今日は、ある意味メモリアルな試合になりました。試合開始前、発表された阪神のスタメンの中に、金本選手の名前がありませんでした。
金本選手は、今季は開幕から肩の具合が悪く、本来のプレーができずにいました。
「これ以上チームに迷惑はかけられない」と、自分からベンチスタートを監督に申し出たそうです。
真弓監督は説得したそうですが、兄貴の決意はかたく、提出５分前にオーダー表を書きかえたそうです。
ここまで続いていたフルイニング出場が、ついに１４９２試合でストップしました。
このところ調子が上がってきたように見えていましたが、金本選手自身が自分の体の声を聴いて、決断したのでしょう。
金本選手にかわり、今日は新井選手が４番を務めました。
阪神の戦いやいかに。
阪神 
横浜阪神の先発は開幕投手の安藤。
ここまで、ピリッとしないピッチングが続いていましたが、今日も２点を先制されます。
４回表：鳥谷がヒットで出塁。盗塁もきめて、二塁へ進みます。
ブラゼル、桜井の連続タイムリーで、同点に追いつきます。２－２
５回裏：安藤粘れず、早川に２ランを打たれます。２－４
今日は横浜の早川選手が大活躍しています。
６回表：桜井のタイムリーで１点を返します。３－４
８回表：フォアボールの鳥谷、ヒットの城島を置いて、ブラゼルの逆転３ラン
６－４裏：昨日はホームランを打たれた久保田が、リベンジ。無失点で切り抜けます。
９回表：無死満塁で４番新井にタイムリーが出ます
７－４城島の犠牲フライでもう１点追加。８－４
裏：あとは球児で締めるだけ。新オーダーの阪神が勝利
金本選手の連続フルイニング出場は今日で途切れましたが、８回に代打で出場したので、連続試合出場はまだ続いています。
真弓監督も、連続試合出場は今後もサポートしていきたいと言っています。
あと８試合でフルイニング出場が１５００試合になるのところでしたが、調子が悪いのに記録のために出場し続けるのは、金本選手のプロのプライドが許さなかったのかもしれません。
打撃だけならともかく、昨日は守備で、送球を地面にたたきつけてしまうというミスがあり、本人も、「これはいけない」と思ったのでしょう。
記録はいつかは途切れるもの。自ら幕を引いた潔さに、ここは拍手をおくるべきでしょう。
若い頃、監督が、「休まない選手が一番ありがたい」と話すのを聞いて、「それなら自分にもできるかもしれない」と連続出場を目指すようになった金本選手。
強い体、厳しい自己管理とともに、どんな時でも結果を出し続ける力がないと達成できない記録です。
偉大な記録に心から拍手をおくるとともに
まだ続いている連続出場記録を１つでも多く伸ばしていってほしいと思います
いつもみんなのお手本になってくれる金本選手
本当にありがとうございます！