「美しい村」の議員日記

南アルプス山麓・大鹿村在住。自給自足農業、在宅ワーカー、2011年春より村議会議員。

台風18号

2009年10月08日 | 田舎暮らし
 今回の台風18号は強い勢力のまま、まさに中部地方直撃ということで、かなり心配した。昨日の夕方のうちに、飯田線の運休が決まり、学校も休校となったので、子どもの送迎の心配はなくなった。ただ、仕事の上で一番心配なのが停電。とにかく台風が近づく前に、きりのいいところまで終わらせて納品してしまおうと思って、昨夜、一生懸命仕事をしている最中に(11時過ぎだったか)何ともう停電。これから台風が来るというのに、しかも夜中にこんな僻地の復旧作業をしてもらえるのだろうかと心配になる。しばらく待ってもつく気配もなかったので、お風呂に入って寝てしまおうと思ったら、もうお湯は冷めていて、電気がないと追い焚きもできないのだった。いや、ごみ薪兼用のボイラーだから不可能ではないけど、雨の中、外に出て火を付ける気にならなかったので、あきらめて寝てしまう。この時点では雨は強くなってきていたけれど、風はほとんど吹いていなかった。
 夜中につれあいがテレビの音が聞こえると言って、停電が復旧していたらしいことに気付く。一体、何時間停電していたのか。その時点で3時半だった。
 さて、昨夜の続きをしなくてはいけないということで、学校は休みだけど、普段と同じ5時半ごろ起きる。でも、雨も風も大したことがなく静か。一体台風はどこにいるのかとテレビをつけると、知多半島に上陸したとのことで、明らかに暴風雨圏の円の中に入っている。やっぱり南アルプスの山々が盾になって守ってくれているのだなと感謝しつつ、仕事の続きをする。無線のお知らせでは停電は全村だったようで、朝になっても復旧していない地区もあったようだけど、うちは早めに復旧してくれて、本当にありがたかった。
 台風は7時ごろには飯田市付近を通過したはずなのに、相変わらず静か。ところが、7時半過ぎだったか、突然ゴーッとすごい音がして風が吹く。これにはびっくりした。本当にそれまで静かだったのに、突然。それは一瞬のことだったけれど、その後しばらくして、また急に風が強くなった。台風がここより北に行って、風向きが北から南に変わった途端、吹き出したみたいだ。ここは台風のときの北風は大したことはなくて、南風だと強く吹くとは言われていたけれど、こんなにはっきりと風の吹き方の変化を経験したのは初めてのことだ。でも、その後は台風はどんどん離れていくので、強風もそう長くは続かず、家の周囲で物が飛んだりするような被害もなく済んだ。トマトのビニールぐらい飛ぶかと思ったけど、それも無事で、背の高いヤーコンが倒伏した程度だった。
 まだまだ台風は東北地方あたりにいるようだけど、どうか他地域の被害も少なくて済みますように。
 

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