「美しい村」の議員日記

南アルプス山麓・大鹿村在住。自給自足農業、在宅ワーカー、2011年春より村議会議員。

中学生の歌舞伎公演

2005年10月01日 | 子ども・教育
 2日間にわたる中学校の大鹿祭が無事終了した。中でも、いちばんの目玉は歌舞伎公演。大鹿村は禁令の弾圧をかいくぐりながら、230余年前から受け継がれてきた歌舞伎で有名なところで、後継者育成の願いも込めて、30年前に中学校の歌舞伎クラブができた。今は総合学習の枠を使って継続され、毎年大鹿祭には歌舞伎公演を行っている。
 昨年初めて歌舞伎にチャレンジした次男は、2年めの今年はかなり長いせりふのある役にチャレンジした。短い練習時間の中で、せりふを覚え、複雑な所作を覚えるのは大変なことだと思うが、息子を含め、どの子も本当に堂々として素晴らしい演技を見せてくれて、感心してしまった。
 もちろん歌舞伎だけじゃない。少ない人数の中で、今年は新しいことにチャレンジしようというスローガンを掲げて、よさこいソーランを踊ったり、新たなレクリエーション企画を設けたりしてきた。子供たちなりに120%の力を発揮して、精いっぱい作り上げてきた文化祭。親としては、子供の成長ぶりに驚き、また意外な一面も発見したり、感動で何かうるうるしてきてしまった2日間だった。本当にお疲れさま。
(ちなみに歌舞伎班は今年は30年の節目の年ということで、2週間後に行われる大人の歌舞伎の定期公演にも初めて出演することになっています。)

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2 コメント

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ほんとに可愛い (かざこしの兄い)
2005-10-05 17:46:26
村では、こう言う子供達が大きくなって村を出て行かざるを得ない状況の改善対策を何か考えているのでしょうか。飯田市の場合ようやく動き出したと言うところで、市内の大手経営者も会議などでは活性化とは言うものの、飲んだ時などはもうどうしようもないような雰囲気です。後5年か10年で確実な手を打たないと大変なことになると思うのですが。前は15年以内になどと書きましたが、加速度と言うことを考えるとそんな悠長なことは言っていられないと思うのですが。
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過疎化対策 (Aki)
2005-10-06 09:50:20
昨年の合併話のときに村から示されたシミュレーションでは、人口は1000人弱までは減り続けますが、その後は横ばいだったように思います。私が村に転入して以来、毎年50人ではなくて、大体3年で100人減ってきていました。

村は村でそれなりに考えてはいると思いますが、何をするにも担い手不足は否めないので、行政としての「確実な手」なんて、あるのかしら? 一人一人の村民が、いかに協力しあいつつ自立して生きていくかということの積み重ねしかないと思います。



子供たちが村を出て行くのは、仕方ないというより、むしろ外に出たほうが、逆に村の価値に気づくこともできるのではないかとも思っています。
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