バースくんの今日も発車オーライ♪

小さな町の広告代理店。働く「バースくん」の日々のおしゃべり

小鳥も血汐も

2012年11月26日 | Weblog
齢半世紀以上を越して、ボクもまあそこそこ長くやってきたと思うけれど、今年ほどきれいな紅葉は今までみたことがないように思う。山に行かなくても、毎日の生活の中でも十二分にきれいだ。我が家の門扉にかぶさるように植わっている孔雀もみじも、大層にきれいだった。例年は、どちらかと言うとどす黒い赤とでもいうような、紅葉したのか枯れたのか?といった感じでだらしなく散っていたのだ。それが今年は、実にきれいな濃い濃い赤になって、そして驚くべきことに、一夜にして一瞬にして全部の葉を落とした。ちなみに我が家の孔雀もみじの品種名は「血汐」という。今年ばかりはまさしく「血汐」色して、その名にふさわしく激しい情熱の色をして潔く散った。
与謝野晶子の歌に「金色の小さき鳥のかたちして いちょう散るなり夕日の丘に」というのがあるが、それでなくても大好きな黄葉も今年は尋常ではないくらいにきれいで、歌のとおり金色だ。そしてこれもまた一夜、一瞬に散る。巷間言われるように、それは一日の気温の寒暖差の大きさによるものだろうけど、それにしても今の世の中を象徴しているような気がしてならない。
芝居の台詞に「咲いて見上げる花よりも、散って桜の名がほしい」というのがあるけれど、散り際の美学もまた過信してはいけない。
選挙、選挙で一夜にして消えるもの、生まれるもの。その生まれてくるものの異様さ…。ニュースを見るのは、気が重い。なんだか全然別なところで、から騒ぎをされている気分とでもいうのだろうか。さてさて、能で紅葉狩をしている美女たちは鬼、これをやっつける平維茂は現れるのか!!ふーむ、絶対そんな人現れないと思う方に、バースくんは100ガリンペイロ!!鳥取のイベント情報サイト ジャングルズームノマップ鳥取