酒と畑に戯れるオヤジな私

酒を飲み、土を耕し、人と語り、日々に感動しながら楽しく生きるブログ

甲斐の国 ディベート研修

2005年06月17日 | コミュニケーション
この県の象徴 「武田信玄公」の銅像がJR駅前に 燦然と輝いていた

この信玄の息子 勝頼の評価は 従来低い

長篠の合戦で なんの策もなく織田信長に破れ 武田家滅亡の因をつくった

その勝頼の評価が 最近変わりつつあるという

人望もあり かなりの善政を施し 有能な武将であるとする歴史学者が現れたらしい

400年以上も昔のことだ 従来の説・伝承が覆されても おかしくはない

そもそも なにごとも2面性がある


今回のセミナーは 中堅職員27名による「ディベート」だった

テーマは2ツ

(1)ゴミ収集を有料化すべし  (2)夫婦別姓案を推進すべし

6ツのグループにわかれて討論をしてもらった

ディベート訓練の面白さは 論題の肯定者、否定者が逆の意見グループに入ることにある

はじめは 皆とまどう  これは当然なことだ

自分の意見とちがうこと「異見」で相手陣営と闘わなければならない

そのとまどいも 時間が解決してくれる

2日めには堂々の論陣を張って ゲームに参加するようになる

もちろん ディベートは洗脳ではない ものには2面性がある

たとえ 自分と異なる考え意見をもっている者でも 即否定しない

人間、住民としての まず存在を認めようというものだ


研修を終了しての みなさんの感想

行政にたいする住民のクレーム、不満、窓口応対
                                            
相手の立場、相手の意見・考えをまず尊重 しっかり言い分を聞いていきたい

中堅職員のうれしい 覚悟でした











ひと言の効用

2005年06月14日 | コミュニケーション
ときどき見かけるラッシュアワー風景

ギッシリ混んでいる車中でモゾモゾ蠢き始める者がいる

意思はよくわかる

次の駅で降りたいのだ

声は出さない

ひたすら 身体をゆすってくる

”私はこのつぎの駅で降りるんだ ちょっとどけ!”

このメッセージを発信するのは 残念ながら私の世代に多い

中高年男性だ


そんなときの私の反応

”ひと言もいわない奴を降ろしてなるものか”

ケンカになってはつまらないので 電車の揺れ ブレーキを利用する

ごく自然に そいつをなんとかドアーから奥へ閉じ込めようと画策

さらにあわてふためき 全身をふるわす「敵」

ほどよいかげんで 通路を譲るが なんとムダなエネルギーを消費しているのかと思う


こんなときこそ ひと言かける

「おりますよ」 たったの5文字

少し丁寧に「すみません おります」

乗客全員の協力が得られるはずだ ひと言の説得力は馬鹿にできない

ひと言多いひとは それこそ多い 顰蹙を買う

ときにはひと言少ないコミュニケーションにも 思いを馳せたいものだ





畑の月光仮面

2005年06月12日 | 無農薬野菜作り
最高33度まで記録した今日の畑 実に暑かった

にんじんは案の定まだ若く キアゲハの幼虫は姿を見せない

カボチャ きゅうりに付着して悪さをするという ウリバエがチョコチョコしていた

これは まだ手で除去できる

里芋 やつがしらが雑草に巻き込まれ悲鳴をあげていた

4つの畝をきれいに刈り取ることができた


昨日は少しアルコールが残っていたため 畑の休養日

日曜の今日は 元職場で一緒だった夫婦もいない

妻はこれも前からの友人との約束で 歌舞伎座へ行ってしまった

ひとり黙々と 若山玄蔵DJのラジオを聞きながら 草刈に専念した


一段落したところで師匠Yさんの畑を訪問した

500本以上というきゅうりの世話をしていたYさんと話し込む

きゅうりのつるにいた”くさかげろう”の幼虫を初めて見た

ミドリ色で 水滴より さらに小さな まるで朝露のような幼虫

成虫になると あぶらむしの天敵になるという

1000匹のあぶらむしを退治する 畑の「月光仮面」だ


畑仕事は実に奥が深いと思う

こうしてYさんと交わす 何気ない会話の中から得る知識

まさに 異質なコミュニケーションの極まりだ


帰りの車のラジオでカープが楽天に負けたことを知った

残念だが パリーグという異質な集団との交流戦

結果はどうあれ 力をつけたにちがいない

後半戦が楽しみだ








じじ ばば 箱根をゆく

2005年06月11日 | 酒の席
元の職場の面々 じじ3人 ばば3人で箱根の一泊旅行だった

旅行記の前に まず感謝と お礼を申しあげます

後輩H夫妻のキアゲハ作戦には 多くのブログ友のアドバイスをいただきました

6月27日には まだ時間の余裕もありますので 子どもたちに喜んでもらえることでしょう


さて 箱根路の旅

新宿から小田急ロマンスカー それも最近投入された新車の50000型

さらに先頭車両とくれば これは幹事の大手柄  座ったとたんに賛辞の嵐だ

ホロ酔いの身体に小雨も心地よく 湯元から宿泊地「一の湯」までゆっくり歩いた

この旅館 思えば31年振りの訪問だ ほとんど変わっていない 木造の純和風のつくり 

じじ ばばには堪えられない郷愁すら感じられるたたずまいだ

温泉につかり 食事の後は 館内のカラオケで楽しんだ

曲目はそこはそれ平均年齢に即して 妥当な選曲だ

「銀座カンカン娘」「異国の丘」「お富さん」に「青い山脈」

極め付きは「鐘のなる丘」 これは6人の大合唱で幕を閉じた

翌日はバスで芦ノ湖へ 

成川美術館で 日本画を観賞した 入り口までエスカレーターが設置されていた

高齢者にもやさしい施設だ

眼下に芦ノ湖が一望 思わずシャッターを押した


帰りはまたも50000型

ウトウトする者 すっかりの熟睡者 あるいはまだまだ頑張って飲むスゴイ人

それぞれ満足しながらの新宿到着だった


ここでいつもは解散し 次回を期すのが慣わしだ

それが今回はなんと グループの最長老71歳の先輩Kさんの エンジンがかかった!

池袋で食事をしようという

よほど嬉しかったにちがいない


池袋西口 「ひさご」でのホントの解散式は10時になっていた

引退後の気のおけない人たちとの交流 これからも大切にしていきたい

みな 同じ思いを胸にたたんで帰路につきました







揚羽蝶の幼虫

2005年06月08日 | 無農薬野菜作り
後輩の若い夫婦が 環境問題にとりくんでいる

5月2日に紹介した 「足立グリーンプロジェクト」のH夫妻だ

公立の荒地を見事に農園に変身させた功労者

いろいろな事業を展開しているが 6月27日に小学生を招待する

招待の内容は その日のために養育してきた 揚羽蝶の幼虫がふ化するところを見せること

子どもたちに自然の神秘を体験させ あわせて命の大切さも肌で感じてもらうこと


ここで 問題が生じた

にんじん畑にシートをかけ 外敵から守ってきたはずの幼虫が鳥に食われた

20日には幼虫がほしい

あいにく 私の畑のにんじんはまだ幼く幼虫がいない

本人たちも懸命に捜している


                                                                                        そこで 相談です

なにか いい知恵はないでしょうか 教えていただければ嬉しいのですが。


こちらは 東京下町です。生態系を保持するため 関東近辺の幼虫に限るようです。

また にんじんの葉についた蝶の幼虫

除去しないで近くの保育園・学校に持参すると喜ばれると聞きました


幼虫のヒントなどありましたら 後輩を訪問してください

お待ちしております

浅草 1

2005年06月07日 | オヤジのつぶやき
招待券をいただいたので 浅草演芸場へ足をはこんだ

平日でも場内は満員 やっと座ることができた

今日のお目当ては落語の 古今亭寿輔

マスコミには登場しない芸人のひとりだ

「平日のこの時間、普通の人は働いている時間なのに、、まさに高齢化社会」

「昨日 六本木に行ったら若い人ばかりだった  浅草は石を投げると年寄りに当たる」

毒舌(?)をはくたびに 場内は大爆笑だ

文字で書くと 面白くもなんともないこのセリフ

寿輔の話芸 抑揚と間のとり方 語り口でグイグイ客をひっぱっていく

まさに隠れた人気の裏ワザをみた気がした


世の中は広い

知られてなくとも ひそかに力を磨き 精進している人たちが いっぱいいるに違いない

古今亭寿輔師匠の高座をみるたび 新たな感慨が生じます

浅草 2

2005年06月07日 | オヤジのつぶやき
演芸場に入る前に通りかかった 映画館

六区の面影を残している小屋は2軒だけだ

ここでは いまは亡き往年の日本映画のスターたちが 昔の顔 声 姿のままで活躍している

石原裕次郎 加東大介 三木のり平 勝 新太郎の面々がスクリーン狭しと暴れ 

笑いをふりまいているはずだ

3本立てのポスターが それを語っていました

81分の1

2005年06月06日 | 無農薬野菜作り
久しぶりの畑だ

埼玉O町は一昨日の東京ほどの豪雨でなかったようだ

それでも 雑草は見事に育っていた

ネコソギはないので 従来通り 手で除去する

みるみる綺麗になり 達成感に浸る

茄子の苗も 完全に活着し 色も紫 まさに茄子色だ

うれしいことに 早くも 小さいけれどふたつ 実をつけていた

今年 初の茄子だ

そして いまのところこの茄子の苗 師匠の茄子苗と全く遜色ない

同じに育っている

これから差がでることは 目に見えているが いまは至福のときだ


この 小さな茄子は 昨年の茄子の成績 ひと株80個の記録を抜く始めのひとつかもしれない

家に持ち帰り 仏壇に供えることにした


無農薬野菜の道は プロでなくても厳しいものがある

世話が想像以上に手間ひまかかる

ただ 味が一味違う 身体にいい

今年の夏の暑さとの戦いがはじまった




祭りとお酒

2005年06月05日 | オヤジのつぶやき
今日は 地元スサノウ神社の祭礼 本祭りだった

毎年遊びに来る孫たちが都合が悪くなり じじ・ばば2人だけで神社に行った

いつもの金魚すくい タコ焼き屋の屋台も素通り

賽銭箱にお賽銭をいれ 鈴をならして 家内安全 事故安全を祈った

この神社には芭蕉の碑がある

奥の細道の出発地点 深川からの舟をここで降り 日光街道を歩いていったといわれている


ところで 祭りといえばお酒がつきもの

私もきらいではない

むしろ好きなほう いや大好きの部類だろう 飲めばとことん飲む

その酒好き人間が 最近 外で飲んでも早く帰るようになった

このブログのカテゴリーに「酒の席」なんぞを加えているが 

投稿が極端に少ないのに気がついた

理由は 後輩に進められてはじめた ブログにある

飲んでいても気にかかる

義務感まではないが ボードが目にちらつくのだ

昔から日記は文字通り3日と続いた試しがない

これは拙いながらも続いている


理由はひとつ

いろんな人に見られている意識だ

人間 見られている意識を持つ限り なんとか端に迷惑を掛けない生き方が出来そうだ

自宅で冷酒をチビチビなめながら 深酒をしなくなり 喜んでいるオヤジでした


ちなみに 神様に手を合わせ 最近調子の悪いカープの復調を祈ったことはいうまでもありません







誘惑に勝つ

2005年06月04日 | 無農薬野菜作り
農器具のレーキを購入するため「ドイト」に行った

レーキとは 畝を平らにしたり 雑草をかき集める便利な器具だ

1740円 ドイトは安い

購入して帰ろうと思ったら 外は大変な豪雨だった

急にきたらしい 雷も鳴っている

仕方なしに店内を歩いて時間を稼ぐことにした

実にさまざまな商品が陳列されている

見ているだけで飽きることがない

ふと 足が止まった

目が商品に 釘付けになった

除草剤だ!

「ネコソギエースA 3kg 4180円」とある 根こそぎ!


さらに 魅力的な宣伝文句 ヨモギ スギナ 根まで枯らす

外は激しい雨だ

畑の雑草が嬉々とし歓喜の声を挙げていることだろう

これを撒けばと誰かがささやく

また他の声が 8年もやってきたのにと 反論の狼煙をあげる


実にあやうかった 買わずにすんだ

私の意志の強さではない

理由は 「ネコソギエースA」の詳しい説明にあった

”駐車場・道路わき・空き地・墓地・家の周りの除草にお使いください”


人間はいくつになっても弱いもの 楽をしたがるものだ

それはそれで人間らしさでいいのだろうが ネコソギエースを畑に撒かなくてホントによかった