「美しい村」の議員日記

南アルプス山麓・大鹿村在住。自給自足農業、在宅ワーカー、2011年春より村議会議員。

蝶の標本

2009年02月24日 | 田舎暮らし
 今の中学2年生の子どもたちが小学校3年生のころから、登下校時に捕虫網を持ち歩いていた。総合学習の時間を使って村内に生息する蝶の勉強をしていて、6年生までの4年間に100種類以上の蝶を同定して標本にしていると聞いていた。何年か前の「伊那谷の自然」にも紹介されていたことがある。2年前、その子たちが小学校を卒業するにあたって、その貴重な標本が村に寄贈されたと聞いて、ぜひ見たいものだなと思いつつ、どこに置いてあるのか今まで全然知らずにいた。
 今日たまたま役場に用事があって行ったら、何とその標本が置いてあるじゃないですか。何年も前からずっと見たいと思っていたものが! 思わず「いつから置いてあったの?」と聞いてしまった。だいぶ前から置いてあるという。役場に行く機会はそんなになかったとはいえ、今まで気づかなかった。
 早速ぱらぱらと見てみる。本当によく似た蝶もきちんと同定されているのに感心した。村に生息する蝶は124種で、そのうち108種収められているという。今度またじっくり見に行こうと思った。ミドリシジミもあったけど、古い物で劣化したせいか、あの美しい青色の標本はぱらぱらと見た限りでは見当たらなかった。何年か前にミドリシジミをうちの近所で見かけたが、実はその後、近所の子供が死んで道路に落ちていたミドリシジミを拾ってきた。小学校に持っていってあげればと言いつつ、そのままになってしまったのだった。せめて写真ぐらい撮っておけばよかったと今更ながら思う。

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