酒と畑に戯れるオヤジな私

酒を飲み、土を耕し、人と語り、日々に感動しながら楽しく生きるブログ

ひと言の効用

2005年06月14日 | コミュニケーション
ときどき見かけるラッシュアワー風景

ギッシリ混んでいる車中でモゾモゾ蠢き始める者がいる

意思はよくわかる

次の駅で降りたいのだ

声は出さない

ひたすら 身体をゆすってくる

”私はこのつぎの駅で降りるんだ ちょっとどけ!”

このメッセージを発信するのは 残念ながら私の世代に多い

中高年男性だ


そんなときの私の反応

”ひと言もいわない奴を降ろしてなるものか”

ケンカになってはつまらないので 電車の揺れ ブレーキを利用する

ごく自然に そいつをなんとかドアーから奥へ閉じ込めようと画策

さらにあわてふためき 全身をふるわす「敵」

ほどよいかげんで 通路を譲るが なんとムダなエネルギーを消費しているのかと思う


こんなときこそ ひと言かける

「おりますよ」 たったの5文字

少し丁寧に「すみません おります」

乗客全員の協力が得られるはずだ ひと言の説得力は馬鹿にできない

ひと言多いひとは それこそ多い 顰蹙を買う

ときにはひと言少ないコミュニケーションにも 思いを馳せたいものだ