「美しい村」の議員日記

南アルプス山麓・大鹿村在住。自給自足農業、在宅ワーカー、2011年春より村議会議員。

講演会

2009年02月21日 | その他
 昨日の朝は久々の雪景色で10cmぐらい積もっていたものの、じき雨に変わり、おおかた解けて、うちの周囲もまだら模様になってしまった。今日も晴れているし、この先も暖かそうな予報なので、じきに解けてしまうだろう。

 そんな天気の中、夜、基礎自治体のあり方を考える講演会に出掛けた。普段、仕事で毎日のように講演会だの、会議だの、シンポジウムだのをヘッドフォン越しに聞いているので、生の講演会を聴きにいこうなんて気には、めったにならないのだけど、先日、市町村合併や道州制についての話を聞いたときに、何度も名前が出てきた、総務省の市町村合併に関する研究会の座長を務めた人だったので、興味を引かれて出掛けてみることにした。村の広報に出ていたから、オープンな講演会なのだろうと思っていたけど、実際にはほとんど行政関係者ばかり聴きに来ていたような感じで、行政関係者向けの勉強会だったのかしら?と、すごく場違いなところに行ってしまったような感じだった(何せ受付にあらかじめ市町村ごとに参加者の名簿ができていたし)。
 全国の市町村合併の検証を取りまとめた人として、本音のところでどう思っているのか聞きたいなという気持ちもあったけど、質疑応答のときに挙手する人は誰もいなかったし、ただでさえ場違いなところに来てしまった感じだったので、とても質問などできるような雰囲気ではなかった。でも、まあ、最近気になっている道州制や定住自立圏についての話も、現在のところの大体の雰囲気はつかめたので、頭の整理にはなったかなと思う(与党次第という不透明というか、歯切れの悪い部分も多々あったが)。
 定住自立圏については、要は地域振興策なのだそうで、従来の過疎法が箱物主体だったものを、飯田市の場合でいえば医療連携など経常費の支援をするものだという話で少しイメージがつかめてきた気がした。
 何度も繰り返して、こうした町村の連携を大事にした方がいいと言われていた。この地域では、以前から南信州の広域連合など、広域連携はいろいろ行われてきたので、ある種それが当たり前のようにも感じてもいたけど、必ずしも他地域もそうであるわけではないらしい。いずれにせよ、うちの村のような小さな村が村のまま生き延びていくには広域連携は必須なので、今後もそれぞれの町村が独自性を保ちつつ、いろいろな形で緩やかに連帯していけたらいいなと改めて思った。
 
 



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