今日は七草。料理担当者にとっては嬉しい、献立指定行事です。
七草がゆだけではものたりないですが、あまりこってりしたものを添えると、お正月のごちそうで疲れた胃を休めるという趣旨にそわなくなるので、ちょっと地味めに、ゆりねの甘煮とししゃもにしました。
以前、ゆりねの甘煮を紹介した時、「こんなの食べたことない」「ゆりねなんて知らない」というコメントをけっこう頂きました。
母はよく作ってくれたんですが、マイナーな料理だったのね
ゆりねというのは、こういうものッス。
いたみやすいので、おがくずでくるんで保存します。
八百屋さんや、スーパーの野菜売り場でも、おがくずを詰めた箱に入れて売ってます。
これをばらして煮込むんですよ。
甘味があって柔らかいので、おいしいですよ。
わたしは普段、2個使うんですが、今回は1個しかないので、卵とじにしました。
世界で一番簡単な七草雑炊(2~3人分)
1 スーパーで「七草がゆセット」を買ってくる
2 セットに入っている野菜を実と葉に分け、食べやすく切る
3 鍋に水250㏄、だしのもと小さじ1、七草の実を入れて中火にかける
沸騰したら弱火にし、実に火が通って柔らかくなるまで煮込む
4 葉を入れて、再び沸騰させたら、しょうゆ小さじ1/2を加える
5 ごはんを入れてさっとひと煮立ちさせる
ゆりねの甘煮卵とじ
1・ゆりね(大1個)の茶色い汚れを包丁で薄く削る
水に5分くらいつけ、さっと洗って水気を切る
・卵(1個)を溶いておく
2 鍋に水とゆりねを入れ、水1/2カップ、だしのもと小さじ1/2、さとう大さじ1・1/2、みりん大さじ1を入れてさっとまぜる
しょうゆ小さじ2を加えてさっとまぜる
3 中火にかけ、沸騰したら弱火にして煮込む
4 汁がほとんどなくなったら、溶き卵を入れ、お好みのかたさになるまでまぜる
わたしはおかゆのねちゃねちゃした食感があまり好きではないので、ごはんを入れたらさっと煮立てるだけの雑炊にしています。
母には、介護食のおかゆに汁をかけ、雰囲気を出すためにちょっとだけ具を入れました(口に入れる時はごはんとお汁だけ)。
ゆりねもスプーンですりつぶして出してみました。
どちらも、おいしいといって食べてくれましたが、やっぱり繊維が口の中に残るので、口腔ケアティッシュを指にまきつけ、さっと取り除きます。
普段、何気なく食べているものでも、組織がしっかりしていて、食べるのが大変なんですね(^◇^;)
あんなのなら、食べたいんだけどな。
ゆりねはほっこり甘くて柔らかくて、おいしいですよ^^
私もそれがお粥の嫌いなポイントかな
あと、味がないのも好きじゃないかもしれない(笑)
雑炊は好きなのですけどね
あれは旨みが凝縮されているしな・・・
まぁ・・・お粥専門店のお粥は味もついているので、美味しいものもありますけどね
ゆりね・・・
今まで謎のヴェールに包まれていたアンジーさんの秘密兵器が披露されましたね
ゆりねの甘み・・・味わってみたい