「美しい村」の議員日記

南アルプス山麓・大鹿村在住。自給自足農業、在宅ワーカー、2011年春より村議会議員。

冬至

2008年12月21日 | 田舎暮らし
 今日は冬至で、今年もあと10日ほど残すのみとなった。昨日、ゆずも買ってきたし、うちの畑で穫れたカボチャも残してある。今年はかなり早い時期に初雪が降ったかと思うと、その後暖かくなったり、寒暖の振れ幅がすごく大きいけど、平均すれば、今のところはやはり暖かめといえるのだろう。今朝は外気温もプラスで霜もなく、午後からは雨の予報。去年の冬至も雨だった。スキー場に雪がないという記事も出ていたけど、この先はどうなるか(取りあえず、この雨の後はまた冷え込みそうな予報)。

 特に寒冷地に住んでいると、寒いより暖かい方が過ごしやすいし、雪が少ないのだって、スキー場にとっては死活問題だけど、一般の生活者には少ない方が楽なので、「温暖化」という言い方は、地球環境問題の深刻さを伝えるのに、やはり適切な言葉とは思えない。二酸化炭素の排出量を減らさなくてはいけないと言われながら、減らすどころか増え続けているのも、一つには「地球温暖化」という言い方では危機意識を十分に喚起できないせいじゃないかとも思えてしまう(というより、地球環境問題を矮小化し、あたかも二酸化炭素が最大の問題であるかのごとき錯覚を与えているとも言ってもいい。何せ二酸化炭素削減のために原発推進とか、どう考えても地球環境の将来を考えたらおかしいことがまかり通っている)。
 とはいえ、これだけ不況になると、当然みんな無駄な出費は控えるだろうから、まず確実にエネルギー消費は減るだろうなと思う。そうなると、地球環境のためには不況も悪くないのかもしれないが、一方で派遣切りや内定取り消しなどのニュースを聞くと、そんな甘いことを言ってられる事態でもない。
 こういうニュースを聞くたびにいつも思うのは、不況で厳しいときこそ、まず雇用は確保すべきじゃないかということだ。平均的な日本人は世界水準から見れば圧倒的にリッチなのだから、ボーナスカットなり、高い給料は減らしてでも、あるいはワークシェアリングなどを取り入れて、何とか人を切らない方策は取れないものかと思う。雇用の確保こそ、企業の最大の社会的責任ではないのか。この寒空に社員寮も追い出そうなんて、本当に血も涙もあったもんじゃない。地方自治体レベルで救済に乗り出しているところが出てきているけど、国も能がない一律の定額給付金なんかより、こういうことにお金を重点的に使うべきなんじゃないかと思うのだが・・・。

つい先日聞いた数字。世界の栄養不良人口は8億5000万人で、年間400万人増加しているとか。一方、栄養過剰人口は13億人。日本の食料廃棄量は220万トン。

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