチしていたなと今でも思う。
時は遡り、記憶も怪しい幼稚園のころ。やっぱり思い出すのは、ケネディ暗殺だ。飛行機からバラまかれる色紙の号外、稲刈りの田んぼにひらひらと落ちてきた。そしてそれに気を取られたボクは、乗せられていた父の自転車の車輪に足を巻かれた。痛みより、撒かれる号外のひらひらをしっかりと思い出す。
そして一昨日、メールでそれは見事な紅葉の写真を送ってくださる方があり、紅葉より黄葉の方が絶対にきれい!!と主張していたボクは前言を撤回した。燃えるような紅葉って本当にあるんだと知った今年の11月。迫りくる年末に追いたてられそうで、でもまだじっとしている11月鳥取のイベント情報サイト ジャングルズームノマップ鳥取