京都市内の観光地を周遊する2階建てオープンバス「スカイホップバス京都」の新型車両がこのほど、京都市下京区の定期観光バス乗り場で披露された。車いすで乗車が可能になり、2階の半分に屋根を付けて冷暖房を完備。今月中旬から導入し、より快適に観光が楽しめるようする。
スカイホップバス京都はバス大手の日の丸自動車興業(東京)、JTB(同)、京阪バス(京都市南区)が設立したスカイホップバスマーケティングジャパン(東京)の運営。乗り降り自由な周遊型観光バスで、昨年4月から、京都駅を起点に二条城や金閣寺など12停留所を巡っている。
新型車両は2階46席のうち、前方の20席に屋根を付けた。1階の8席と車いす席1席も新たに設け、冷暖房を完備。雨天時や寒さ、暑さが厳しい季節でも利用しやすくする。
試乗した車いす利用者のデザイナー藤田隆永さん(29)=大阪市=は「スロープが低い位置で見えやすく、安心して乗ることができた」と話した。
京都新聞