「美しい村」の議員日記

南アルプス山麓・大鹿村在住。自給自足農業、在宅ワーカー、2011年春より村議会議員。

地域起こしの話

2009年02月14日 | その他
 昨夜からの雨で、今朝は分厚い雲がたれこめて暗く、異様なほど暖かかった。朝7時前の外気温は何と12度もあって、子どもが「外の方が暖かいみたい」と言うほど。例年なら、その数字にマイナスが付いてもおかしくないぐらいの時期なのに。

 週の初めごろ、日経ビジネスに「日本の未来が見える村」として下條村のことが取り上げられていた。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20090209/185533/?P=1
 下條村は出生率の高い村として有名で、同じ郡内のことだし、ある程度は知っていた内容だったが、昨日の仕事では鳥取県の智頭町の話を聞いた。ここの地域起こしも有名らしくて、2000年に出ている岩波ブックレット(『地域からの挑戦』)は3日で1万部ぐらい売れたとか。もしかしたら、そのころ名前ぐらい耳にしていたのかもしれないけど、「ひまわりシステム」とか、「ゼロ分のイチ村おこし運動」とか、へえ、そんなことやってるんだと思った。最初はたった二人の人間が、全くの四面楚歌の状態からスタートしたのだとか(そういえば、何年か前に村内で開催された美しい村づくりの講演会でも、どなたか、地域を変えるのに、3人いれば始められると言っていた気がする)。
 本当に全国各地にユニークな地域起こしをしている所はたくさんあるのだろうなと思いつつ、また、そこにかかわっていく大学の先生の話もとても面白かった。私の学生時代は、例えば社会科学の学者が地域起こしみたいなものに積極的にかかわっていくようなことは、あまりなかったような気がする。たまたま私のいた大学の先生たちがそうだったのか、東京在住だった私の関心がそういうところになかっただけなのかは分からないけど。今こうして過疎の村に住んで、しかも合併の話が持ち上がったときは、まさに当事者として考えざるを得なかったから、今も仕事で地域起こしの話などが出てくると、すごく興味深い。何かもう一回学生になって勉強し直したくなってしまうような・・・。
 

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