「美しい村」の議員日記

南アルプス山麓・大鹿村在住。自給自足農業、在宅ワーカー、2011年春より村議会議員。

「着工」から1か月

2016年12月05日 | リニア新幹線
 11月1日の起工式に至ってしまった後、やや虚脱感もあって、ブログを更新する気力もわかないまま1か月以上たってしまった。
 3日は恒例の秋葉古道ウォーキング、13日は産業文化祭、19日は上蔵の雑穀祭りといった村の行事。秋葉古道ウォーキングは青木谷だったので、何年か後には工事車両が大幅に増えたり、この景観の中に鉄塔や送電線が入ってしまうのかと想像しながら歩いた。雑穀祭りでは中村養魚場のニジマスが来年までと聞いた。
 リニア関係では、5日、7日に視察に来られた方のご案内、6日は松本の集会でお話をしてきた。10日は長野県環境影響評価技術委員会で大鹿村の工事に関する環境保全計画が議題になっていたので久しぶりに傍聴に行く。外来種侵入防止のためのタイヤ洗浄機がヤード入り口に設置される計画に対して、そんな場所で種子を落とされては困るという委員意見。そりゃそうだと頷きつつも、村内に外来種に対してそこまで意識している人はどれだけいるだろうかと思ってしまったり、専門家のさまざまな意見・助言に対して、どのようにJRが答えるのかを確認してから着工というのが筋じゃないかと、改めて思ったり。
 20日、21日には議会報告会が開催された。議会が確認書や工事着手について4対3で同意してしまったことに対して批判の声をたくさん聞いていたので、大勢参加者があるかなと思ったけれども、残念ながら両日とも7名程と少数だった。特に若い人たちが少なかったのが残念だった。議会報告会は4年前より年2回開催している。2日間で30名以上の参加があった時もあるが、最近は激減している。報告会の持ち方などももっと工夫していく必要があるのかなと感じる。

 リニアの工事は、起工式後から宿舎の建設やヤードの準備工事、また関連工事として道路改良工事も始まっている。釜沢に通じる道は迂回路がないので、時間通行止めになっていても釜沢地区の人たちは通してもらえるようだけど、待たなくてはいけなかったり、工事を中断してもらうのが気兼ねだったりで、不便を強いられているようだ。大河原地区の国道152号線では大型工事車両が通行するため、保育所前と小学校前付近に交通誘導員が立っている。現在の大型工事車両の平均台数は20台程度なので、日中通ると誘導員の方は暇そうに見えるけど、朝夕はかなり車が通ると聞いた。

 作業員宿舎の工事。


 小渋川非常口のヤード準備工事。


 村内の工事の状況や道路情報などは、村のホームページに掲載されている。
 大鹿村リニア情報(工事・道路状況)

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1 コメント

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大鹿村が大好きだった男 (Unknown)
2016-12-06 06:45:18
資料いただきました。子供騙しの内容で、正否の判断がつきません。問題点は指摘してきたので、問題が起きるまで黙っていることにしました。村長選では、問題が起きた場合賛成の村長を吊し上げることができるメリットもあるかな?反対の村長とどちらがいいかな?
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