ハンガロリンク・サーキットは雨がぱらついています
その中で決勝がスタート
全車インターミディエイト(雨用)タイヤを履いています。どうも、雨はすぐに上がって路面が乾いていくようなので、いつドライ用のタイヤに替えるのかが一つのポイントになりそうです。
5/70 ベッテルがコーナーで大きくふくらんでしまいました。その隙を突いて、2位のハミルトンがトップに出ます。
11/70 真っ先にピットインしたのはウェバー。スーパーソフトにはきかえます。
マッサも同じく。これがどう出るか。
可夢偉選手は、現在8番手を走行中。
12/70 バトンがちょうどスーパーソフトにはきかえてコースに戻ってきたんですが、まだ路面が濡れているのか、滑りまくっています。
13/70 ハミルトンがピットイン。ベッテルもそれに合わせてピットイン。
コース上で順位を争っているライバルと一緒にピットインするのは、「合わせこみ」という定石のようです。
1 シューマッハー ←2 ハミルトン ←3 ベッテル ←4 バトン
シューマッハーはまだピットインをすませていないので、みかけ上の1位です。彼のペースに引っかかると、後続のライバルに差を詰められてしまうので、ハミルトンはシューマッハーを何とか抜いて行きます。
14/70 ピットインが早かったのでタイヤがあたたまっているバトンがベッテルを、ウェバーがアロンソを抜きます。
このように、ライバルより早めにピットインして、自分のパフォーマンスを良くしておく作戦を「アンダーカット」というそうです。
37/70 アロンソがピットイン。これもライバルより早く入るアンダーカットのようです。
コースに戻ったアロンソは、いいタイムを刻んで行きます。
一方、ウェバーはタイヤのパフォーマンスが落ちて苦しいペース。アロンソより4秒も遅いタイムになってしまいます。
どうも、ピレリタイヤは、ある一線を越えるとガクッとパフォーマンスが落ちる特徴があるようです。
パフォーマンスが落ちてしまうと、ウェバーのように極端にタイムが遅くなってしまうので、兆候を感じ取ったらすぐタイヤ交換した方がいいようです(何だかわたしの○○○ーみたい)。
40/70 たまりかねたウェバーがピットイン。ソフトタイヤにかえます。
アロンソの後ろの5番手でコースに復帰。
ハミルトンも「このタイヤで9周走ってね」とチームラジオを入れられていたのですが、もたなかったようでピットイン。スーパーソフトにかえます。
41/70 ベッテルがピットイン。
ベッテルもタイヤの摩耗のせいでタイムが落ちていました。
そのため、アロンソの後ろでコースに戻ることになりました。チームの判断ミス。
45/70 しかし、ベッテルはコース上でアロンソをオーバーテイク
3位表彰台圏内に上がります。
なおも、前を行くバトンも抜いてやるとばかりにとばします
1 バトン ←2 ハミルトン ←3 ベッテル
上位はこの3人の三つどもえの争いになっています。
52/70 バトン vs ハミルトン
マクラーレン勢同士のすごいバトル
バトンは KERSもDRSも使いますが、ハミルトンが前に出ます。
少し前から雨が降っていたので、ウェバーがピットインしてインターミディエイトタイヤに履き替えます。
ハミルトンもそれに続きます。
しかし、路面は思ったより乾いているようで、インターミディエイトではタイムが出ません。
ウェバーはたまらずピットインしてソフトタイヤに履き替えます。
ハミルトンもペースが落ち、アロンソに抜かれてしまいます。
ハミルトンはおまけに、ドライブスルーペナルティーもくらってしまいます。さっきスピンをしたのが走行妨害ととられたようです。
可夢偉選手が走っているあたりも熾烈な争いです
7 可夢偉 ←8 ディ・レスタ ←9 ブエミ ←10 アルグエルスアリ
4台が連なってバトル。ピットストップの回数を少なくする作戦の可夢偉選手はタイヤが苦しいようで、11位までポジションを落としてしまいました。
リザルト
1 バトン(マクラーレン)
2 ベッテル(レッドブル)
3 アロンソ(フェラーリ)
4 ハミルトン(マクラーレン)
5 ウェバー(レッドブル)
6 マッサ(フェラーリ)
7 ディ・レスタ(フォース・インディア)
8 ブエミ(トロ・ロッソ)
9 ロズベルグ(メルセデスGP)
10 アルグエルスアリ(トロ・ロッソ)
11 小林可夢偉(ザウバー)
12 ペトロフ(ロータス・ルノーGP)
13 バリチェロ(ウィリアムズ)
14 スーティル(フォース・インディア)
15 ペレス(ザウバー)
16 マルドナド(ウィリアムズ)
17 グロック(ヴァージン・レーシング)
18 リチャルド(HRT)
19 ダンブロシオ(ヴァージン・レーシング)
20 リウッツィ(HRT)
リタイア…コバライネン(チーム・ロータス)、シューマッハ(メルセデスGP)、ハイドフェルド(ロータス・ルノーGP)、トゥルーリ(チーム・ロータス)
ファステストラップ:1分23秒415 /フェリペ・マッサ(フェラーリ)
雨が降ったりやんだり、めまぐるしくコンディションが変わるこういうレースはやはりこの人ですね。バトン。
彼はこういう時の判断力が実に素晴らしいんです
ベッテルはチームの戦略ミスで順位を落とした後、よくアロンソを抜いて前に出ましたね
こういうところに実力を感じます。
全戦全勝できるわけではないので、こういう時に2位につけておくというのは、大きかったと思います。
可夢偉選手は、2ストップ作戦だったようですが、やはりあまりにもタイヤが苦しかったようです
コース上でオーバーテイクできる選手なので、ピットストップを少なくする以外の作戦も考えてあげてほしいように思います。
何より、車自体をできるだけ速くしてほしいですね。
でも、全体に、トップドライバー同士のバトルが見れた、すごく見応えのあるレースだったように思います o(゜∇゜*o)(o*゜∇゜)o~♪
日本ではお盆にあたる8月中旬、F1も夏休みになります
次は8/26~28のベルギーGPで~す。