「美しい村」の議員日記

南アルプス山麓・大鹿村在住。自給自足農業、在宅ワーカー、2011年春より村議会議員。

浜岡原発1・2号機廃炉

2008年12月14日 | 脱原発
中部電力、浜岡原発2基廃炉へ 耐震工事費かさみ(朝日新聞) - goo ニュース

遅すぎるぐらいだとは思うけど、これはやはり裁判をずっとやってきたことの成果だろうと思うと、まずは単純に嬉しい。大体1号機は2001年から、2号機は2004年からずっと止まっているのだし、このまま廃炉にしても、エネルギー供給にも何の問題もない。もう運転開始から30年以上たっている老朽化した原発だ(当初、原発の耐用年数は30年といわれていた)。1000ガルにも耐えるとかいう耐震改修工事にさらに巨額のお金を費やすことなど即刻やめてしまった方がいい。中電だって、本音としては1・2号機はあまり動かしたくないんじゃないかと思っていたけど、やはりそうだったかという感じ。検討中とのことだけど、ぜひこのまま廃炉にしてほしい。

あらためて、地震工学の最新の知見や、中越沖地震で柏崎刈羽原発があれだけ壊れたことをも無視した一審判決のむちゃくちゃぶりもよく分かる。

東海地震がいつ起こってもおかしくないと指摘されて30年以上たち、東海単独でなく、東南海地震と連動して起こる可能性が高いのではないかといわれている。その場合、当然ながら東海単独で起こる場合よりも、さらに巨大な地震になる(特に揺れの継続時間が長くなる)。1・2号機を廃炉にして、新たに6号機を造ることを検討しているとのことだが、新設もとんでもないことだと思う。その場合、ほぼ間違いなくこの巨大な東海・東南海地震に遭遇することになる。そもそも大規模なプレート境界型の地震が周期的に起こることが分かっているこの場所に原発を造ること自体が明らかに不適切なのだから、何とか一つずつ廃炉にしていく方向に行ってほしいものだと思う。

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